見出し画像

【ミニマリズム】「完璧主義を直す」ことはコスパが悪い

「完璧主義を直したい」と思い検索すると、
 

「8割で良いと考える」
「目的を意識する」
「優先順位をつける」


など、「それで解決したら苦労しないんだけどな……」という答えばかりが出てきます。


普段の生活の中でこれらの考え方を試してみても、気がつくと、また細かいところが気になっている自分がいます。

 
「やっぱり直せないか……」と落胆する一方で、本心では「多少マシになっても完全には直らないだろう」とも思っています。
「生まれてからこれまで付き合ってきた性格だから、余程のことがないと変わらないだろう」と。
 

でも、「完璧主義を直す」って、めちゃくちゃコスパ悪くないですか?
 

苦労して直せたとしても、それで得られるものって何でしょう?
確かに「つい細かいところまで拘ってしまう」という悩みは無くなるかもしれませんが、同時に完璧主義の良いところも無くなってしまうような気がします。
 

「細部に気付いてミスを防ぐ」
「物事を最後までやり遂げる」
「質の高い仕事ができる」
 

「要はバランス」という言葉で片付けたくはないのです。
そのバランスを取るのが難しくて悩んでいるので。
 

ならばいっそ、完璧主義に振り切ってしまうのはどうでしょう?

 
細かいところが気になるなら、納得のいくまで拘ってみる。
そこに拘るための時間とエネルギーを捻出する。
その拘りを素早く仕上げるためのスピードを身につける。
 
自分の拘りのために、他の要素を削ぎ落とす。
そんな思考や努力が、他で生かせないわけがないです。
 

完璧主義は、ゲームで言うところの一種のスキル、常に発動しているパッシブ能力のようなものだと考えています。

「使いにくい部分もあるが、そのスキル・能力に合わせた戦い方をすれば、他のキャラにはできない役割が果たせる。」

何よりその特性を上手く使いこなせたら、そのキャラが好きになれると思います。
 

今悩んでいるその時間を、自分の拘りのために使ってみるのはどうでしょうか?
 

余談


「歳をとると完璧主義ができなくなる」という話を聞きました。

年齢を重ねることでどうしても若い頃のような体力を維持できなくなり、「気になるところはあるけどまぁいいか」と考えることが増えるそうです。
そういう意味で、完璧主義は時間が解決してくれるとも。
 
完璧主義を最大限生かせるのは、実は今だけなのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?