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世界一周12カ国目:イタリア備忘録~きっと、あなたが見たいヨーロッパ~
どうも、しなーです!私は金持ち社長に連れられて世界一周をしている29歳男性です。オーストラリア、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、香港、インド、ドバイ、ケニア、エジプト、ギリシャを経て現在はイタリアを旅行しております。
イタリアといえば観光大国として有名で、
ローマ
フィレンツェ
ヴェネツィア
ミラノ
などなど、人生生きていれば一度は耳にした事がある名前の街が至る所に存在します。
第二次世界大戦では同盟国だったり、観光業しか残りの取り柄はないという意味で「日本の行く先」などと言われているイタリアですが、一体どんな国なのでしょうか。
イタリア編、レビューしていきたいと思います。
【第一話:世界一周旅行に行くことになった理由】
【前回:ギリシャ編】
一日目:サントリーニ→ローマへ
飛行機は格安
サントリーニ→ローマは飛行機で移動しました。
二時間ほどのフライトになるのですが、本数が出ているためなのか、非常に値段がお安いです。
なんと二人で2万円程で移動できてしまいます。国を跨ぐというのに、東京⇔仙台間の新幹線と同じぐらいの価格で移動できるのはあまりにお得。
ちなみに入国審査は無い
ギリシャ→イタリアと国を跨ぐ移動なため、普通ならパスポートの確認などの審査が必要となります。
が、ここはEU。EU加入国間の移動であればパスポートの確認や入国審査などは必要なく、今回も入国審査は一切ありませんでした。
イメージとしては日本の国内線の移動と同じ感じです。
ここで食べたチーズリゾット、人生No.1
ローマについて一息ついた後は近くのお店で一杯ひっかけることに。
極力評価の高いところを社長と選んでいたのですが、ここのお店は非常に当たりでした。
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特にこのチーズリゾットが絶品で、今まで食べたリゾットの中でも間違いなく最強でした。人生で食べたリゾットで明確に一位の美味しさ。流石はイタリア料理の本場です。
この旅で食べた料理でランキングを作るとするなら、このリゾットは1番か2番に入ってきます。
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パスタなども非常に美味で、「何を食べても美味しい」お店でした。
ここはおすすめです。STRADAROMANA Restaurantという名前なので、ローマ行かれる方は是非訪れてみてください。
トマトやオリーブオイルが馬鹿安い
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基本イタリアの物価は日本の2倍+αぐらいな感じなんですが、トマトやオリーブオイルに関してはそれが全く違います。
流石はトマトやオリーブオイルの名産で有名な国なだけあり、日本だと千数百円しそうなオリーブオイルが500~800円ぐらいで売ってたり、高級なトマト缶が250円とかで売ってたりするので、ここらへんの調味料は非常に安いです。
二日目:ローマ散策&フィレンツェへ移動
観光にはキックボードが非常に便利
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日本にはLooopという電動キックボードがあるのをご存知でしょうか?東京だとちょいちょい走っていて、東京で車に乗っている人なら分かってくれると思いますが、自転車に並んで本当に邪魔な存在です。
そしてイタリアにもLimeというキックボードサービスがあって、かなり繁盛しています。街中のそこら中にキックボードが置いてあって、皆それを利用して観光をしています。
社長が以前フランスで使って面白かったという話をしていたので、今回私も是非使ってみることに。「車乗りなら分かってもらえると思いますが~」とか言ってるくせに、見事同じ穴の狢へと仲間入りです。
そして使ってみた感想なんですが、めっちゃいいですこれ。日本帰ったら買おうかしら。
右手の親指の辺りにアクセルが付いてるのですが、それを押すとグッと言う加速感とともに走り出し、何の力も入れていないのにぐんぐん進んでいってくれます。
これは便利。自転車より全然疲れないし、爽快感があります。これは日本でも流行る理由がわかりますね。
バチカン市国訪問
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ローマの中心駅から車で10分~15分ぐらいの所にバチカン市国があります。
バチカンは世界最小の国として有名で、イタリアの中にはありますが、一つの別の国となります。
真正面に写っているサン・ピエトロ大聖堂などが有名で、カトリック(キリスト教)の中心とも言える場所になっています。
ちなみに入国にパスポートは入りませんが、手荷物検査はあります。
あと地味に重要な天なのですが、自撮り棒は禁止らしくを持っていると没収されるみたいなので、自撮り棒を持っていく予定の方はご注意ください。
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サン・ピエトロ大聖堂は世界三位の大きさの協会であり、その外装も内装も豪華絢爛そのもの。写真だと伝わっているかわかりませんが、縦にも横にも非常に大きい建物です。
