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石ころ長者への道のり #1

〜1つの石ころから起業した男の話〜


全然長者と言えるほどではありませんが
起業してから今までの体験が正にわらしべ長者の様なお話なので、それを連載形式で書いていきます。
良い子は真似しないで下さい。


第一話

私は現在様々な事業を行っています
事業の主な軸は飲食業ですが、その他に飲食店プロデュースやコンサル業、人を育てる仕事や、生活環境を整備する仕事、その他いくつか団体を持っており、事業とは呼べませんがこども食堂や地域の活動なども行ってきました。

そんな私ですが
最初に起業したのは1つの石ころからでした。
言ってる意味がわかんない。
とお思いでしょうが
僕もそう思います笑。

それでは今日はその当時のお話を書きたいと思います。

28歳当時、飲食店で働いていた私は、独立を意識し始めました。

仕事を続けながら、飲食店を開業する為の勉強を始め、マネジメントの事や、物件探し、設備投資、開業に関する色々な事を調べました。

物件探しは特に難航し、街中から郊外まで自分の足で探したり、不動産を回りましたが、なかなか良い物件に巡り合わずにいました。

そんな時、ある夢を見ました。

2013年の3/7に開業する。

その夢を信じ
次の日に職場に今年いっぱいで仕事を辞めます。
と伝えました。

その時2012年の11月でした。

残された時間はあと2ヶ月
物件探しや、開業資金の融資先など奔走しましたが
何も決まらないまま、退職の日を迎えました。

ただのニートになりました。笑

退職金があるわけでもないので
早く生活費を稼がないといけない。
どうしよう…

気が付くと夜の川の土手に座っていました。

お金も人脈もない。
どうしたら良いんだろう…

川に石を投げ入れながら物思いにふけっていました。

その時、川に投げ入れていた石を見て思いつきました。

あっ!

これを売ろう!!

周りを見渡すと河川敷には沢山の石ころがありました。

これを売れば金持ちになれるぞ!
タダだし、石ころは無限にある。

その日持っていたコンビニのビニール袋にありったけの石ころを詰めて家に帰りました。

家に帰ると、その石ころを洗い、乾かして
家にあった絵の具で「愛」という文字を描きました。

よし!明日からこれを一個300円で売ろう!

僕の最初の商売が始まりました。

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