世界の名画紹介(006)- Johann Christian Klengel ”Die Feurliche Nacht nach der Natur gezeichnet in ReiseWitz bey Plauen" (1784年)
★世界の名画の中から、お気に入りの作品を順次紹介していきます。(「お気に入り」なので、名画ではあるけれども有名とは限りません。娘の幼稚園の時の作品なんかも登場するかも。)
★著作権をクリアしている作品だけを紹介していきますので、様々な加工を行ってオリジナルの商材(絵葉書、フォトカード、Tシャツ、スマホ待受、額装用など)に利用できます。
【画家名】
Johann Christian Klengel
ヨハン・クリスティアン・クレンゲル
【生誕年 - 生没年】
1751年9月5日 - 1824年12月19日
【国籍】
ドイツ
【所蔵】
コペンハーゲン国立美術館:デンマーク・コペンハーゲン
【寸法】
34.9 cm × 30.7 cm
【有料版について】--- ※この記事はサンプルとして無料公開しています
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【解説】
・ヨハン・クリスティアン・クレンゲル(Johann Christian Klengel、1751年9月5日 - 1824年12月19日)は、ドイツの画家であり、風景画を専門としたことで知られています。彼の作品は、18世紀から19世紀初頭にかけてのドイツ絵画において重要な位置を占めています。
・絵のタイトルを日本語訳すると「プラウエン近郊のライゼヴィッツの自然が生み出す燃えるような夜」になります。暑い夏の夜の一コマということでしょうか。
・水墨画(水彩画)のようなタッチで、最後に白絵具で「光」を表現しています。
・適当に描いた(ような)線と、緻密な表現が、うまくバランスされています。
生涯と経歴
生い立ちと教育
クレンゲルは1751年にドイツのクレムニッツで生まれました。
若い頃から絵画に興味を持ち、ドレスデン美術アカデミーで学びました。
彼の教師には、当時の有名な画家たちが含まれており、特にベルンハルト・クレンゲル(彼の父)とチャールズ・H・シューベルによる影響を受けました。
キャリアの始まり
彼の最初の仕事は肖像画や宗教画でしたが、次第に風景画に焦点を当てるようになりました。
ドレスデン宮廷において、彼の作品はすぐに評価されるようになり、宮廷画家としての地位を確立しました。
風景画家としての成功
クレンゲルの風景画は、自然の美しさを繊細に描写することで知られています。
彼の作品は、ロマン主義の影響を受けつつも、バロック時代の風景画の伝統を引き継いでいます。
自然の中での人間の生活や風景の中に溶け込む人々を描くことが多く、その作品は当時のヨーロッパ中で高く評価されました。
旅行と影響
クレンゲルはイタリア、フランス、スイスなどを旅し、各地の風景をスケッチし、それを基に作品を制作しました。
これらの旅行は彼の作品に多大な影響を与え、多様な風景の描写に貢献しました。
晩年と遺産
晩年はドレスデンで過ごし、多くの弟子を育てました。
彼の風景画は、後のドイツ風景画の発展に大きな影響を与えました。
1824年にドレスデンで亡くなりました。
作品の特徴
自然の描写
クレンゲルの風景画は、自然の細部に至るまで緻密に描かれており、風や光の表現が特に優れています。
彼の作品には、静寂な森や田園風景、山岳風景などが多く描かれています。
ロマン主義の影響
彼の作品は、ロマン主義の感性を反映しており、自然の崇高な美しさや神秘性が強調されています。
特に、荒々しい自然の力や人間の存在の儚さを感じさせる作品が多いです。
技法とスタイル
クレンゲルは、オイルペインティングと水彩画の両方で作品を制作しました。
彼の色使いは非常に柔らかく、自然光の描写が巧みであり、作品に詩的な雰囲気を与えています。
主要作品
「田園風景」
「森の風景」
「アルプスの風景」
「湖畔の夕暮れ」
その他
・この絵の中には、「362」という謎の数字が描かれています(探してみて)。
・個人的な考えでは、「作品の通し番号」では無さそうな気がしています。詳しい人、研究家の方、ご本人の親族の方、是非教えてください!
(「数字ではない」という説も含め)
【注意書】
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