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日々の言葉 #65『パラソルでパラシュート』
今日の本の言葉は、一穂ミチさんの『パラソルでパラシュート』から。
舞台は大阪。企業の受付で、契約社員として働く柳生美雨=雨ちゃんが主人公です。
この会社では“見た目がよい”を基準に受付係が選ばれるため、30歳になると退職させられてしまうという運命。
そのタイムリミットまであと1年というときに出会ったのが、お笑い芸人の矢沢亨でした。
あと1年で追い出されてしまうというのに、やりたいこともなければ、焦りもない。初めて行ったお笑いのライブで芸人たちと仲良くなり、違う世界を知った雨ちゃん。
毎日せっせと会社に通う自分はアリで、好きに生きているように見える芸人たちはキリギリスなのか…と思っていたけれど。
芸に対する真剣度に打たれてしまうんです。
亨と、相方の弓彦くん、シェアハウスの仲間たちの悲喜こもごもが、せつなくもクスリと笑える小説でした。
今年のゴールデンウィークも終盤になりましたね。今日一日だけ仕事して、また週末はお休み、という方も多いのではないでしょうか。
会社員時代、そんなアリのような生活に、嫌気が差してしまったこともありました。
キリギリスのように生きられれば、どんなに楽しいか!!!
でも、キリギリスだって、バイオリンを上手に弾けるようになるまでは、アリのようにセコセコ修行した日々があったのかもしれない。
優雅に、軽やかに魅せることで、アリたちを楽しませてくれていたともいえます。
「いま」という瞬間に、どこから光を当てるかで、認識も変化する。物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、ポジティブに解釈できるようにすることを、「リフレーミング」と呼びます。
わたしはこの「リフレーミング」が好きで、視点を変えることで落ち込み癖をなくせるようになりました。ちょっとブルーになったところで、「リフレーミング!」と唱えるのは、魔法の呪文ぽくていいですよ。笑
悔しかった思い出に、違う光を当てたら、どんな景色が見えますか?
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「なぜ」が人生を深くする。
毎日、小さな問いを発信しています。
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TCS認定コーチであり、7つの習慣セルフコーチング認定コーチのしんちゃんです。
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