ラジオ講座の口癖が良い
来年だけハワイに住むかもしれなくなって、英語を勉強し始めた。それだけのことなのに、なんか生活に張りがでている。
もし勉強してもぜんぜんやっぱり話せなくてもがっかりしすぎないように、もしハワイ行きがなくなってもがっかりしすぎないように、と、張り切りすぎないよう既に予防線を張ってる自分もどうかと思う。それくらい、ちょっと楽しい。
特にお気に入りなのは、ラジオ。久しぶりにラジオの講座を聞くと、発見がたくさんあった。講師の決まり文句が良い。「英語は配置の言語!」などの文法に関するものはもちろん、「ビジネスを前に進めるために」などの動機付けに関するものもそう。なんていうか、うまい具合に、「あ、シンプルでいいんだな」と導いてくれる口癖が多い。講師が何を大事にしてるかとか、何をインプットしてくれようとしてるかとか、決まり文句に詰まっている。わりと直球なのだ。
他にもいろいろと、工夫されてるなぁ、かっこいい番組だなぁ、と感じる。学生の頃にはわからなかった、「大人の工夫」や「大人の熱」を受け取れるようになったとでもいうか。味わいながら楽しく勉強している。
自力でゲットしたわけでもない、棚ぼた的な海外滞在。少し前の私は卑屈になって避けたかもしれない。何より自分は仕事を失うし、帰国したらまた仕事に就けるかわからない。無職と就活は恐怖だ。
だけど今は、この変化を巡るあれこれを楽しみたいと思えるようになった。実現は定かではないし、実務面(家や仕事、親のこと)は大層不安だけど、当面はこの英語熱に浸ってしまおう。