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RPGツクールで合作は成立するのか

☆RPGツクールで合作をやることになった

・今年は、創作を作る方ではなく、フォローする1年にしたい。そんな事を、年末に考えて新たな1年がスタートした。

家庭用のRPGツクールである「RPGツクールフェス」「RPGツクールMVTrinity」で何作品か作った。作っている時は、楽しい時もあれば、疲れるような作業感を感じる時もある。

だが、やはり創作は楽しいのである。

そんな時に、合作をやる機会に恵まれた。
これは初めての経験であり(正確に言うと、8割完成していた他の人の作品を最後まで作った事ならある)、自分自身、レベルアップできる気がしたのだ。

合作を共に行うツクラーさんは、「世界観」に悩んでいた。なので、自分が思う独創的な世界観をプレゼンしてみた所、なかなかに良い反応を頂けた。

そんなこんなで、はじめての合作がスタートしたのである。

☆過去のツクールの合作を振り返る

家庭用ツクールには、ツクール広場という作品をDL出来る場所があるのだが、ここで良く「合作をしませんか?」という、呼び掛けから作られた作品を見た。

不特定多数の人に声をかけて、キャラクターや、物語、マップなどの役割を決めて1つの作品を作り上げるという事なのだが、これで成功した作品をまず知らない。

間違いなく途中で頓挫してしまうか、出来上がったモノがあっても、作品の質は低い。

どうしてなのだろうか?

理由を考察してみた。


①作る人によって作成スピードが違うので、完成まで時間がかかる。人によってはやることがなくなる=飽きてしまう。

②お互いに知り合いでない為に、連絡事項が伝達されない。変更点を共有できない。

③リーダー的な人が、まとめる事が出来ていない。分担作業で、各々思うままに作るため、不必要になったモノに対して削除という事が出来ない。

④作品に対しての温度差がまちまち。
作りたいものが、本当に作りたいと思っている人だけで作れていない。

この辺りが原因としてはあげられるのではないだろうか。

うん。合作って無理だ。

☆役割を明確にしよう

今回の合作に関して、相手のツクラーさんに初めにお伝えした事は、作っていく上で、思ったのと違う方向になったり、面白くならなそうなら途中で止めても問題ないという事だった。

一緒に作るけども、全ての決定権は相手のツクラーさんにあるという事。

そして、自分は世界観とラストで明かされるどんでん返し、キャラクター設定だけ作って、道中のイベントは相手に考えて貰いたい旨を伝えた。世界観に合わない感じになったら伝えるので、好きにやって欲しいと。

これは、メインで作るのが相手ツクラーさんな為に、「任せる」部分を多くするようにした。でないと、作業になってしまうから。

決まった物語をその通りにツクールで作るのは、かなり苦痛だと思う。そうなって欲しくないので、骨組みだけ作って、肉付けは完全にお任せした。

⭐これからこうしていきます

大切なのは、メインで作る人のペースにあわせて、色々とコミュニケーションをする事だと思っている。

今、どんな感じになっているのか?
物語の矛盾点はないか?
難しい所があったら手伝える事はないか?
みたいな部分を一緒に考える事では無いかと思っている。

役割分担をして、完全に分業化するのも合作のやり方ではあるが、それよりメインで作るツクラーさんの作業をフォローしていくのが完成度の高い作品を作れる気がする。
結果的に、完成しなくてもそれはしょうがない。

今年は水面下で、これを作りつつ(作って貰いつつ)、他の方の作品も多くプレイしたいと思っている。


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