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【ビジネス本再読】「EQ~こころの鍛え方」④~EQトレーニング 人の感情の特性を知ろう

読めば読むほど、まさに今の時代に必要なスキルだな、と痛感しているEQ。なんでしょうか、政治が不安定だからでしょうか。世の中がとても混沌としているように感じませんか?ま、もしかしたらそれこそがマスメディアのみならず、こうしたSNSの世界に踊らされている証拠かもしれませんが・・・汗。とにかく、こういう時こそ、落ち着いて自分自身をしっかり保つためにもEQスキルは高めたいものです。ということで今回も高山直さんの著書「EQ~こころの鍛え方」を読み進めていきたいと思います。テーマはEQトレーニングということで、実践編です。私同様に、お読み下さった皆さんが少しでもお役立て頂ければ幸いです。


人の感情の特性を知ろう

感情には「幸せ」「悲しみ」「怒り」「恐れ」「嫌悪」「驚き」の六つがあります。
「幸せ」な感情は、目は輝き、優しく柔和な表情。
「悲しみ」を知る手がかりは眼。眼に輝きがなくなり、眉と目尻がやや下がり気味になります。口の両端もやや下がり気味になります。
「怒り」は眉間に縦じわができます。
「驚き」は眉と眼、口元。人は驚くと眉が下がり、眼を見開きます。

「EQ~こころの鍛え方」高山直著より抜粋

「目は口ほどにものを言う」という諺もありますが、表情から読み取れることって本当に多いですよね。できるだけ機嫌良く日々過ごしたいものです。しかし時にどうにも日々ご機嫌斜めというか、常に不機嫌そうな方もいるわけで、かつてこういう方には大変苦労しました・・・涙。しかも、本当にご機嫌悪いわけでは無く、単に不機嫌な表情という非常に厄介なパターンも。あと、日々気分がコロコロ変わるってパターンもまた周りはしんどいですよね・・・涙。

「笑筋」を鍛え、微笑みを習慣化しよう。

人の表情の中で最も見る人に好印象を与えるのは笑顔です。微笑みは相手に安心感や親近感をもたらします。加えて、笑顔をつくることは自分自身の感情を明るく、前向きにする効果も併せ持っています。

同上

「人は明るいところに集まる」という諺があるかは分かりませんが、そういうように言われたりはしますよね。やっぱり常に明るく笑顔を絶やさない人の方が一緒にいて楽しいですからね、絶対に。欧米の方々は、まずは相手に向けて笑みを作りますよね、口角を上げて。最初、慣れるまではなんだか不自然な感じもしましたが、ああして自己開示している(つまり、自分はあなたを受け入れていますよ、もしくは敵とは思っていませんよ)という表現なのかな、と思うようになりました。「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいんだ」なんて考え方も聞いたことがあります。これもまた真実ですね。


話を聞くことで、相手とのこころの距離感を縮める

相手のことを理解するためには、「話を聞く」という行為はきわめて重要です。相手に安心感を与え、相手の自尊心を満たします。話を聞くことは、すなわち相手を受け入れることであり、聞くという行為自体が相手に安心感を与え、お互いの感情が双方向に流れていることを実感させることができます。聞くことで、相手の自己開示を受け入れよう。

同上

これは反省!「傾聴」が大事だと分かっていながら、ついつい人は自分の話(ばかり)をしたがる。そして相手には常に「もっと聴いて」という状態に。たしかデル・カーネギーの名著「人を動かす」の中でも、「傾聴」の大切さを語るエピソードがあったように記憶しています。とにかくひたすら相手の話を頷きながら傾聴する・・・これだけで相手は非常に満足するものなのだ、と。もちろんこれができれば最高ですが、せめてキャッチボールくらいのレベルは常に目指したいものですね。

しぐさから感情を推測する

しぐさの持つ意味や、人のしぐさのクセを知ろう。

腕を胸の前でしっかりと組むのは自己防衛の表れで、感情的には警戒感や拒絶を示します。座った姿勢で脚を組むのも相手に対する警戒や疑惑を示すポーズです。

相手があごの下に手をあてて、ゆっくりと擦るような仕草をしたら、それは相手が考えているというシグナルです。そんなときは、話を進めずに相手が口を開くのを待つほうが賢明です。

相手が額を手で掻いたり、眉間を擦ったりする動作は「断りたいのだが、どうしたら断れるのだろう」という迷いを示します。本音にあるのは拒絶願望です。両手で顔を洗うような仕草も同様です。

商談中に相手が上着を脱いだら、成約の可能性はぐんと高くなります。上着を脱ぐのは一種の譲歩の表れで、ここからの詰めが大切です。

同上

これらを読みながら、確かに・・・と当てはまるような気がしませんでしたか?会議中や商談中、ちょっとした対話の中でもこういう仕草が出ているような気がしますよね。上手なセールスマンやカウンセラーは、こうした相手のちょっとした仕草を見逃さず、「傾聴」の姿勢で相手の警戒心を解き、関係性を築いていくんでしょうね。そしてさらには「ミラーリング」というスキルもまた大切であると聴いたことがあります。これは相手の仕草を真似るというもの。徐々にペースがシンクロしてきて、リズムが整ってくる効果があります(←実話)。私もかつてちょっと苦手な上司(&部下)とのミーティングなどでそれとなく使っていました(笑)。


ノンバーバル・スキルを磨く

ノンバーバル・スキルとは、言葉以外の動作やしぐさ、表情、視線などによるコミュニケーション表現力のことです。

オーバーアクションを行うことで、
①あなた自身の気持ちが積極的になり、
②声も自然と大きく、かつ、はっきりした自信に満ちたものになり、
③言葉が説得力を増すからです。
④人の眼は動くものには自然と引きつけられる
ため、みんなの視線が集まり話の展開もやりやすくなります。

強調したい場面では強調する動きで、ユーモアを交えて場を和ませたいときは、それに合った動作やしぐさが必要です。

同上

前職では人前で話す仕事だったこともあり、こうしたノンバーバルコミュニケーションは最初は自己流や先輩たちのモノマネから入り、徐々にこうした書物を読むことで勉強しながら意識的に取り入れていました。私にはちょっとレベルが高かったですが、テレビのバラエティ番組などで場を仕切るタレントさんたちのスキルを盗めないかと工夫したときもありました。特にお笑いタレントの方々の瞬発力たるや、本当に「プロフェッショナル」だ!と感動することばかりです。特に私はドギツイ辛口ツッコミよりも、場を和ませ、楽しませながら、番組を盛り上げて明るい雰囲気を作るタイプのタレントさんを好んで研究していました(ま、そのように出来たかどうかは微妙ですが・・・汗)。


ということで今回は以上になりますが、いかがでしたでしょうか?どれも一つ一つは些細なというか、ごくごく一般的な話なのですが、これらを知り、かつ実践できれば、かなり周囲とも良好な関係を築き、快適な生活を送ることが出来るのではないでしょうか。といいつつ、私自身もまだまだ修行の身と申しますか、出来ていない面が再確認できたので、これを機に取り組んでみたいと思います!

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