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英語圏ならでは?友だちが激減する禁句

日本では普通に使ってる!というような表現でも、ニュージーランドのような多民族国家では禁句のように扱われているものもあります。

言ってる本人はそんなつもりがなくても、知らず知らず誤解を生んでしまうことも。英語は話せているのに友だちができないという人は、もしかしたらちょっとした言葉遣いが原因かも!

過去の自分自身への戒めも兼ねて、日本人が使いがちなものを厳選してまとめてみましたので参考になれば嬉しいです。


Please teach me English が禁句になる場面

自己紹介をするとき、I can’t speak English well, so please teach me English. (英語があまり話せないのでおしえてください)と言ってしまっていませんか?これを日常会話で使うときは要注意!

というのも、日本語の「おしえてください」には謙虚さが含まれますが、英語の「Teach」にはそれがありません。これを直訳して使ってしまっている人が多いのかなという印象です。

英語話者がこれを聞くと、「なんで私があなたの先生にならないといけないの?」と思われることもあるので使わないのが無難。

代わりに、
I’m learning English.
(英語を学んでいるところです)
と伝えるだけでいいと思います。

例外として、言語交換の場であれば問題ありません。それを目的に来ている人たちばかりなので違和感はあまりないかも。


I want friends from (…) が禁句になる場面

留学している理由を聞かれたとき、Because I want friends from different countries.(いろんな国の友だちが欲しいからです)や、Because I want to make friends from New Zealand.(ニュージーランド出身の友だちが欲しいからです)と言ったことありませんか?これもおすすめできません!

これを聞くと、国籍で友だちを選んでいると思われてしまいます。仮にそれが自分の国であっても、自分個人ではなく国籍を見られていると誤解されてしまったらもったいないですよね。しかもこれを公言したところで、友だちを紹介してもらえることは稀です。(むしろ避けられます)

代わりに、
I love learning about international cultures.
(国際文化について学ぶのが大好きなんです)
のような言い回しがスマートかなと思います。


Where are you from? が禁句になる場面

初対面でいきなり、 Where are you from?(どこ出身ですか)と聞くのが癖になってしまっていませんか?だとしたら嫌われてる可能性大です!

というのも、これには「あなたはここの国の出身ではありませんよね」というニュアンスが入っているから。

ニュージーランドは多民族国家であるがためにいろんな人種の人々が混在しています。見た目やアクセントだけではその人の国籍はまったくわかりません。特にオークランドという都市では、マオリ族とヨーロッパ系に加えて、インド系や中国系のニュージーランド人もたくさん住んでいます。

会話もそこそこに Where are you from? と聞いてしまうと、見た目で国籍を判断するような人間だと思われかねません。そもそも、ニュージーランド人と言えば白人だろうと決め込んでいる人は考えを改めましょう(笑)

どうしても気になるなら、
Are you from here?
(ここの出身ですか)
と何気なく聞くのがいいかなと。

例外として、語学学校で勉強している人たちは全員が外国籍だとわかりきっているので Where are you from? と聞いても問題ありません!


I thought you were (…) が禁句になる場面

初対面なのにまるでクイズのように I thought you were Chinese.(中国人だと思った)や、I thought you were from Brazil.(ブラジル出身だと思った)と言ってしまうのもおすすめできません。仮にそれが正解だったとしても、まったく良い印象を与えないからです。

というのも、これには「〜に見えた」というニュアンスが入っているから。 Where are you from? と同じように、見た目だけで国籍を判断されるというのはあまり良い気持ちがしませんよね。

例えば、顔が濃いという理由だけで「お前フィリピン人みたいだな!」と言われたら、なんか嫌な気持ちがしませんか?(フィリピンが嫌いなわけではないのに)

どうしても言いたい!
と思うのであればもっと具体的に
I thought you were a K-pop star.
(韓流スターかと思ったわ)
と冗談混じりで言うのがおすすめです。


Who is coming? が禁句になる場面

留学しているとパーティーなどに誘われる機会が増えてきます。そんなときWho is coming?(誰がくるの)と聞き返してしまっていませんか?これもあまり使わないほうがいいかも。

というのも、この返事には「あなただけでは物足りないから誰か他にいないの?」というニュアンスが含まれてしまうから。

これに加えて Where are they from?(どこの国の人たちが来るの)なんて聞いてたら最悪!参加者の出身国によって返事を変えるような差別主義者だと思われているかも。

正直、聞きたくなる気持ちもめっちゃわかります!だけど、これを聞き続けていると段々と誘われなくなります。パーティーに誘ってくれた人が初対面ならまだしも、友だちだったらその後の関係まで悪くなってしまうかも。

とはいえ、誘ってくる側に問題がある場合も否めません。どんなパーティーなのか詳細も知らずに参加したくありませんよね。

心配なときは、
What is the party like?
(どんな感じのパーティーなんですか)
みたいにやんわり聞くのがおすすめ。

とはいえ、友だちを増やしたいのであれば、「参加したいです!」と即答するのが一番印象良いです。(これは日本でも同じかもしれませんね)

私自身、大学院生時代はパーティーの主催をしていましたが、Who is coming? と聞いてこない人はそれだけで好印象でした。今思えば「了解!SHIN がいるなら参加するよ!」と言ってもらえるのが一番嬉しい瞬間だったかもしれません。


最後に

ここでは私が話していて「心地良いな」と思える人たちが絶対言わないだろうという禁句を厳選してみました。

実際のところ、このような表現を多用してくる人たちはニュージーランド現地にもたくさんいます。しかし、ネイティブが使っているからといって倫理的に正しいとは限りません。

私はもともとコミュ症だったので(たぶん今もそうだけど)、自然に身についたというよりも、まわりの方々に何かと気づかせてもらいました。私自身まだまだ精進しているところです。

この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。

ではまたっ

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