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【モヤカラ♪ vol.35】いまこそ身につけたい「問い」の力

2024年になって、まもなく2週間が経とうとしています。年末年始は、冬至にゆず湯、クリスマスにお肉、お正月はお雑煮、7日には七草がゆと、季節行事も盛りだくさんですが、どのくらい実践されましたか?

我が家は「全部!」楽しむことにしています。

でも、第35回「モヤモヤをカラッと♪(モヤカラ♪)」のゲスト・あべっかん博士(@abekkan)にとっては、これが悩みのタネだったそう!

「春分の日や秋分の日は祝日になるのに、冬至と夏至が祝日じゃないのは、なぜなの!?」

言われてみれば、確かに!

実は、日本の祝日は「国民の祝日に関する法律」(昭和23年法律第178号)という法律で決められているんです。

1年間で16日ある祝日のうち、1月1日の「元日」のように日にちが固定されているものもあれば、「春分の日」と「秋分の日」のように固定されていないものもあります。

これらの日は毎年変わってしまうので、国立天文台が毎年2月に公表する暦要項によって決めるからだそう。

どの日も、二十四節気にじゅうしせっき の区切りのことで、地球から見た太陽の位置を24等分して決まります。

「春分の日」や「秋分の日」は、昼夜の長さがほぼ同じになる日のこと。「冬至」は、太陽が一番北側を通る日、一方の「夏至」は、一番南側を通る日ともいえます。

夜が一番長い日が冬至、昼が一番長い日が夏至ということは、ちょうど半分になる春分・秋分よりも偉いじゃん!と、あべっかん博士は思い込んでいたのだそうです。

目の付けどころが博士でしょ。

じゃあ、なぜ「春分の日」と「秋分の日」だけが祝日なのか。これはこの日に、宮中祭祀が行われてきたからなんです。

ベースとなっている考え方、祝日とされた経緯がそもそも違った……。つまり、「パラダイム」が違うんですよね。

こうした暦を考えるとき、あべっかん博士の頭に浮かぶのは、理科の授業で習った地球と太陽の図だったそう。

そんな声を聞いて、むらけんさん(@muraken7habits)も、「ハロウィンやクリスマスも、最近は“日本式”として盛り上がるようになったので、事実とパラダイムを分けてみると発見がありますね」と指摘してくれました。

「まさか宮中祭祀と関係があるなんて、思ってもみなかったです!」

そこで最後に、あべっかん博士に「明日からできる小さな小さな一歩=チョコッと7」を宣言してもらいました。

「こういう疑問が浮かんだ時、ちょっと検索して調べてみようかな」

恐らくわたしたちは、日々の中で、「なんでこうなんだろう?」「これって、どういうことなんだろう?」という疑問がたくさん浮かんでいるはずです。

でも、いつの間にか流れていってしまうんですよね……。

ですが、一日ひとつでも疑問をもつこと、それを調べてみることで、興味や関心の幅も広がっていくはずです。

その積み重ねが「問い」の力を生むのだと思います。

1965年にノーベル賞を受賞したファインマン博士。シュルレアリスム運動で知られるサルバドール・ダリ。彼らに共通するのは、常に「問い」を持ち続け、自分の好奇心を育てていたことだそうです。

たくさんの情報にあふれている時代だからこそ、自ら事実とパラダイムを分けられるように、「問い」の力を磨いてみませんか。

2024年が、より充実したものになるかもしれませんよ!

次回の「モヤカラ♪」は、1月15日(月)22時10分からです。お楽しみに!


「パラダイムシフト=パラダイムを自覚して、世界の見え方が変わる」と、自分の世界が広がります。

「モヤカラ♪」シーズン2は、ゲストのお悩みをうかがい、問題の根っこにあるパラダイムを一緒に考えることで、明日のワクワクにつながるヒントをお伝えしています。

今回の配信は、こちらから聴くことができます。

「7つの習慣セルフコーチング」の公式サイトはこちら。

「モヤカラ♪」過去の放送はマガジンにまとめています。


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