10/31 品川港南100人カイギVol.3振り返り
みなさん、こんにちわ。10月の最終日、31日に「品川港南100人カイギ」の第3回目を開催しました。遅れましたが、あとで振り返りができるように、記録に残しておきたいと思います。
品川港南100人カイギVol.3の5人の方々
今回は男性2名、女性3名にご登壇頂きました。登壇者の中には、今後はこの品川港南100人カイギの運営側に回って頂く方もおり、このカイギも少しずつですが体制、内容の強化が嬉しいことに進んでいます。
1人目:岡部 知行さん
最初の登壇者は、NPO法人 リスク共生社会推進センターの岡部さん。港南に本社があるメーカーのコーポレート部門において、製品の全社リスクマネジメント業務に従事。この10月で港南勤務歴が丸5年。
100人カイギが大好きで、各地のカイギに参加してきた岡部さんは、勤務先である品川港南にカイギが来るとのことで、自ら進んで運営を手伝ってくれることになりました。11月からは運営側に回って頂く前に、登壇して頂きました。
そんな岡部さんはまだリカレント教育、リスキングという言葉が一般的になるずっと前、2010年頃から本業業務と社会人教育の両立に取り組んできました。MOTの科目履修生を経て、「働きながらでも博士号はとれる」ということを手応えを掴んだ岡部さんは、2014年4月に長岡技術科学大学大学院に入学。数年後見事に博士号取得に至ったそうです。
博士号習得後、本業の傍ら、 NPO法人 リスク共生社会推進センターのユニットリーダーとして、安全やリスクに精通した高度専門職業人の育成や、家電製品等の身の回りにある製品のリスクを考えるワークショップ等、各種のプロジェクトに奔走しています。
2人目:多田羅 葉子さん
2人目は大学卒業後、フランス企業の日本支社で働き、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、世界各国の人と仕事をこなし、その後真逆のバリバリ日系企業に転職し、現在は同社のブランドマーケティングに従事する多田羅さん。
仕事とプライベート合わせて世界30か国以上を旅した経験ある活動的な方です。
そんな多田羅さんですが、実は今年自分でも考えてもみなかった病気にかかり、手術、闘病の経験をしました。しかし「転んでもただでは起きない、人生笑いをモットーに」とプラス思考の多田羅さんは、この経験を何かに活かせないかと考え、闘病者同士のコミュニティ活動に自ら参加する等、積極的に過ごしました。
そして闘病生活を乗り越えた後は「闘病のご褒美に」と、あるつながりから米国西海岸パームスプリングの豪邸に招待され、8台のフェラーリの中から好きなものでドライブを楽しむという経験をしています。この流れには参加者一同、皆驚きながら多田羅さんの話を楽しんでいました。
3人目:藤本 千春さん
3人目は、いけばな「古流」から花の世界に入門し上席師範の資格を取得、英国発ジェーンパッカーフラワースクールでインストラクターディプロマ取得後、様々な活動を経て、現在はこの街を中心に花を通した社会貢献活動として、「一般社団法人キッズブーケプロジェクト」を運営する 藤本千春さん。
品川港南の開発がまだ始まったばかりの今から17年前、「この街の未来を買いたい!」と旦那様を説得して、港南住民となった藤本さんは、
「住民:子育てママ」「仕事:フラワー事業」「社会貢献:ボランティア」と3つの観点から、この街の進展とともに歩んできました。
中でも、今回は「誰かを応援することが、夢を探すきっかけになる」として、スポーツ大会や、イベント、芸術祭などで、小・中学生がブーケを制作、贈呈することで、子どもたちがその道を究めた大人たちに、直接会い、感動し、自分自身も夢や目標を見つけるきっかけとする活動=キッズブーケプロジェクトを中心に語って頂きました。
品川港南と言えば、2021年にIBSAブラインドサッカーワールドカップが開催されましたが、その選手たちをフィールドに誘導しブーケを贈呈した経験は子ども達にとっても一生忘れない素晴らしい思い出になったことでしょう。
