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【言葉】「耳はふたつ、口はひとつ」~言葉を発する前に大事なこと

前回からの引き続きになります。痛ましい事件が起きてしまいました。SNSの持つ「負の側面」が多分に影響しているような報道がされています。今回、ホリエモンこと堀江貴文さんが、「堀江さんらしい」スタイルでこの問題を取り扱っており、なおかつ内容もとても胸を打つものでしたので、まずはシェアしていきたいと思います。


ホリエモンからのメッセージ

「陰口を叩きたい(人がいる)。(中略)いわゆる自分の正義を押し付ける系の人。あるいは自分も抑圧されていて、仕方なくそうなっている(ような)人。自分が押し付けられて、自分なりの正義の世界で生きている分にはいいんですが、それをもうネットに書くな。

J-CASTニュース記事(ホリエモンチャンネル2023/07/13)より抜粋

これは「妬み」問題だと思います。自分にはできないことを成し遂げている相手を「妬み」、執拗に攻撃(口撃?)する。きっと堀江さんも方々からこうした攻撃を受けてきたのでしょう。さらに堀江さんはこう続けます。

周りの友達とかに、愚痴のように言ってもいいよ。だけど、ネットに書くな。ネットに書くと、本人見ちゃうから。俺の悪口も書くな、本当は」

俺はさ、『ホリエモンはメンタル強いから、大丈夫でしょ』とかって言って書いてる奴ら。全然あれだよ。傷ついてないかっていうと、まあまあ傷つくよ。なので、書くな」

自分の胸の中にしまっておけとは言わない。ストレスかかるんだったら誰かに言え。だけど、ネットに書くな。陰口っていうのは本来そういうものなんですよ」

J-CASTニュース記事(ホリエモンチャンネル2023/07/13)より抜粋

YouTubeにアップされていますので、ぜひお時間がある方はご覧いただきたいのですが、堀江さんがいつも以上に強い口調で力説されていて、非常に共感しました(ま、その後にいつもの堀江さんらしいコメントもあるのですが、そこはご愛嬌ということで・・・笑)。

日本特有の文化?もしくは負の側面?

日本の残念なところに「出る杭は打たれる」というか、「出る杭を打つ」あるいは「杭そのものを抜いてしまって、亡きものにしてしまう」という面があることは否めません。規模の大小はあると思いますが、きっと皆さんにもご経験があるのではないでしょうか?島国ならではの「和を以て貴しとなす」文化の負の側面ですかね?表向きには「個性大歓迎!他人と違う面を尊重しよう」といいつつ、結局は同調圧力によって抑制する・・・という経験、ありませんか?

完全撲滅は難しい・・・

また「悪口」「陰口」問題は非常に難しい。こうして書き進めている私もそうした言葉を口にしたこともありますし、完全になくすのは難しい。堀江さんは「誰かに言ってもいいけど、ネットに上げるな」と仰っていますね。ただ、誰かに言うと、その相手から回り回って、本人に伝わる・・・という恐怖の伝言ゲームもあるので、これもまた非常に恐ろしいですよね。直接言われるよりも、間接的に聞く方が何倍も傷つきますし。これはネット等、文字として書かれたモノも同様の効果がありますね。

紫式部も毒舌家だった!

きっと人間のこの習性は古くからのものなので、治せないんだと思います。たしか紫式部の書いた「紫式部日記」には当時ライバルと言われた清少納言について彼女がボロクソに貶している描写があることは有名ですよね。また清少納言も「枕草子」の中で「いやなもの・嫌いなもの」を取り上げています。ちなみに、1000年以上も昔に書いた自分の日記が、後世の人たちに読まれているというのもなかなかすごいですよね(ま、このnoteも同じことかもしれませんが・・・)。

他にも有名人の残した手紙や日記などには、ライバルへの嫉妬や名声への渇望からか、相当激しい口調で書かれた罵詈雑言などもあります。こうしてみると人間はやっぱり古くからそれほど成長していないんでしょうね(もちろん自分も含んでいます)。ですから、「気にするな」と簡単に言うことはできますが、そうもなかなかいかないので、本当に難しい問題です。

「耳はふたつ、口はひとつ」が解決策のひとつか?

そこでヒントになるのが、今回のタイトル「耳はふたつ、口はひとつ」を取り上げてみたいと思います。要は「自分の発する言葉の倍だけ傾聴しろ」ということと捉えています。世の中とにかく「私・私・私・・・」の「I(アイ)メッセージ」だらけ。ここはぐっとこらえて「傾聴・傾聴・傾聴・・・」を心掛ける。聞くことで、「間」を取り、不用意な発言(つまりは相手の口喧嘩に乗るようなこと)を防ぐこともできるかもしれません。

あの三谷幸喜さんでもアンチコメントに悩まされていたらしい

かつて脚本家の三谷幸喜さんが、「たくさんの褒めコメントを頂いても、一つでもネガティブなコメントがあると、それを気にしてしまう」というような発言をされていたのですが、あれだけ数々の名作・話題作を発表してきた日本トップクラスの作家でもそうなのか・・・と驚いたのを記憶しています。平常時は自らの意志で、SNSから距離を置いたり、このような「傾聴」とか様々な手法を取ることが出来ますが、心が弱っている時はなかなか難しい。気になるとついついサーチしていたりするかもしれませんよね。

事実は一つ、考え方は二つ(和田裕美さんの言葉より)

こうして書いてみましたが、今回もやっぱり結論がでないまま、ここまで来てしまいました。結局、人間は昔からそれほど変わっていないし、これからも変わらない。負の側面があることを受け入れながらも、それらと「どう接するか」は我々自身で選ぶことができる、と思うんです。「勇気を出して立ち向かう」、または「勇気を出してその場から立ち去る」。自分なら後者ですかね、三谷さんと同じで、一つでもネガティブコメントがあったら落ち込みますし(笑)。

「コンフォートゾーン」を持つ

あとは「絶対ここは自分にとっての安全な場所」を持っておくこともとても大事だと思います。家族、友人、パートナーなんでもいいと思います。常に元気いっぱいでエネルギー100%で飛び回るなんて不可能ですからね、誰でもちょっと元気がないな、という時だってあるのが普通だと思います。SNSから離れて、自分が100%守られている場所で心を落ち着かせるなんてことも現代のように目まぐるしい時代だからこそ、必要な気がします。

ちなみに私にとってはこのnoteでの発信が自分にとって、いいバランスをとる機会になっています。まだまだ拙い駄文ですが、少しずつ成長していきたいと思っています。

沖縄伊江島にて タッチューが有名ですが、ぐるっと島周りも気持ちよかったです!




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