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【SLAM DUNK】THE FIRST SLAM DUNK鑑賞記

今回は映画についてのお話です。
実はファーストどころか既に10回以上観てまして…最早回数が分からなくなっています。笑
リアルタイム世代には嬉しすぎる映画化、しかも監督・脚本は井上雄彦先生とくればもう…期待しかない。ちなみに自分の場合、原作ファンでしたので、アニメ版には若干疎く(WANDSの主題歌とかは知っていましたが)、それもまた良かったのかもしれません。

以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。

ファンとして嬉しかったのが、やはり原作にはないシーンです。リョータの過去、兄への憧れ、母との関係性、そして中学時代にミッチーと出会っていたという嬉しいサプライズ!またゴリの苦悩と木暮くんのサポート。映画公開後に出版された「re:SOURCE」では井上先生自ら、原作と映画でリョータの違いを語っていました。もちろん原作の彩子さん大好きリョータも好きだったのですが、映画版のちょっと大人なリョータもまたカッコ良かったですね。(それに細かな表情まで巧みに表現されていましたね)

ストーリーは伝説の山王工業戦とリョータを中心としたスタメンの過去とかオーバーラップしながら進んでいきます。自分はこの展開、非常にスムーズで好きですね。テンポも良く、気になるところで展開するところなどは、さすが!と思いました。(山王戦ではアリーナ席の隠れキャラを探すのも楽しみですよね?皆さん、どれくらい発見できました?自分は毎回発見できたり、出来なかったり…です。笑)

後半に入り、山王のゾーンプレスに対応出来ず、20点差まで広がってしまい、一度はベンチに下げられた花道が再登場。ここからはほぼほぼ原作通りながらも、やはり彼らが動いているだけで嬉しくなります。名言の数々もしっかり入れてくれています。そしてラストの花道・流川の名シーン。全てが完璧過ぎでしょう。

一応、テーマをチーム論で進めたいという気持ちがあるので、やや無理やりかもしれませんがひとネタ。ゴリこと赤木はストイック過ぎる真っ直ぐさで、先輩や同期、後輩たちからも煙たがられてしまいます。しかしそんな彼にも木暮くんやスパルタに耐えてきた2年生たち(安田、角田、潮崎)がいます。そこへリョータが復帰し、ミッチーが「諦めの悪さ故?」の復活。そしてスーパールーキー流川と自称「天才」花道が加入。

陵南の魚住同様、今の自分には乗り越えられない壁にぶち当たり、苦悩する赤木。原作では板前魚住が登場しますが、映画ではミッチーがいい味を出していました。そう、チームなんだから、みんなで足して5じゃなくて、6や7はたまた10の力を出せばいい。このあたり流川のパスにも通じるところがありますね。

そして実は劣勢ムードを一気に変えたのがシロート花道だったという…!負けるなんてことを全く考えていないからこそ、何でもやれてしまう。彼のパワフルなプレーに感化され、一度は「もうここまでか」と諦めかけていたメンバーが復活するわけです。このあたり、フツーに組織論、チーム論として語れそうですよね。

まだまだ語り足りない、THE FIRST SLAM DUNK。また日を改めて語りたいと思います。

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