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なぜプログラミング教室で起業か?

今回は、私がどうしてプログラミング教室で起業をしたのかについてと、プログラミング教室のメリットデメリットについてお話しします。

皆さんはプログラミング教室についてどう思いますか?

難しそう?

専門的すぎる?

他の教育サービス業よりもハードルが高そう?

私自身、結構こういった声を耳にしてきました。もちろん、プログラミング言語を使えないといけないので、それなりの専門性は必要だと思います。

ただし、子供向けのプログラミング教室に絞れば、そう難しいことはないと考えています。SEの方や趣味でプログラミングをやられている方でも起業は可能です。英会話教室の先生をやるのにTOEIC900点を満たす必要はありません。ある程度はできる必要がありますが、誰にでも力を誇示できるようなスキルは必要ないのです。特に、プログラミングの場合は力は開発実績とかでしか示せないことが大半です。しかも、示せない人が大半ですから、少しでも実績があれば世間的には「すごい!」となります。開発実績などがあるに越したことはないですが、なくても他のプログラミング教室と同じスタート地点です。起業においてこの状況は非常に大きなアドバンテージです。他の業種で追いつく必要がない状況はなかなか無いですから。

今は黎明期

ご存知の方が多いかもしれませんが、2020年度より小学校でプログラミング教育が必修となります。2021年度からは中学校でもプログラミング教育が始まります。これを受けて、今プログラミング教室が急増しています。間違いなく今はまさに、プログラミング教室ブームの黎明期です。

街を見渡してみてください。特に、パソコン教室でプログラミング教室を兼業するパターンが多く見受けられます。このような教室の広告をよく見ると、パソコン教室の屋号とは別の屋号のようなものがよくくっついています。これの意味するところは?

パソコン教室のプログラミング教室のほとんどがフランチャイズ!

ということです。つまり?

みんなノウハウもスキルもない!

ということでしょう。もちろん、中にはスキルがある!というパソコン教室の方もいらっしゃるかもしれませんが、自分は現段階でフランチャイズを選択するということは大体そういうことだろうと思います。

正直、勉強する気があればフランチャイズなんか必要ないし、スキルがなくても自分で教材を買ってきてまずはやってみて、子供たちを導けば何にも問題ないと思います。どうしてみんなフランチャイズを選ぶのか?

もちろん、経営戦略的に稼働を削減するためという考え方もあるでしょう。それは楽をしたいだけでは?と思ってしまわなくもありません。今なんて、動画教材も月額3000円だし、YouTubeに自分の教材をアップして、それを利用するなんてことだってできます。良い教材がYouTubeにあればそれを利用するのもてでしょう。フランチャイズに頼らずとも、代替手段なんていくらでもあります。

もし、今からプログラミング教室を開業されようと検討している方がいたら相談してください!フランチャイズを選択しない方を私はオススメします。

フランチャイズ。。。大変ですよ〜。売り上げの10~15%くらい毎月引かれますから。40万売り上げたら、まあフィーが5万円くらい引かれて、家賃10万で手元には25万円。さらに通信費、光熱費が引かれます。フィーがなければ30万円近く残るのに。これは大きな差です。毎月5万支払うのと、自分で勉強して子供達に教えるのとどちらが良いですか?私は絶対後者です。だって、自分で勉強したことを実感を以って子供達に教えられるって楽しいですから。

今がチャンス!

今、黎明期だからこそチャンスだと考えます。正直、みんなどんな方向性が正しいのかわかっていません。だからこそ、自分がスタンダードだ!とできるチャンスでもあるのです。私はそれを目指していますし、目指せるからこそプログラミング教室での起業を決意し、開業しました。

プログラミングについて思うこと

プログラミングは20年前くらいの英語に相当すると考えています。昔はグローバル化が叫ばれ、英語ができないと就職できなくなるといった煽りがありました。現代はどうでしょう。煽られていたことが現実にはなっていませんが、英語ができる方が活躍の場が広いことは確かです。

私は、プログラミングが将来、現在の英語と同じかそれ以上の立ち位置になるのではと考えています。

今後、人類が滅びるほどの天変地異がない限りはITが廃れる可能性はとても低いでしょう。一方で、デバイスにより機械の中身はどんどんブラックボックス化が進み、ITスキルは低下する傾向にあると思います。実際、タブレット端末やスマートホンは操作できるが、パソコンを操作できない若者が増えていると聞きます。

ITはすでに社会インフラの一部です。どんどん比重が大きくなるということは、IT関連の従事者も需要が高まることを示唆しています。すでにIT人材の不足が叫ばれています。

