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付合失敗?合成物Z

「スク◯ンダークロースっ!」

(戦闘。敵を倒す。)

 「よし!帰還だ。スク◯ンダー解除!」
 ん?スク◯ンダーが外れない?もう一度だ。
 「スク◯ンダー解除!」
 だ、だめだ。スク◯ンダーがどうしても外れない。これはどうしたものか。
 待てよ、マジ◯ガーZという動産に他のスク◯ンダーという動産が附属して、利用上容易に分離できない状態となったな。
 どうしても外れないならば、スク◯ンダーはマジ◯ガーZと一体化したことになるな。合成物Zだ。
 ということは付合したといえるな。
 そして、付合してしまったなら、当然マジ◯ガーが主、スク◯ンダーが従の関係だから、スク◯ンダーの所有権は主たる動産の持ち主のものとなるな。
 マジ◯ガーはおじいちゃんから代襲相続したから俺のもの。
 スク◯ンダーは光◯力研究所が開発・制作したから、光◯力研究所のものだったが、付合したことにより、これで、俺のものとなったわけだ。

 「というわけで、ゆ◯教授、これからスク◯ンダーは僕のものです!煮るなり焼くなり、僕の勝手ということです!」
 「うーむ、しかし◯児くん、開発費もかなりかかっているんだ、はいそうですとはなかなか言えないんだが。」
 「いやいやー、付合したんだから、もう僕のものですよ!」

 などと言っていたら、スク◯ンダーがマジ◯ガーの背中から突然、勝手に外れて格納庫にまで自律飛行していった。

 「・・・・・・」
 「・・・・・・」

 「さあて、また明日から皆の平和を守るために戦うぞー!」
 と言って、◯児は去っていきました。


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