太極図の紋様を深掘りします
今回は太極図を深掘りしていきたいと思います。
太極図とはこの図でこの世の理を説明できる……と言われているとっても凄い図なわけです。
それでは太極図の起源はどこにあるのでしょうか?
結論からいうと、起源は明らかになっていません。
しかし、太極図と関係がある陰と陽について説いた人物は易経を創った、中国における伝説上の三皇の一人である「伏義」(ふっき、ふくぎ)と言われています。
続いて太極図の紋様について見ていきます。
皆さんはどんな紋様に見えますか?
・勾玉
・しめ縄
・胎児
・魚
・水の渦
・竜巻や台風
・銀河
・ウロボロス
・黄金螺旋
色んな紋様とリンクしてる様に見えますね。
なので、色んな視点で紐解いていく事が大切かなと思っています。
そんな中から今回は易経を作った「伏義」をヒントに、太極図の紋様を紐解いていきたいと思います。
伏義は図の様に上半身が人間で下半身が蛇で描かれています。
隣にいる女性は「女禍」(じょか)と言い、夫婦や兄妹と言われています。
ちなみに伏義と女禍は人類の祖先と言われていますよ。
この図も非常に面白くて、図上には太陽があり尾には月が描かれています。
男性と女性、太陽と月で陰陽を表しているのかなと思います。
また二人はそれぞれコンパスと定規らしき物を持っています。
コンパスと定規と言えば……ですね。
話を戻しまして、二人の下半身は蛇になっており絡み合っています。
これはしめ縄に類似しています。
蛇に関して、捉え方が様々ですよね。
その中でも蛇は脱皮する事から「生と死」を司ると考えられています。
生と死、まさに陰陽ですね。
また、蛇は水とも関係があると言われています。
そして、水は生命のシンボルでもあります。
・絡み合う蛇(伏義と女禍の下半身)
・水の渦
これらは生と死、つまり陰陽の流転を表現したものであり、それを太極図の紋様にしたとも考える事ができます。
「陰陽の流転」
これは輪廻転生にも通ずるなと思います。
そう考えると、様々な理は表現が違うだけで言ってる事はどれも同じなんだと思います。
今回は以上です。
皆さんの参考になれば幸いです。