【ミニマリズム】「全ての物を把握したい!」「でもしんどい……」ときの考え方
ミニマリズムを実践していくと、どんどん物が少なくなっていきます。
すると今度は、
「今持っている物を全て把握しておきたい!」
と思うようになりました。
しかしながら、「全ての物を把握する」というのは、非常に労力がかかります。
「ミニマリスト」という言葉を聞いたときにイメージされるような「部屋の中には机や椅子がなく、パソコンと寝袋だけ」のような生活をしているわけではありません。
仕事柄、机や椅子はあった方が作業が捗りますし、ベッドも所持しています。
家電についても、冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機など、一通りの物は揃えています。
そんな状態で全ての持ち物を把握しようとすれば、必然的に人間の許容量を超えてしまいます。
多くのミニマリストの方が発信されているように「持ち物一覧」を作成しようとしたこともありました。
でも、実際には1週間もすれば何かしら物の変動は起きるもので、一覧を更新し続けるのはなかなか骨が折れる作業だと思います。
とはいえ、把握しておきたい気持ちが変わるわけではありません。
そこで、今は「部屋ごとに最低限必要なものだけ把握しておく」という方針にしています。
例えば、2LDKの家を想像してみます。
家の中を大きく分けると以下の9か所でしょうか。
1. 仕事部屋
2. リビング
3. ダイニング
4. キッチン
5. 寝室
6. トイレ
7. 洗面所
8. 浴室
9. 玄関
分け方は人それぞれだと思いますが、一旦これで想像してみてください。
これらの部屋または場所において、自分にとって最低限必要な物を考えてみます。
ただし、それぞれ場所において、物の数は3つまでにします。
人間、数が3つを超えると、途端に覚えづらくなるので。
1. 仕事部屋:①パソコン、②机、③椅子
2. リビング:①テレビ、②ソファ
3. ダイニング:①テーブル、②椅子
4. キッチン:①冷蔵庫、②電子レンジ、③食洗器
5. 寝室:①ベッド、②服
6. トイレ:①トイレットペーパー
7. 洗面所:①ドライヤー、②化粧品、③歯ブラシ
8. 浴室:①シャンプー、②ボディソープ
9. 玄関:①靴、②靴べら
これだけあれば、十分快適な生活ができるのではないでしょうか。
物を選ぶ基準としては、「明日から急遽新居で暮らすことになったとして、ストレスなく今日と同じ生活をするためには、最低限何が必要か」というふうに考えています。
「たとえ今日家が災害に見舞われてなくなってしまったとしても、これだけ揃えれば今までと同じ生活ができる」
と、自分の中で安心できるラインを把握しておくことが大事だと思っています。
自分の家であれば、どんな部屋があったか思い出しやすいですし、その部屋ごとに3つまでと決めていれば覚えやすくなるでしょう。
「全ての持ち物を“正確に“把握しておく」ということが重要なのではないと思います。
自分の持ち物を把握しておくことで安心感が得られる。
そして、「安心感があるからこそ、行動することにポジティブなれる」ということが重要なのだと思います。
今一度家の中を思い返して、自分にとって必要なものは何か考えてみるのはどうでしょう?
余談
今一人暮らしで1Rや1Kに住んでいる場合、その間取りに合わせて必要な物を考えるということもできますが、将来的に住みたい間取りで考えてみても良いと思います。
例えば、同棲や結婚を想定して、今のうちからそれに合わせた物選びをしておくというのも一つの選択肢だと思います。
いざその時が来たとしても、スムーズに移行することができますよね。