僕はキリスト教を信仰している側の人間ではないのですが、教会を見るのが非常に好きだったので是非見てみたかった教会の一個でした。これは信心深くない僕でも圧倒される、感じ入るものがあります。
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サン・ピエトロ大聖堂は頂上まで登ることができ、バチカン市国を一望することができます。この景色は非常に素晴らしいので、行った方は是非御覧ください。
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ただ、頂上からの景色は壮観ですが、途中数百段の階段を登る必要があるので、体力に自身のない方はご注意ください。
こんな階段が延々続くので、私の母親みたいに体力の無い方だと途中で発狂することになるかもしれません。
トレビの泉などのスポットを回る
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バチカン市国を巡った後はトレビの泉や、
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ローマの休日という映画で有名なスペイン広場、
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スペイン広場にある噴水などを回りました。
ちなみにこの水は飲めます。実際に飲んでみましたが、お腹を壊すこともありませんでした。キンッキンに冷えていて非常に美味しかったので、夏とかは是非チャレンジしてみてください。
コロッセオ入場には事前予約必須なので注意
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ローマに来たならコロッセオだろ!ということでコロッセオに行ったのですが、なんとコロッセオの中に入るためには予約が必要でした。
外側を見るだけなら誰でも無料で出来ますが、中にある観客席をみるためにはネットで事前に買う入場券が必要なので、見たい方は一週間前などから買っておきましょう。
ちなみに僕たちはこれを知らず、見事に中に入ることが出来ませんでした。
サグラダファミリアやルーブル美術館など、ヨーロッパで人気の観光地は予約が必要なことが多いので、必ず下調べをしていくことをオススメします。
パスタは安定して美味しい
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ユーレイルパスにてフィレンツェへ
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友人などに話すと「お前正気か?」と言われるのですが、我々はローマは一泊で通りすぎ、フィレンツェへと向かうこととなりました。
細かい観光地を見ず、上に上げた有名所をガガガっと見るだけなら一日で事足りはするので、せっかちな旅行をする方はこの旅行方法参考にしてみてください。
フィレンツェのワイナリーで現地人+αと交流
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フィレンツェに移動した後は、社長の希望でワイナリー見学&ワイン飲み放題のツアーに参加することになりました(英語限定のツアーです)。
イタリア出身の人もいれば、オーストラリアから来ていたり、フランス、スペインなど多種多様な国籍の人がこのツアーに参加していました。
上の樽がワインを熟成させている樽らしく、5年~6年ぐらい寝かせるとか。そういった感じのワインがどうやって出来るかを英語で説明してもらい、ワイン工場の中を見学させてもらいます。
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終わった後は外にあるぶどう畑にて夕食を取ります。見てください、この美しい風景。幻想的とも言えるぐらいに美しい地中海の景色と気候の中、ワイナリー特産のワインを頂きます。基本飲み放題で、どんどん新しいワインを持ってきてくれ、ガンガン注いでくれます。最後の方はもう飲みきれませんでした。
ワインはめちゃくちゃ美味しくて、世界一周中でなければ買って帰りたかったですが、荷物を増やすわけには行かないので我慢します。
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ちなみに目の前に座っていたイタリア人カップルが美男美女カップルで、俳優と女優みたいで目の保養でしたね。彼女さんの方に社長が「まるで女優だ!ハーマイオニーに似てる!」と言ったらめちゃくちゃ喜んでました。でも本当にハーマイオニーに似た美人さんでした。
社長は英語が喋れないのですが、流石のコミュ力で色んな人に話しかけまくっており、場を盛り上げておりました。陽キャラだなぁとしみじみ思ってた陰キャラな私です。
三日目:フィレンツェ散策とミラノへ移動
自由行動でフィレンツェを散策
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次の日は社長とはバラけてフィレンツェを散策することになりました。お気づきの人もいるかもですが、社長は中々せっかちな方なので、あまり街を一日眺めて過ごすみたいなのはお好きじゃありません。
僕は街をぼーっと眺めるのとか結構好きなので、今回はバラけて行動させてもらいました。
フィレンツェは街が一つの芸術
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フィレンツェに来て思ったのですが、このフィレンツェという街は街自体が一つの芸術作品のように美しいです。