そのような社会では、もはやプログラミングスキルは教養でしかなくなっていくでしょう。つまり、プログラミングができないと活躍の場が広がりにくくなる。そうなっていくかもしれません。

まだ、誰にもわかりませんが、そういう社会になる可能性もあるということです。そうなった時、困るのは今の子供たちです。私は、そんな子供たちにプログラミングを広めることはとても有意義であると考えています。

とはいえ

起業ですから、リスクもありますし、ビジネスとしてやるのですから儲けなければなりません。なので、現時点で私が考えるプログラミング教室のメリットデメリットをまとめてみました。

プログラミング教室のメリット

プログラミング教室が他の教育サービスと比較してメリットだと思うことを挙げてみます。

・保護者の意識、関心が高い
・単価を高く設定できる
・競合が少ない
・資格取得で成果を示せる

プログラミング教育が必修となる背景から、保護者の意識関心は高くなりつつあります。それもあってか、現在自分の教室は入会率100%です。それだけではないと思いますが、保護者の関心が無ければ来てもくれませんから。

プログラミング教室はその新規性と専門性から、塾や英会話教室といった古くからあるものよりも単価を高く設定することができます。個人経営の学習塾の場合1人あたり20,000円くらいが相場だと思います。高い方ではないか!と叱られるかもしれませんが、ここでいう単価とは1メニューあたりの単価です。学習塾の場合は3科目、5科目セットという場合がほとんどです。1科目あたりの単価としては学習塾や英会話教室よりも高く設定できるでしょう。学習塾の場合はセットとして単価を上げています。これは、経営の方針というか、考え方の違いでもあるので、メリットにもデメリットにもなります。5科目となると毎日同じ子供が来ることになりますし、1科目あたりの収益が残念なことになりかねません。1メニューあたりの単価を高く設定できることは自分はメリットだと考えます。

現在プログラミング教室は黎明期であり、強いフランチャイズ本部こそあれ、店舗として強いプログラミング教室はあまりありません。つまり、強い競合がおらず、自分が地域で強者となれる可能性が十分にあります。現在飽和した学習塾業界よりははるかに楽でしょう。こうなってくるとランチェスター戦略の強者の戦略を取れるようになるかもしれません。しょぼい起業が元ですから、まずは店舗周辺地域の強者を目指しましょう。プログラミング教室は可能性が無限大です。また、少しでも開発経験がある方はそれを武器にすることができます。現状、フランチャイズばかりなので、みんな開発実績など持っていません。そこで、地域で一人だけ開発実績を誇示できたらどうでしょうか。一発で信用を得ることだって難しくありません。ここも使い方によっては集客に大きく響くポイントです。

近年の社会的な需要増から、子供向けのプログラミング検定試験ができました。サーティファイ社のジュニア・プログラミング検定試験です。この検定試験に準拠するようなカリキュラムを組めば、合格実績としてアピールすることが可能です。書道や武道などの段級に相当するようなもので、公的性が高いものなので、受講者側に受験などのアピールに使ってもらうことが可能です。まさにWin-Winですね。

プログラミング教室のデメリット

・今(2019/7時点)はまだ需要が少なめ
・プログラミング言語の仕様変更があったときに対応が必要
・スキルがない場合は勉強が必要
・提供メニューが少ない

社会的に需要は増大していますが、現状私の実感として、急いでいる人が少なく、興味はあるが行くほどではないと言うのが実情なようです。なので、開業してもすぐに集客が成功するかと言うとそうではないでしょう。そこは経営者の腕の見せ所です。

プログラミング言語は、改修されたりするので、改修された内容を元に教材を修正したりする必要が出てきます。しかし、仕様変更は軽微なことが多いので、言語の基本的なことを習得していれば、修正はそんなに苦にはならないと思います。

プログラミングは専門的なことですから、スキルがない場合は勉強が必要です。とはいえ、子供向けのプログラミングであれば、ご自身も楽しく勉強が可能だと思います。ScratchやMicro:bitといったものを勉強すれば良いでしょう。

プログラミング教室は英会話教室などと同様の悩みを持ちます。学習塾のように多彩なメニューを提供できず、セットメニューで単価を上げることが難しいです。集客頑張りましょう。


以上が、私が考えるプログラミング教室のメリットデメリットです。

何にしてもそうですが、メリットがあればデメリットがあるものです。デメリットを克服するように頑張れば、教室として成立すると思います。個人経営では単一メニューがほとんどの英会話教室が成立するのですから。

プログラミング教室で起業しようと考えている方の参考になれば幸いです。

具体的な教材等についてはまた後日紹介していけたらと思います。

私の起業経緯については以下の記事をご覧ください。





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