北多摩の北の辺境
北多摩の北の辺境。
北多摩の北の方は、埼玉との都県境が入り組む。
新座が清瀬と東久留米を別つ楔のように入り込み、清瀬が埼玉に飛び出し。
最近は清瀬も離農が増え宅地開発も盛んだけれど、まだまだ風光明媚な広い畑地が残る。河成段丘の雑木林に柳瀬川の河谷。文字通り、多摩の北の果て。
しかし。
私はもともと小平の育ちだけれど。
小平も小金井も国分寺も立川も。
昔はそんな風景がどこにでもあったと思う。
気付けば開発が進み、すっかりそんな武蔵野の畑と雑木林は姿を消し。
しかし、まだこの北多摩の北の辺境地帯には、そんな昔ながらの景色が残る。
なぜ、この街にはこの風景が残ったのか。
単に交通の利便性か、はたまた、隣接する米軍の通信所の兼ね合いか。定かではないけれど。
私は今日もこの辺境地帯の風景に。
幼き頃に見た懐かしい風景を重ね、ノスタルジーに耽る。
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