どこを切り取っても美しい光景しかなく、青い空と綺麗な日差しに照らされた街はまるで絵画の世界に迷い込んだかのうような錯覚を覚えます。
世界一周をしてきましたが、僕が一番好きだった街はフィレンツェかもしれません。ローマよりも個人的には感動がありました。
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まさに僕らが思い描くヨーロッパ!って感じの街です。ヨーロッパっぽさを感じたくてヨーロッパ旅行に来たなら、フィレンツェは絶対に行くべきです。あと1泊か2泊はしたかったですね。
イタリアンレザーをお土産なんかも良いかも
あとフィレンツェはイタリアレザーを使った手袋や革小物などのお店が大量にあります。
イタリアは世界一周旅行の折返しに当たる国だったので、ここで荷物を増やしてしまうと帰りの半分がちょっと大変です。そのためここではお土産を買いませんでした。
が、ここで買えばよかったなーとやや後悔中です。というのも、個人商店的なものもあるので日本で売ってないオンリーワンものを買えますし、イタリアレザーといえば超有名品です。プレゼントとして最適です。
フィレンツェでお土産を買うのは非常におすすめです。
昨日教えてもらった店で昼食
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昨日話していたハーマイオニーの彼氏さんが、All’ Antico Vinaioというお店のパティーニ(サンドイッチ)がオススメだよ!と言っていたので、訪問してみました。
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めちゃくちゃ人気店で、見せ前は大行列。僕が並んだときはこれほどじゃなかったですが、買うまでに30分ぐらいはかかったと思います。
※この長さの列の場合は1時間はかかると思います
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ここはデカいパンに具材をドン!と入れた一風変わったサンドイッチみたいなものを提供しています。
顔よりも大きいぐらいのサイズのパンに具材がたっぷり盛り込まれているので、食べごたえは十二分。味も普通に美味しいので、近くに来たら食べてみるのはオススメです。
ただ、これで1600円ぐらいするのと、少食な方だと食べきれない量なのと、噛みごたえも十分なので顎が弱い方だと大変なのでご注意ください。
特急でミラノへ移動
そしてもちろん、フィレンツェも一泊だけして通過しました。
夜にフィレンツェ到着
そのままワイナリーへ
ホテルで宿泊
翌朝~14時までフィレンツェを探索
その後、15時の電車でミラノへ
という、旅好きに聞かせたら発狂しそうなスケジュールでミラノに到着です。
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ミラノの駅は教会っぽい作りになっているのですが、ミラノの街自体はあまりヨーロッパヨーロッパしていません。ミラノは経済の街らしく、普通に近代的な作りをしています。
急ぎミラノの街を観光
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とはいえ観光名所が無いわけではなく、ミラノ中央駅から電車で15分程度走った所に名所が集まった場所があります。ドゥオーモという駅で、ここには有名なミラノ大聖堂が存在します。
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これまた驚異的なデカさの教会で、同じくどデカイ広場の前にズドンと鎮座しています。ここも一見の価値アリだと思います。
他にもミラノには
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FFの16にでも出てきそうな古城があったり、
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「牛の◯王の上を踵で一回転するとまたミラノに来れる!」という願掛けをこめて皆が回転したため、股間がえぐれてしまった可哀想な牛などいたりします。
見事なぐらいに抉れているので、近くに行った際には是非確認してあげてください。
ミラノでドリアを食す
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ミラノに来たからには絶対に食べたいものが一つありました。
そう、ドリアです。某日本のイタリアンチェーンのせいでそう刷り込まれいる人も多いのではないでしょうか?かくいう私もその一人です。
なので本場でドリア、頼んでみました。某チェーン店のものよりも圧倒的におしゃれで、肉がゴロゴロしていて美味しかったです。
「なるほど、本場のドリアとはこんな味なのか!これはサイゼに言った時、皆に自慢できるぞ!」
と当時の僕は思っていたのですが、実はドリアは日本で生まれた料理らしく、本場にドリアの概念はないらしいことをこの執筆途中に知り、赤面しております。
そしてこの謎のおしゃれ料理よりサイゼのドリアの方が圧倒的に美味しかったという、自分がリーズナブルな味覚を持っていたという事実は墓場まで持っていこうと思います。
四日目:ミラノからバルセロナへ
そして四日目はミラノからスペイン:バルセロナへと移動して行きます。
こちらはスペイン編を御覧ください!
