有機認証について
お客様とお話しした際に、弊社の商品が取得している認証が特徴的だと言っていただきました。
海外の認証なので、あまりご存じでない方も多いため、今回ブログでまとめてみました。
弊社商品の製造元である、カンボジアのLexmin社は、多くの認証を取得しています。
EU、米国、カナダの有機認証、オーストラリアのヴィーガン認証のほか、ハラル認証も取得しています。現在、新たに日本の有機JASも取得に向けた手続きを進めています。
1.ECOCERTオーガニック認証
ECOCERT は、フランスのトゥールーズに本部を置く世界最大規模のオーガニック登録認証機関です。
1991年に農学者たちによって設立され、現在では 世界 26ヶ国に現地法人を置き、約130ヶ国で活動を行い、70,000社もの商品に認証を行っています。
5年以上化学農薬、化学肥料を使用していない、圃場で栽培されたものだけが認められ、95%が天然原料であることなど、厳しい基準を設けています。勿論、土壌や原料のみならず、製造過程や最終商品、在庫管理、配送まで、様々な基準をクリアしなければ、認定を受けることができません。
また、認定を受けた後も、年に1回の年次査察があるだけでなく、抜き打ち査察もあり、基準を満たされなければ認証を剥奪され、世界でも非常に厳しい認証基準として知られています。
2.USDAオーガニック認証
USDAオーガニックは、アメリカ農務省(United States Department of Agriculture)によるオーガニック認証制度。
日本の「有機JASマーク」が農林水産省によるオーガニックの認証制度であるように、USDAオーガニックも国が基準を定めた認証制度ですので、この認証マークがあるということはアメリカ農務省によるオーガニックの基準をクリアした製品であることを意味します。
3年以上化学農薬・化学肥料を使用していない圃場で栽培されたものが認められます。使用するオーガニック原料の割合によって100% Organic、Organic(95%以上)、Made with Organic(70%以上)、Specific Organic Ingredient(70%以下)の4つのカテゴリーがあり、LexminはOrganicの認証を取得しています。
Organic認証では「有機原料が、全成分の95%以上で、かつ残りの5%も国が認めた合成物質・天然物質でなければならない」等の細かい基準が設けられており、世界でも厳しい認証として知られています。
3.CORオーガニック認証
COR(Canada Organic Regime)は、カナダのオーガニック認証マークです。
農作物、お酒を含む加工食品につけられ、95%以上の有機素材を含み認定された製品に対してのみ許可されています。
日本の有機JAS制度とカナダのCOR制度は、両国の有機制度が同等であると相互に認めています。
4.EUオーガニック認証
EUオーガニック認証、通称ユーロリーフは、EUの政策執行機関「欧州委員会(Europian Commission)」が制定するオーガニックの規則に則って生産・加工されたものであることを証明する制度です。EU加盟国で食品に有機表示をするために必須となります。
栽培から消費に至るまでの全ての過程において、EUの規定に則った周期的な検査を受けることが必要で、加工品においては原料の95%以上がオーガニックであることを証明するもの農業原料がEU内で生産されているかによって、EU Agriculture、non-EU Agriculture、EU/non-EU Agricultureの3種類に分類されます。Lexminはこのうち、non-EU Agricultureの認証を受けています。
5.まとめ
以上がLexminが現時点で取得している有機認証です。弊社調べでは、日本に流通しているモリンガ製品でここまで海外の認証を多く取得しているものはほぼなく、弊社商品の特徴と言えます。
これらの認証は、取得する際だけでなく、維持継続するために、多くの査察に対応したり、多くの書類を提出したりと、日々多大な労力をかけています。
こういったチームの皆んなの努力が、少しでもお客様に魅力として伝わるよう、引き続き我々も情報発信を行っていきたいと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?