おじいさんも油断できない

痴漢、変質者、ナンパしてくる人、こういう男性たちは20代〜50代くらいの人かなぁという先入観があります。

だからその上の年代60〜70代くらいのおじいさん相手だと油断しちゃうから、それ目的で近づいてきていると更にびっくりするという事があります。

私をびっくりさせたおじいさん3部作です。

①痴漢おじいさん
高校生の頃のお話です。
急な上り坂を私は自転車を押しながら帰っていました。
たしか昼間の時間帯でした。
1人のおじいさんが後ろから声をかけてきました。
何を話したのか忘れましたが、たぶんおじいさんからの日常的な会話に愛想よく応えていました。

ただ不思議な事におじいさんはずっと話しかけてくるのに、私の後ろを歩きます。
会話がしたいなら隣に並びますよね。
上りの坂道を自転車を押しながら歩いている状況で、後ろにいるおじいさんと会話をするために振り返って話し続ける…。
めんどくさい状況です。

振り返る度に、おじいさんの目が私のカラダをジロジロ見ている事に気づきました。
私はその時高校の制服を着ていたのですが、おじいさんは上から下、下から上へとジロジロ見ています。
会話の内容も、ただただ高校生である私の若さを褒める内容に変わりだしたので不快に感じ始めた頃、
「本当に若いねぇ〜」とか言いながら、おじいさんが私の半袖の腕をさするように撫でました。
ぺろーり。
その手つきに鳥肌が立った私は、自転車を全力で押して走って逃げました。

②変質者おじいさん
新社会人ぐらいの頃、夜道を1人歩いていました。
後ろから近づいてきた車が私の右側に止まり、助手席のドアが勢いよく開きました。
運転席に座っていたおじいさんが慌てた様子で大声で言いました。
「乗れ!乗れ!速く!!」
大きく手を振りながら乗車を促します。
は?
なぜ?
無視して私はそのまま歩いて帰りました。
その時は変質者だなと思って無視しましたが、もしかして悪の組織に追われていたのかもしれません…。
実生活であまり聞かないテンションのセリフです。

③ナンパおじいさん
昼間の繁華街での事でした。
その日は友達とお茶する約束があり、約束の時間まで余裕があったため、いろんなお店を覗いていました。
まだ時間があるな次はどうしようと立ち止まって考えていると、ジャケットを着た背が高い小綺麗な見た目のおじいさんが話しかけてきました。
口元を手で隠していた為、何を言ったのか聞き取れませんでした。
でも私はなぜか、近くの大きな駅までの道を聞かれたと勘違いして、あちらの方向に行けばつきますよと教えてあげました。
おじいさんの目的は道案内ではなくてナンパでした。
「お茶を飲みに行きませんか?」と改めて恥ずかしそうに言うおじいさん。
紳士的な態度のおじいさん。
しかし驚いた私が
「お茶ですか!?」と大声を出してしまったため、足早に去って行きました。
待ち合わせた友人に話したところ、私が立っていたその道は
「おじいちゃんたちのナンパスポット」で有名な場所なのだそう。
ナンパ待ちしている女子に見えたんでしょうか
…。

年代は関係ないですね。








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