【第二回】東洋医学ってなに?を0から学ぶー中医学のさ・し・す・せ・そー
今回は中医学の基礎についてお話しします。
今回は
①中医学の三本柱
についてのお話です。
中医学とはその名の通り、中国を中心として発展した伝統医学です。
中医学の特徴的なのが整体観念で、人と自然界との間の密接な関係を重視しています。
そのため、自然界の変化も人に影響すると考え、全てを一つ(天人合一)として考えていきます。
そんな中医学を学ぶ上でとても大切な三本柱があります。
それが
・陰陽論
・五行論
・気血水論
です。
なんだかややこしくなってきましたね。
一つずつご紹介します。
陰陽論はこの世の全てを陰と陽の二つに分けて考えていきます。
例えば……
陽 陰
男 ⇔ 女
太陽 ⇔ 月
運動 ⇔ 休息
といった感じです。
この陰陽論……とても大事です!!!
五行論は陰陽論の考えをさらに五つに分けて考えていきます。
五行論はこの世の全てを「木・火・土・金・水」の五つに分類されており、それぞれ特徴があります。
例えば季節なら……
・木:春
・火:夏
・土:土用
・金:秋
・水:冬
といった感じです。
性格なら
・木:イライラ
・火:喜び
・土:思い悩み
・金:悲しみ
・水:不安
と関係しています。
最後に気血水論ですが、コチラは人の身体を作っている要素を中医学では「気・血・水」の三つとして考えられています。
気とは心と身体を動かすためのエンジンの様な役割をしており、血はエンジンを動かすためのガソリンです。
そして、水は身体が滑らかに動くためのオイルの様な役割をしています。
いずれもこれから少しずつ紹介できればと思います。
という事で今日は「中医学ってそもそもなに?」という事についてお話しました。
皆さんの参考になれば幸いです。