現在は一般社団法人キッズブーケプロジェクトの学生運営スタッフがリーダーとなり、RSDアクション2022~Remove Social Disabilities Action~として、自らも育った東京都港区からプロジェクトをスタートしました。RSDアクションは、児童や学生が地域の大人や企業の協力を得ながら、障がい者サッカーの体験、大会運営、観戦をするプロジェクトです。今後この品川港南に無くてはならないプロジェクトになることは間違いありません。
4人目:大川 水緒さん
4人目は、このイベントページが立ち上がった瞬間から「ドラクエ姐さん」のタイトルが注目を集めた大川 水緒さん。休憩後4人目のプレゼンターとして、初代ファミコン=8ビット風画像の壁紙、プレゼンを画面に投影した瞬間から、一気に「オーチョワールド」(オーチョは、大川さんのニックネーム)を作り出してくれました。
高専在学中、全国高専プログラミングコンテスト等に学生ITコンテストに精を出していた大川さんは、社会問題を技術で解決することを目指し、ソリューション開発を競い合う世界最高峰の学生グローバルITコンテストである
”Microsoft Imagine Cup” の2012年世界大会に出場、見事世界第2位になった経験を持ち、現在はその縁もあり、品川港南にオフィスを構える同社日本法人で勤務しています。
…と聞くとSuper Womanか、と思わせる大川さんですが、カイギ参加者を驚かせたのは、このスライド。
当時、実は全くスピーキングの能力はなく、まさに英語の台本を丸暗記し、さもネイティブスピーカーのようにプレゼンを行い、その結果世界第2位を獲得したという事実でした。(こちらのプレゼンの模様はYoutubeでご覧ください。)
こんなスーパーなオーチョさんですが、この「旅」で手に入れた最高のものは、素晴らしい旅の仲間=学生時代の友人とのこと。このイベントに出た学生時代からは10年以上経過しましたが、今でも旅行に行ったり、スプラトゥーンをしたりと学生時代と変わらず仲良くしているそうです。
5人目:大嶽 雅輝さん
5人目は、地元北品川生まれの大嶽さん。学生時代から、今に至るまで18年間、アメリカンフットボールに関わってきた大嶽さんは、現在は母校東海大学附属高輪台高校の、アメリカンフットボールの指導にあたっています。
また会社もフットボールの関係でご紹介頂いた、品川港南エリアの会社で働いているとのこと。
そしてご自身の人生を振り返って見たときに、常にフットボールに縁があったことを再確認した大嶽さんは、その恩返しとして、今度は小学校を中心にしたフラッグフットボール(アメフトの試合展開はそのままに、タックル、ブロックなどのヒットを省き、代わりに腰につけたフラッグを取ることで、タックルと見なすスポーツ)のチームを品川港南に作るべく、まさに今活動を開始したとのこと。
2028年のロサンゼルスオリンピックでは、フラッグフットボールが競技となります。大嶽さんが教える子ども達の中から、未来のオリンピアンがこの街から生まれるのが楽しみです。
最後は記念の『100人カイギポーズ』で締めくくり
5人のプレゼンテーション終了後は、
①品川港南のここが好き
②こうすればもっと良くなる品川港南
について、オンライン聴講者の方々にも参加してもらってのセッションになりました。
企業と住民が一体となって街をより良くするための取り組み、交流機会の増加など、これまでも、そしてこれからも続けていくべきことについて意見を交換しました。
また、まさにこれから紅葉のシーズンですが、品川港南の紅葉の見所についての情報など、さすが品川港南に詳しい人ならではの視点の話も盛り上がりました。
最後は『100人カイギ』の定番の記念写真ポーズで締めました!皆さんの充実した表情をご覧ください。
次回第4回は11月29日火曜日夜7時から、オンライン開催を予定してます。間も無くイベントページなども公開しますので、ぜひチェックしてください!