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【バスケW杯】開幕直前!「Number」が熱すぎる!

「スラムダンク」熱が冷めやらぬまま、リアルの世界でも沖縄でバスケの世界大会(W杯)が開催されます。昨年冬のサッカー、そして今春のWBCと続き、この夏はバスケが!と密かに勝手にワクワクしています(笑)。さすがに沖縄まで観戦にはいけないのですが、日本代表戦はテレビで放映されるようですので、まさに「要チェックや!」状態で今から気合が入っております。

最近ではテレビ番組などでもバスケ特集がされるなど、じわじわとW杯に向けて下地が出来つつありますが、やっぱりさすがなのがスポーツ雑誌「Number」です。毎回タイムリーな特集と読み応えある臨場感あふれた文章で活字でも盛り上げてくれていますが、今回号はオールバスケ特集。ぜひともご購入いただいて読み返していただきたいのですが、ここでは「さわり」の部分を少しご紹介しつつ、勝手に盛り上がっている様子をお届けしたいと思います(笑)。


レジェンド田臥選手&五十嵐選手のトークが熱すぎる!

まずは日本人初NBA選手である田臥勇太選手と元日本代表の五十嵐圭選手の対談からご紹介。田臥選手はスラムダンク番外編「あれから10日後」でサラッと触れられているほどのお方。なんといっても前人未到のNBAコートに日本人として初めて立つという偉業を成し遂げたスーパースターにして、今もなお現役。そして五十嵐選手も日本代表として活躍。ちょっとネタバレしますがご本人は藤真選手ファンとのこと。そういえば風貌も藤真くんっぽいですよね。

恥ずかしながらお二人が同い年とは知りませんでした!そんなバスケ界のレジェンドが現在の日本代表チームにエールを送っています。嬉しいのが対談の中に「スラムダンク」ネタを入れてくれていること。やっぱりそれだけのパワーがあるんですよね、さすが井上先生。そして世界で戦ってきた二人が口をそろえているのが「強いチームと戦って、負けたとしてもそれは成長につながるんだ」ということを説いていました。

これってまさに先日の高校野球決勝で惜しくも敗れ、準優勝となった仙台育英高校の監督が仰っていたことともリンクする気がしました。たしかに男子バスケはまだまだ世界の壁が厚い。とはいえ、八村塁選手、渡辺雄太選らがNBAで活躍するようになり、さらに若手がどんどん渡米してチャンスをうかがうようになってきています。また、国内Bリーグも活性化してきており、実力は絶対についてきているはず。お二人の対談はそんな日本バスケ界をも見据えた素晴らしい内容でした。

バスケ王国「沖縄」で開かれる意義

これまた「スラムダンク」とリンクするのが「沖縄」。そうです、あのリョータとソータの1on1で始まる伝説の冒頭シーンです。予備知識のないままご覧になった方がほとんどだったでしょうから、あの冒頭には全員が(いい意味で)度肝を抜かれたことと思います。それから徐々に「あ、たしかに宮城って名前沖縄に多いよな」とか「リョータのファッションやヘアスタイルって、沖縄とかアメリカのカルチャーだったんだ」というように頭で理解していったのではないかと思います。

今回の「Number」にはその「沖縄開催」に関する記事(「開催地を訪ねて
『琉球の地で繋がれた100年のバトン』文:中村計」
)も必見です。ここでは戦後アメリカから入ってきたバスケットが、いかにして沖縄で隆盛していくかが描かれています。なかでも1997年の高校ウィンターカップであの能城工業と北谷高校が対戦したエピソードは私もまったく知らなかったので、読んでいて非常に興奮しました(もはや、リアル山王対湘北状態?)。
記事中でも触れられていますが、今年はまずは映画「スラムダンク」で沖縄が注目を浴び、そしてBリーグでは琉球ゴールデンキングスが優勝!と沖縄旋風巻き起こり中。なんだか今大会にも否が応でも期待が高まってしまいます。

レジェンド折茂・佐古・網野選手たちの熱い思い

田臥・五十嵐両選手と同年代の網野選手、そして1つ上世代となる、折茂選手、佐古選手らの特集記事も胸アツです。今やチームのコーチや監督、さらにはチームの社長を務めている彼らの現役日本代表チームへのエールも胸打つものがあります。なかなか勝ちきれず、悔しい思いをしてきた時代もあったので、そうした中でもがき苦しみながら、なんとか日本チームを世界レベルにという思いを抱きながらの苦悩の日々は、こちらまでその苦しみが伝わって来るようでした。

しかし、彼らが背中を見せて引っ張ってくれたおかげで次の世代がどんどん台頭し、そして今ではNBAにも挑戦できるくらいのレベルにまで成長していったのですから、そんな苦しい時期を支えてきた折茂選手、佐古選手たちには本当に頭が下がります。このあとに竹内公輔・謙次選手、川村卓也選手、桜井良太選手、柏木真介選手そして五十嵐圭選手・・・と続々と当時の若手が成長していくので。

そして今回の日本代表メンバーの特集も読みごたえ十分!

もちろん今大会のメンバーたちのインタビューも満載です。渡邊雄太選手、富樫勇樹選手、河村勇輝選手、富永啓生選手、馬場雄大選手、そしてトム・ホーバス監督と豪華布陣!気になるのは渡邊雄太選手の捻挫ですが、これまたスラムダンクのゴリと被るような気がするのは私だけでしょうか?とはいえ渡邊選手はNBAもあるので、なんとか大事にならなければよいのですが・・・

これは要チェックですよー(笑)

日本は「死の組」。秘策はあるのか!?

先日の親善試合もそうでしたが、やはり世界の壁はまだまだ厚い。そして今回のW杯のリーグ戦も相当ハイレベル。いずれも日本チームよりも世界ランキング上位。おそらく彼らは日本のことなどあまり眼中にないのかもしれません。どうなる、いや、どうする日本代表!?もうここはシロートバスケファンが云々かんぬん言っても埒があきません。トム・ホーバス監督中心に代表メンバーに頑張ってもらうしかないです。

が、もしかしたら一つだけ我々でもできるかもしれないことがあると思います。ヒントは先日の高校野球決勝の慶応高校の応援。あの「地鳴り」のような大声援はきっと仙台育英チームの脅威になったはず。となると、沖縄アリーナで観戦(いや参戦?)できる観客(ブースター)の皆さんの大声援は最強の武器になるかもしれないと思いませんか?ここは地の利を生かして、熱い声援で春のWBC再来となったら・・・バスケの神降臨ですね(笑)。


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