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気づけば引き出しが増えている自分がいた

先日投稿したエピソードの続きです。

会社でふと声をかけたことから始まった、あるメンバーへの本の紹介や仕事に対するアドバイス。

メンバーは水を得た魚のように生き生きとして、自己研鑽に努め始めました。

すごいと思うのは、紹介した本を素直にどんどん読むこと。

この行動力は成功者に共通した姿勢のように思います。

成功するかどうか、結果が出るかどうかは、まず「やるか」「やらないか」、どちらかだからです。

やれば仮に失敗しても学びが深まります。

最初に話しかけて数日したある日、現場ではなくパソコン作業をしてたところに声をかけました。

「ブラインドタッチ(キーボードを見ずにタイプする)はできるの?」
「できないです。」
「できた方が圧倒的に効率が上がるよ。」
「そうですよね。どうすればできるようになりますか。」
「タイプの基本があるから、それを1週間くらい練習すれば身につくよ。」
「そうなんですね。パソコン持ってないんですよね。」
「あくまで個人的な意見だけど、パソコンは持ってる方がいいよ。例えば僕が面接官なら、パソコン持ってないと聞くと成長意識がないのかなと思ってしまう。パソコンも自己投資。全部自分に戻ってくるよ。」

その後二日ほどしてから
「パソコン買いましたー」
更にその二日後には
「ブラインドタッチの練習始めました。毎日15分ずつ練習しようと思って。テキストはネットで無料でありました!」
と報告があり、すごいなと思いました。

そしてまた違う日、「休憩か業務時間外に、もしよかったら色々教えてほしい」と言うので時間をあわせ、次のようなことを伝えました。

・仕事で資料を作るときは、読み手の立場に立って作成すること
・仕事では相手のことを思って進めるのが大切、自分もそう昔の上司から教えられた
・エクセルで表を作るときのコツやショートカットキー
・図や表、イラストを用いて情報を視覚的に伝えやすくするインフォグラフィック
・思考を整理できるノート術「マインドマップ」
・フレームワークなども活用しながら、情報を大きさにあわせて段階的に分解していくことの大切さ

「なるほどー」
「そうなんですねー」
「勉強になりますー」
と目をキラキラさせて話を聞いてくれる姿に大変嬉しく感じました。

そして思ったことが、
「なんか、結構自分って色んなことを教えられるな」
ということ。

2010年に会社で挫折し、自分を変えたくて変えたくて何冊も読んできたビジネス書やビジネススクールとセミナーの受講。
10年以上経った今、気づけば大きく血肉となり、今後の日本を背負う若きビジネスパーソンたちに色んな引き出しをもってアドバイスできる自分になっていました。

私の信条は「”1”を積み上げる」です。
たった”1”でも、毎日積み重ねれば少しずつでも大きくなっていきます。
いきなりゴールや大きいものを目指すのではなく、まずは目の前を一歩を踏みしめる。
その大切さを改めて実感した出来事でした。

これからも”1”を積み上げる日々を過ごしていきたいと思います。


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