ワークビザをもらう裏技|悪用厳禁!
ニュージーランドにもっと住んでいたい!と思ったとき、誰もがぶち当たるのがワークビザ申請ではないでしょうか。
申請条件が難しすぎて泣く泣く諦めたという人も少なくないはず。というのも学歴や職歴など、ニュージーランドに来てしまってからではどうにもならないことが結構あったりするから。
正攻法でいってもワークビザは無理!という人たちに向けて、ちょっと際どいワークビザ申請方法をまとめてみました。大前提として、これは「裏技」なので推奨はしていません。ワークビザ取得を保証するものでもありません。フィクションだと思ってください。
取得が難しくなっている理由
そもそも何故ワークビザ取得が難しいのかをよく知っておく必要があります。ワークビザ取得の難易度上昇は今に始まった話ではありません。
年々の移民増加によってニュージーランド人たちの就職が難しくなっており、社会問題となっています。コロナ禍のあともニュージーランド人の失業率はそこまで下がっていません。
ワークビザ取得はこれからも難しくなっていくことが予想されます。申請条件は急に見直されることもあるので油断できません。インフレの影響もあって、ワークビザ申請に求められる最低時給も年々高くなっています。
よくある成功パターン
裏技について知るには「普通」が何なのか知らなければなりません。よくある成功パターンを簡単にまとめてみました。ワークビザを取得できた人たちのほとんどは次のような特徴があります。
◎ 日本の職歴が認められた
日本でやっていた仕事がニュージーランドでやっている仕事に似ていたパターン。職歴には関連性があることが求められます。例えば、飲食業の経験があれば、ニュージーランドのレストランでワークビザを取得できる確率が上がります。
◎ 日本の資格を書き換えられた
教員免許、医師免許、看護師免許など、日本で取得した資格をニュージーランド現地のものに書き換えることができたパターン。これができればワークビザ申請が簡単になります。これまでの職歴によってはワークビザどころか永住権まで取れてしまうこともあります。とはいえ提出書類も多いので時間がかかってしまうのが難点。
◎ ニュージーランドで役職がついた
ワーホリビザで働いているうちに役職がついたパターン。移民局に優遇されている役職であれば申請しやすくなります。ただし難易度は高め。人手不足だった時代はよくあったみたいですが、今ではどこも飽和状態なので難しくなっています。
◎ ニュージーランドでの給料が高い
会社からもらえている時給がめちゃくちゃ高いパターン。中央値の2倍以上(2024年11月時点で)年収1200万円程度の給料をもらっていれば、職歴・学歴に関わらずワークビザ申請ができるようです。私の知り合いのアイルランド人は政府関連の仕事に就いていて高時給も約束されていたので、ワークビザどころか永住権まで取得したあとにニュージーランドに入国していました(これは例外中の例外)
◎ ニュージーランドの学位を持っている
ニュージーランドの大学や専門学校を卒業しているパターン。学位があるだけでもワークビザ申請には有利になります。それに加えて、学位のレベルによっては卒業直後にオープンワークビザがもらえるので何年か自由に働くことができます。その間にニュージーランド国内での職歴を積んでワークビザに移行、もしくはそのまま永住権を取得してしまうことが多いようです。
◎ ニュージーランド在住のパートナーがいる
パートナーに支援してもらって働けているパターン。正確にはパートナーシップビザという枠組みに入るのでワークビザとは異なりますが、ニュージーランド国内で自由に働くことができます。
ここまではあくまで正攻法!これができていれば苦労していませんよね。前述したようなパターンに当てはまるような人はあまりいません。
ワークビザ申請の裏技4選
ここからは裏技を伝授します。
取り扱い注意です!
◎ 職歴をちゃんと盛る!
日本人の履歴書あるあるですが、職歴がそもそも正しく伝わっていない、もしくは過小評価されていることが多々あります。どれだけ些細な共通点でもいいので、今就いている職業に関する経験を寄せ集めてみてください。そしてそれをしっかり強調して書く、ということです。嘘を書くということではありません。例えば、事務作業をしていただけでは飲食業の経験にはなりませんが、外部向けにお歳暮のお菓子を送っていただけでも「食品の取り扱い」と言えてしまうわけです。こればっかりは発想力次第かもしれませんが、書き用はいくらでもあります。
もっと大事なのは、余計なことを書かないこと。さっきの例で言うなら、事務作業をしていたというのは余計なので詳細に書いてはいけません。食品の取り扱いをしていた、という情報が伝われば十分なんです。ここでも強調しておきますが、これは嘘をついてもいいという意味ではありません。仕事としてやった経験がある、という事実をわかりやすく書いておくということです。これをしておかないと、関係のない職歴だと思われてしまいます。せっかくチャンスがあるのに、それではもったいないですよね。
◎ 日本の学士号で代用する!
現行の申請条件では、ワークビザを出すには関連する職歴または学位が求められます。どちらか片方を満たしていれば十分で、どちらも日本のもので構いません。しかも(今のところ)学士号であれば仕事内容との関連は問われないそうです。原文はこちら。
しかし!これが民間企業には正しく伝わっていません。これらの申請条件を正確に把握している人はほとんどいないのではないでしょうか。ワークビザは出せない、と門前払いされる場合がよくあるようです。このような情報についてはこちらからしっかりと説明をしなければなりません。
◎ 時給を操作してもらう!
これはかなりグレー(というかもはやブラッk)。今もらっている時給が申請条件に達していない場合、計上する労働時間を少なくする代わりに時給を上げてもらうというもの。極端な例ですが、時給25ドルで週50時間働いているとしたら週1250ドル、これを週40時間に「圧縮」すると時給31.25ドルになります。今現在(2024年11月時点で)のワークビザ最低基準は時給30ドル前後なので、この基準を満たせてしまいます。
まずは勤めている会社にお願いして、契約書を書き直してもらいましょう。ほとんど場合、時給計算の給料体系ではなく年収計算になるはず。この方法であれば残業があったとしても、会社はその対価を支払う義務がなくなります。ただし給料に見合うだけの「サービス残業」が含まれている、という共通認識がなければ成立しません。
◎ 自分で申請書類を書いてしまう!
移民が多くなってきたとはいえ、街を歩けばニュージーランド人のほうが多数派です。これは職場でも同じ。ワークビザ申請なんてしたことのない人たちばかり。仮に経験があったとしても、面倒なので拒否反応を起こすような人もいます。
その上で、申請書類のほとんどを自分で書いてしまう、というのがこの裏技。ただし自分で書いたものをそのまま黙って提出してはいけません。ちゃんと責任者に目を通してもらって、必要なところに署名をしてもらってください。申請料も自分で払います!とあらかじめ伝えておけば要らない心配をかけることもありません。
最後に
冒頭でもお話ししましたが、これらの手段は「裏技」であって正攻法ではありません。まったく推奨はしていません。あくまで参考までに!
ではまたっ