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「東国三社巡り」で“感謝”を捧げる
こんにちは!
キャリアコーチのしんちゃんと申します。
連休やお正月休みといった長期休暇は、「会社員」のみなさんにとってはありがたいお休みだと思いますが、フリーランスにとっては逆。
いつも会社員の方がお休みの間にせっせと仕事をして、通常営業が始まる時期にお休みをいただいています。
というわけで、今年のお正月が過ぎたころのお正月旅行には、3つの神社にお参りしてきました。
千葉県にある香取神宮、茨城県にある鹿島神宮と息栖神社の3つの神社には、「出雲の国譲り」神話に登場する神々が祀られているそうです。この三社巡りが今年の目的です。
「東国三社巡り」とは
まず、香取神宮。御祭神は経津主大神。
茨城県にある鹿島神宮の御祭神は武甕槌大神。
このふたり(?)の神さまが葦原中国に派遣され、大国主神は天照大神の命令に従い国を譲った……というのが、出雲の国譲りの神話です。
同じく茨城県にある息栖神社の主神・久那斗神は、鹿島・香取の御祭神に従って東国に至ったのではないかとのこと。
2000年以上の歴史を持つ「聖地」なわけですが、江戸時代には伊勢に参宮したのち、「下三宮巡り」と称してこの三社を参拝。現代では、自らの道を見据え、要となる決意を支えるための場所として注目されているそうです。
三社の特徴
三社間の移動ですが、公共交通機関があまりない地域なので、電車だとちょっと不便かもしれません。車ならそれぞれ30分くらいの距離です。
江戸時代の人は歩いて回ったり、船で移動したりしたようですけど。現代っ子のわたしには無理でした。笑
三社の特徴をひと言でいうと、こんな感じです。
参道が一番にぎやかなのが、香取神宮。
森林浴も楽しめるのが、鹿島神宮。
水が近くて爽やかなのが息栖神社。
三社共通の「大願成就」のお守りもあります。本体のお守りを買って、他の神社でいただいたシールを貼って完成。スタンプラリーを完走した気分です。
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いぜん香取神宮には来たことがあったのですが、鹿島神宮には今回初めてお参りしました。
鹿島というと、なぜかとても「いかつい」イメージがあったんですよね。武甕槌大神が、武道の神様だからなのか、サッカーのイメージが強いせいか分かりませんが……。
ところが、実際に歩いた神社の杜は想像と大違い。とても柔らかい空気が流れていました。境内は、なんと東京ドーム15個分の広さ!
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名前のとおり、鹿もいます。
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本殿でお参りしたあと、顔を上げたら、ちょうど本殿の背後から朝日がのぞいていて、祝福をいただいたような気持ちになりました。ただただ、ありがたい……!!
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香取神宮に行った日は雨の翌日だったせいか、日光に温められて屋根からほわ~んと湯気が上がっていました。
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息栖神社はおもしろい作りになっていて、一の鳥居は常陸利根川沿い(境内の外)にあるんです。鳥居の下に2つの四角い井戸があって、甕が埋め込まれています。井戸のお水は飲めませんが、神社の中にお水取りできるところがあります。
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神社で捧げるのは「感謝」
ところで、みなさんは神社にお参りするときの作法について、ご存じですか?
一般的に「2礼2拍手1礼」するところが多いと思いますが、出雲大社では「2礼4拍手1礼」。さすがここは別なんですね。
たしか出雲大社に行った時に教えていただいて、今もとても大切にしていることがあります。それは、神社とは「感謝しに行く場所」ということ。「〇〇になりたい」といった、「お願いごと」をするところではないのだそうです。
なので、三社の神さまにはこれまでの感謝と、今年一年の感謝をお祈りしてきました。前祝いの儀式・予祝です。
これで今年一年のパワーは充電できました。
お参りの後は潮来水原温泉で一泊。夜は満天の星空を眺め、温泉に入りながら朝日を拝むという、ぜいたくな経験も。
今からなら繁忙期を過ぎているので費用も抑えられるし、人も多すぎない。「東国三社巡り」は、都心からのプチ旅行にもピッタリですよ。