ユーレイルパスについて
ユーロ圏の電車が使い放題になるチケット
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ヨーロッパにはユーレイルパスというものがあります。
これはヨーロッパの電車が乗り放題になるチケットで、いちいちチケットを買い直したりする必要がなくなります。
一等車と二等車があり、一等車の方が基本は快適になっています。
有効期限が数週間~数ヶ月となっており、そのうちの何日間電車にのるか?によって値段が変わります。ちなみに僕らは有効期限2ヶ月で、そのうちの15日間電車が乗り放題になるチケットを購入しました。
もしヨーロッパを電車移動する予定であれば非常にオトクなチケットなので、購入しておくのがオススメです。
ただ特急料金は別途支払いなので注意
乗り放題になると言っても、特急料金は別に支払う必要があります。
これはつまり日本で言う在来線(山手線など)が無料になるだけで、特急列車(新幹線みたいなの)は別途お金を払って乗る必要があります。
国と国を移動する電車で最速のものの場合は大体特急料金が発生するので、僕らは大体毎回お金を払ってました。特急料金含めて乗り放題にしてくれよ……という感じではありますが、こればかりは仕方ないでしょう。
なお、お金を払いたくない方は在来線を乗り継いでいけば無料で乗れるプランも全然存在するので、そちらを利用するのが吉です。
地下鉄は基本対象外
そして地下鉄に関してはユーレイルパスは対象外となっています。
地下鉄に乗る必要がある場合は別途お金を支払いましょう。
地下鉄料金は含まれていないので注意です。
原則席は選べない
そしてめちゃくちゃ不便なのが、ユーレイルパスで電車に乗る際は席を選ぶことができません。
無料で乗れるタイプの電車ならわかりますが、お金を払って乗るタイプの電車でも席は選べないのでご注意ください。
向かい合わせの席になると最悪
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そしてムカつくのが、ヨーロッパの電車はこんな感じで向かい合わせの席がちょいちょいあります。
向かい合わせの席だと足を伸ばすことができませんし、普通に窮屈です。
家族とかとこの席ならまだ良いのですが、ここで一緒になるのは全く知らない赤の他人です。そのため普通にくつろげず、この席に当たると最悪です。
ちなみにこれ、一等車ですからね。設計したやつ何考えてるんでしょうか。普通に反省してほしい。
Wi-Fiはあるけど当てにしちゃだめ
一等車にはWi-Fiがついています。
そのため「よっしゃ!電車で仕事できるやんけ!」と思っていたのですが、とてもじゃないですがこのWi-Fiでは仕事なんてできませんでした。
ヨーロッパの電車は山間部などを走るため、非常に電波が弱くなる場所が多いです。そのためWi-Fiも非常に貧弱で、Webページ一枚表示するのに数分かかるなんてことはザラです。
電波が強いときもありますが基本弱いので、当てにしてはいけません。これはしっかりと覚えておきましょう。
コンセントも当てにしちゃ駄目な時ある
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あとコンセントもちょい微妙です。
EUでコンセントを使うときには変圧器というものを使う必要がありますが、変圧器は大抵結構な大きさがあります。
そのため↑みたいなコンセントだと変圧器が物理的に刺さらないことがあって、時折使えません。
「よっしゃ電車で充電すれば大丈夫やろ!」と思って期待していると偶にこんなことあるので、しっかり覚えておきましょう。
総評
また来たい度
★★★★☆
また来たい度は星4つです。
非常に好きな国でした。普通にまた行きたいです。
飯は美味しいし、綺麗だし、治安が悪くない。行きたくない理由を探す方が難しい国でした。
今回は弾丸的に旅行をしていて、なんとイタリアを三泊で通過してしまったので、次回は一週間ぐらいかけてゆっくりと回ってみたいものです。
ヴェネツィアとかまだ訪れられてないですしね。
それじゃ何故星5じゃないのか?というと、物価が高すぎるという部分と、アトラクション部分の楽しみが少なそうという2点が足を引っ張っています。
ディズニーランドとかってまた行きたくなると思いますが、あれって非日常でドキドキして、時間を忘れるアトラクション要素感覚があるからだと思ってます。
イタリアも非日常の感じがありますが、どちらかといえばゆったり過ごす国な感じで、ディズニーランド的なアトラクション要素は少ない感じなのかな?と思いました。
なので、また行きたい国だしもっとゆっくり楽しみたい国トップクラスですが、他の国や地域を差し置いてでもまた行きたい!というレベルではなかったので、★4つとさせてもらいました。
個人的にはもっとゆっくり堪能したかった国
今回は社長に連れてきて頂いているので弾丸的に回りましたが、個人的には7泊ぐらいとかしてゆっくりと回ってみたかった都市だなぁという印象です。
ぼーっと街を眺めながら練り歩くみたいなのが結構好きなタイプの人間なので、次回は是非とも長く滞在したいです。
特にフィレンツェが個人的には好きだったので、フィレンツェにもう少し長く滞在してみたいなと思うのと、今回行けなかったヴェネツィアには是非行ってみたいですね。
かかった金額
宿泊代:119,948円
飲食代:51,280円
移動費:245,384円
雑費:805円
計:417,417円
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前回までの累計:4,128,185円
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累計:4,545,602円
移動費がバカ高くなっていますが、二ヶ月間有効期限のユーレイルパス(15日分)が二人分で1485ドルだったので、こちらの金額が殆どを締めています。スペイン編からはやや安くなる予定です。
まとめ
以上がイタリア編でした。
友人とかでイタリアに行きたい!というやつがいれば是非一緒にまた行きたいなと思わされる街でした。Theヨーロッパといった感じの街なので、ヨーロッパの雰囲気が味わいたい方はオススメです。損はないと思います。
次回はモナコ編になります。
通過がてら行ったので、分量が短くなる予定です。是非サクッとお読みください。
【次回:モナコ編】
【リアルタイム更新:@gareimeguri】