1%の人だけが実践している仕事がうまくいくコツ
まじめに仕事をこなしていたって、仕事ができるようになる訳じゃない。
仕事の「コツ」をつかんで、着実に目標に到達するための働き方のノウハウやマインドセットを学ぶことが大事。
河野英太郎さんの「99%の人がしていないたった1%」シリーズは計3冊ある。
ここに書いていることを着実に自分のものにすれば、今よりも仕事の能力が上がり信頼される人物になれるだろう。
とはいえ全て頭に叩き込むのは難しいので、特に自分が気を付けたいことを記す。
他人の時間をムダにしない
期限が間に合わなかったり、仕事の質が落ちて他人に迷惑をかけてしまうことは誰にとっても利益にならないので絶対に避けたい。
そのためには、自分のキャパを超えた仕事は受けないこと。
良かれと思って引き受けてしまうと結果的に迷惑をかけてしまうことになる。
時には勇気をもって断ろう。
優先順位を決める
限られた時間のなかですべてに対応しようとしないこと。
私もかつては来た仕事を同時並行的にこなそうとし、それがみんなのためになると思って仕事をしていた。
しかし、それではどちらも中途半端になりかねない。
優先順位をはっきりさせて、今やるべきことだけにフォーカスすることが重要である。
手が届く球は補りに行く
所掌がはっきりしないような、だれがやるのかわからない仕事を積極的に獲りにいく。
それは一見自分が損しているような気もするが、仕事が放置されることを防ぎ、予定どおり作業が進む。自分の経験も増える。
また、周囲からの信頼も高まる。
思うのは、こうした社内で誰がやるかやらないかというのがはっきりしてないことで仕事が停滞し、結果納期遅延に繋がったり後でしわ寄せがきて大変な思いをすることが多いように思う。
なるべく停滞させず、先回りすることが重要である。
「あいつ使えない」は自分のこと
仕事がうまくいかないとき、「あいつ使えない」とつい同僚や部下のせいにしがちだが、それは実は自分がうまく使う能力がないだけである。
どうしたら「使える」ように動かすことができるのかを常に考えよう。
他人と比べない
同僚が昇格して自分に劣等感を抱いたりするのはやめよう。
他人と自分は生まれも育ちも違う。キャリアのバックグラウンドだって同じではない。
比べるのは他人ではなく自分。
昨日の自分よりも成長したことを褒めよう。
仕事を依頼するときは事細かに言わない
メンバーに仕事を依頼するときに、理由、目的とゴール、期待するものを伝えるが、細かい作業指示はしてはいけない。
作業のやり方は聞かれたら答える。
そうでなければ自分で考えなくなるし、言われたことをそのままやるだけで意欲も削がれてしまう。
良かれと思って事細かに指示を出す人は注意しよう。
感情的になってはいけない
リーダー的立場の人は、感情的になってはいけない。
部下からは気分屋とか、怖い人というレッテルを貼られてコミュニケーション阻害の要因ともなりかねない。
また、悪口や独り言、舌打ち、ため息もNG。
自分は独り言やため息をついてしまうので気を付けたい。
性善説を貫く、任せる
メンバーを信頼すること。
定期的な進捗確認は必要ではあるが、途中でいろいろと口出しはしない。
一旦仕事をまかせたら、その人を信じよう。
自分の感情に気づく
自分の思考、感情、行動に気づき、それを認めていく。
自分の感情を受け入れる。
また、自分の欲にも素直になる。
読み終えて
3冊をざっと読んだ。
他人と比べない、他人のことを思いやる、自分を認める、というのがキーワードだと思った。
仕事のテクニックやスキルよりもまずは自分という存在をもっと知るという根本的なところが最も大事なことなのだと気づかされました。