記録は大切
どの仕事でも共通することだと思いますが、記録はとても大切です。
私は施設運営の仕事に携わっていますが、トラブルが発生したり、新しい企画の見通しを立てる際に過去の記録が大変役立ちます。
記録する際には定量(数字)と定性(文章で表現する状態)の2つで取りまとめていくことが有効です。
仕事だけではなく、日記やメモという記録の積み重ねも、より豊かな生き方につながると思っています。
記憶には限りがあり、脳の構造から記憶は時間を重ねると書き換えられたり、他の記憶と混在することも多々あるからです。
でも日記やメモをとっていれば、その時の内容が文字としてそのまま残ります。
事象や事実だけでなく、その時に胸の内にわいた感情もそのまま残すことができます。
感情を残すという点では、手紙がいい例かもしれません。
施設運営では、次のような情報を残していきます。
・営業時間
・来場者数
・売上
・売れた商品
・利用された施設やサービス
・事案(トラブルなど)
これにあわせて、天候や近隣エリアでのイベント情報なども残すことで、外的要素から施設運営に受ける影響を把握することができます。
また、新しい取り組みをする際に、来場者数や利用数なども想定し、必要な経費も割り出すことができるようになります。
施設運営においては、このような情報を記録する仕組みを組織の中に作り、内容を入力していくフォーマット(書式)や、情報の活用方法を事前に決めておくことで、運営方法を向上させたり、提供するサービスの質を上げたりすることができます。
そして何より、トラブルが発生した時の内容記録は施設運営においてはとても重要になります。
発生してしまったものはどうしようもありませんが、しっかり記録することで振り返ることができ、対策を打てるとともに、今後同じようなことが起こったときの参考情報としても活用することができるからです。
仕事では定型フォーマットを利用することで振り返りや数字を用いての分析が行いやすくなりますが、プライベートで役立つノート術があります。
それはバレットジャーナルです。
バレットジャーナルとはアメリカ人の方が開発したノート術です。
その方には学習障害があり、集中力が続かないという悩みから生まれたそうです。
バレットジャーナルは箇条書きの「やることリスト」で、好きなノートに思いついたことをどんどん書き込んでいきます。
その際、ポイントとして文章の冒頭にバレット(・)を付けていきます。
そしてバレットの後にスケジュールややること、アイデア、目標、夢などをどんどん書き出していきます。
バレットを付ける以外にも基本のルールはありますが、大切なのは気にせずどんどん書いていくこと。
書き出す手の動きで脳が刺激されること、また頭の中身を見える化することで、書き出した内容からさらに思考が広がっていきます。
書き出すことにはデトックス効果もあり、気持ちがスッキリするのも実践効果の一つです。
バレットジャーナルで書き出した後、タスク(やること)が終わるごとに斜線で消していくと、達成感が生まれ心や頭のもやもやが一つずつ消えていくのでどんどんと気持ちが楽になっていきます。
記録は改善や品質の向上、成長のために役立つとともに、心のデトックスにも役立つのです。
私のno+eへの投稿も記録の一つです。
振り返る度に記録は大切だなと実感しています。
さて、このあとでペンを握ってみることにしたいと思います。