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【SPORTS】Fight!戦う君を・・・戦わない奴らが笑うだろう

すみません、タイトルの元ネタはもちろん中島みゆきさんの名曲「ファイト」からの引用になります(ちょっと変えているので、大丈夫ですかね・・・汗)。というのも、ここ最近、アメリカで活躍していた選手たちが帰国し、日本でのプレーを再開する、という話題が相次いだことや、例によって私特有の判官贔屓も相まって、日本人の嫌な面の一つと言いますか、出る杭を叩きたがる感じのコメントが散見していたので、この場でちょっと論じてみたいと思った次第です。


男子バスケ、渡邊雄太選手が来シーズンからBリーグに復帰!!!

まずはバスケから。NBAで活躍していた渡邊雄太選手が来シーズンからBリーグでのプレーを表明したというニュースです。たまたまインスタを見ていたら、このあとインスタライブやります!なんていう通知が来ていたので、なんとなく気になったというか、このタイミングでどうしたんだろう?と思ったら、ビックリな内容でしたね。と、同時にご本人のメンタル的な悩みについても明らかになり、30歳という節目を迎え、新たな舞台で、それこそ「バスケがしたいです!(byミッチー)」ということのようです(笑)。

このニュースについて、概ね好評というか、肯定的なコメントが多かったように思うのですが、やっぱり一定数が「まだまだNBAでやるべきだ」などなど、渡邊雄太選手はいろいろ考え抜いて、さらにはご自身のあまり見せたくないであろう面までをさらけ出したというのに、なんでそんな適当なことが言えるのかなーと悲しくなりましたね。もしかしたら、せっかく頑張ってきたことだし、来シーズンまで契約があるんだから、という親心かもしれません。それでも、「僕はバスケがしたいんです」と言う言葉から分かるように、毎試合プレーをしたい!そういう環境でバスケを楽しみたい!という渡邊選手の気持ちをここは優先してほしいじゃないですか!

もちろん本人としては様々な思いが交錯しているかもしれません。もう少し粘ってみることも考えたでしょう。それでもこうして大きな決断をしたわけですから、私たちはそれを祝福したらいいんじゃないかな、と思うんですけどね。誰でもできることじゃないですよ、大学時代からアメリカで過ごし、最高峰のNBAプレーヤーとして複数年活躍したわけですからね。日本に帰ってくることは決して否定的なことではないですし(それこそ日本で活躍する選手たちに失礼ですよね!)、渡邊選手が加盟することによってBリーグがさらに盛り上がるのではないか、と今からワクワクしかありません(そして今夏のパリ五輪!こちらも当然楽しみです!)

古巣DeNAに復帰!筒香選手のアメリカ時代の秘話

こちらも先日発表になった筒香選手の話題です。門外漢が訳知り顔に語ることは出来ませんが、やはり野手となると、初年度は爆発的な結果を残せても、その後も継続的にメジャーリーグで活躍するのは本当に大変なんだな、ということなんでしょうね。そうなると松井秀喜選手やイチロー選手がいかに凄い選手だったか、と思わずにはいられませんね。さて筒賀選手ですが、この記事(Numer Webより)を読むと、日本のプロ野球界で人気・実力ともに評価を受けていた筒賀選手であっても、いろいろと苦労をされた様子が伝わってきます。しかし、ご本人は「過去のことに振り返っている時間は無い」と、気持ちを切り替え、古巣DeNAに復帰しトレーニングに励んでいるようですので、ぜひとも応援したいですね。

行間を読みましょう!新庄監督の「勝ち負けよりも」発言の真意

ラストはやっぱり新庄監督です(笑)。自他共に認める判官贔屓人間としては頑張っている新庄監督とファイターズをどうしても応援したくなるんですよね(といいつつ、昨年優勝のバッファローズも応援しているので、自己矛盾しているんですけどね・・・笑)。

そこで先日話題になったのが「勝ち負けよりも」発言です。試合前の審判団と双方の監督さんがハイタッチをするパフォーマンスに関して、恐らく新庄監督としては「(とにかく)試合を盛り上げたい!」というサービス精神から、こういうパフォーマンスも大事なんだよ、ということを伝えたかったんだと思うんですが、一挙手一投足を注目される有名人の性というやつでしょう。監督の一字一句に揚げ足取りが反応し、「勝ち負けとはどういうことじゃー」的な炎上となる始末。

でもですよ、この2年間、ずーっと勝ちに飢えてきたのは、チームであり、監督じゃないですか。きっと新庄監督のことだから、「俺が出た方が勝てるかも」とか思うシーンもあったんじゃないでしょうかね。もちろんそれは立場も違いますし、実際にはやらないですが、そんな感じで歯を食いしばることも多々あったことと思います。チームが勝てなければ、お客さんは入らないし、ファンのフラストレーションも高まり、若干荒れ始めますよね。するとさらにチームが萎縮し、より一層勝てなくなり・・・という悪循環に。それを断ち切る意味でも、監督ならではのド派手なパフォーマンスでカラッと明るく新風を巻き込んできたのがこの2年だったと思います。

そしてようやく種をまいてきた若手陣から芽が出始め、ようやく花開く3年目を迎え、本拠地もリニューアルして・・・という絶好の時。ここで先ほどの「勝っても負けても」発言の「負ける」を監督が本気でそう思っているわけないじゃないですか!(と勝手に想像)。この苦しい2年、いろいろ試行錯誤しながら、選手のこと、チームのこと、さらにはきっと新庄監督のことなので、球場に来てくれるファンやお客さんのことを考えているんだと思います。その一つとして、あのハイタッチパフォーマンスがあるんじゃないかと思うんです。あれで監督や審判も一つにまとまりますからね、きっと。

ということで、もう一つ新庄監督らしい話題を。ファッションやプレースタイル、とにかくなんでもカッコいい、新庄監督ですが、ガムのかみ方にも一家言あるようです。たしかにメジャーリーグのプレーヤーたちが、ガムをクチャクチャやっているのが映像で映りますが、あんまり「お行儀が良い」感じはしませんよね。文化の違いですかね?100歩譲って彼らはいいかもしれませんが、しかし、それをマネして日本人選手がやると・・・ただの「輩」感丸出しですよね・・・涙。こういうところにも、監督のこだわりが感じられ、しかも「子どもたちに悪影響だ」と言えるところがいいですよね。こうして球界のことを考えている人が、「負け」を望むわけ無いじゃないですか!


ということで、渡邊雄太選手、筒賀選手、新庄監督のエピソードを元に、ポジティブな意味で決断をされたり、これまでのしがらみに囚われずに改革を進めようとする人たちに対して、なぜかネガティブコメントを寄せられるという悲しい風習が蔓延している気がしているので、一人で勝手に憤ってみました(笑)。ま、私がそうしたところで、何の影響もないんですけどね。

そしてようやくタイトル回収なわけですが、中島みゆきさんの名曲「ファイト!」はまさにこうしたシチュエーションにぴったりだとおもうんです。「ファイト!戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろう」・・・どうですか?自分では、やりもしないくせに、なぜか上から目線で偉そうに語る輩・・・。こういうのって本当に悔しいです。どんな結果であれ、とにかく挑戦したこと自体が素晴らしいことだと思います。学生時代ならこれだけで100点満点。挑戦することに意義があるってことですから。

もちろん社会人やプロ選手となると、複数年の挑戦であれば結果が必要だというのは当然です。が、もし仮に結果が思うようなモノでなくても、そこから軌道修正して、新しい場所で再び花開けばいいわけじゃないですか!それに対して、あれこれ言えるのは当事者である本人だけだと思うんですよね。皆さんはどう思いますか?



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