「やってみる」の先
先日、たまたま休憩中の職場のメンバーに声かけしたところから本の話になり、それをきっかけにそのメンバーが本を通して自己研鑽に努め始めました。
アドバイスしてはその内容に頑張って取り組むので、内容を伝えた私としては大変嬉しい反応だったのですが、最近メンバーから改めて報告があり、昇格を勝ち取ったとのこと。
アドバイスする側としてこれほど嬉しい報告はありません。
それと並行してこういったこともありました。
夏の期間、インターンとしてアルバイトにきてた学生がおり、2度ほど声をかけたのです。
「この業界は自分も長くて色々とお話できるので、よかったらいつでも声をかけてくださいね。」と。
その時は「わかりました。」と笑顔で答えてくれていたのですが、結局声をかけられることはなくインターンが終了しました。
最後に挨拶にきてくれたのですが、残念ながらそれで終わりとなりました。
若干偉そうな話になりますが、私は今いる業界ではそこそこのポジションにおり、同業他社数社に経営幹部の知り合いもおります。
もし色々と聞いてくれれば、そのインターン生の将来に役立つ情報をいくらでも伝えてあげることができたと思います。
もちろん、声がかけられなかった理由もあるのだと思います。
気を遣う。
(そうだと悲しいけど)私が生理的にあわない。
そこまだガツガツ話を聞く勇気はない。
などなど。
ただ私自身、今までチャンスがあれば、なくても自分でチャンスを作りだして道を開くために色々な方と出会ってきたので、老婆心ながらもったいないなぁと思ってしまうのです。
冒頭に紹介した昇格を勝ち取ったメンバーは、私が勉強会に誘えば参加し、コーチングの模擬を受けられるが受けますか?と聞くと即答で「やりたいです」と返答してくれ、様々なことに挑戦します。
若いインターン生はこの先色々なことを経験して学び、成長されると思うので、その方の人生を断定するものではないですが、チャンスをつかんだり成功するというのは、あるタイミングでは紙一重なのだなと改めて思います。
要は、「やるか」「やらないか」ただそれだけなのです。
私は今年新しいことに挑戦し、すでにたくさんの失敗をしています。
悩んで眠れない時間を過ごしたことも何日もあります。
後悔することもありますが、それでもやってよかったと思うし、この先何年かを見据えた際に、やはり挑戦した方がいいと思って取り組んでいます。
「やるか」「やらないか」
そのたった一つの行動の違いで未来が大きく変わることがある。
やることが全て正解とは限りません。
それでも、成功の確率は大きく変わるように思います。
「やる」
たくさんの後輩たちにそう決意できるきっかけになるお話をできるよう、これからも私自身が自己研鑽に努めていきたいと思います。