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私たちは一体何者か
皆さんは、「動的平衡」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この考え方を世に生み出した、分子生物学者の福岡伸一先生の言葉を引用すると、
"生命体を構成する物質、原子が、外界との間で入れ替わりを繰り返しながら、生命体自身は自己同一性を保っているということ"だそうです。
(小難しいわ!!)
別の言葉を引用すると、私たちは、何らかの物質的基盤があるわけでなく、”流れゆく分子の淀み”だというのです。
(は?どうゆうこと?)
私たちは常日頃、「自分」というモノが存在すると思っていますが、たとえば 消化管だったら2,3日で、筋肉なら2週間、血液細胞でさえ数か月で
すべての細胞が入れ替わってしまうそうです。
(お肌のターンオーバーみたいなもんか)
つまり、常に消滅と生産を繰り返し、動き続けている、無数の点のようなものを、どこかしらで区切って、
そこに確固たる自分がいるような錯覚を起こしているのです。
(ん?私って今もブルブルしてるのか??)
「私は一体何者なのか。」
(「私は何がしたいのか」「私はここに居て意味があるのか」。。。という問いも含めて。)
この問いは、どんな人も人生で一度はしたことがあるのではないでしょうか。
でも、この動的平衡の観点から見ると、そんな問いに、意味はないのかもしれません。
だって、身体の細胞は数か月で全て入れ替わり、今日の私と明日の私でさえ、全く違う人間なのですから。
ただ一方で、こんなことも思うわけです。
私たちは、自分が、常に変わり続ける”流れゆく分子の淀み”だと、体験的に知っているからこそ、
「私はいったい何者なのか」と問いてしまうのではないかと。
もし私たちが、自分が変わらないことを体験的に知っていれば、自分の存在に疑問をもつことさえ なかったのではないかと。
だからこそ、自分は何者なのか分からない自分も、何者かでありたいと願う自分も、それは私が私である唯一の証で、
愛おしく、かけがえのないものだと思うのです。
遅ればせながら、私たち合同会社 SHINAL Japan は、銀行員として、カンボジアを担当していた2人の人間が設立した会社です。
ご多分に漏れず、何者かでありたいと願った人間同士が共鳴し、恵まれた機会と沢山のサポートを得て、この事業を始めました。
これから少しずつ、このブログの中で、どんなものを皆さんにお届けしたいのか、どうしてこの事業をしているのか、この先どんなことがしたいのか、
お話していきたいと思います。
まずは、そんな人間達が、日本の片隅で 何かを始めたんだな。ということを、皆さんに知って頂ければ嬉しいです。
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それではまた。
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