【パリ五輪】大会運営の「グダグダ感」が半端ないのはなぜなのか?
目下話題はオリンピック一色・・・というよりは若干日本チームの勢いが収まりつつあり、トーンが下がってきているのは私だけでしょうか?とはいえ選手の皆さんは本当に連日奮闘して下さっているわけなので、結果が・・・などといったら罰が当たりますよね。とにかく最後の最後まで頑張って欲しいと思います、頑張れニッポン!・・・という気持ちではいるわけですが、どうにも今回のパリ五輪。大会運営の「グダグダ感」が漏れ伝わりすぎだと思いませんか?ここまでこうした試合外でのネガティブ報道ってこれまでありましたっけ?というわけで今回はSNSやニュース等から拾ってきたネタを中心に私の勝手な考察と併せて記事にしてみました。
開会式・・・グループシンク(集団浅慮)の悪しき代表例
きっと後世に語り継がれるであろう、あの奇妙な狂宴。セーヌ川をボートで入場行進の代わりにするという奇抜なアイデアや、エッフェル塔から世界最高峰の歌唱力を誇るセリーヌ・ディオンさんによる「愛の賛歌」など、随所は素晴らしかったのですが、生首が歌い出す演出や「最後の晩餐」を模したとされるあの謎の集団によるパフォーマンスなどは・・・皆さん、どうでした?今流行のLGBTQへの配慮や寛容性アピールなのか、さらにはフランスの歴史を文字通り破壊する恐ろしい演出は「グループシンク(集団浅慮)」の悪しき例でしかないように思いました。(以下にウィキペディアより)
おそらく演出を考えられた方々はとにかく斬新さと現代性を考え、そうした趣向を凝らしたものにしようと先鋭的になっていき、行き着いた先があれだたのでは・・・と素人が邪推してみました。誰かが「これヤバくないですか?」と言えない状態だったんでしょうね。というか、実際にアイデアがゴーサイン出る前には、組織委員会やらそうした大物要人らへのプレゼンテーションとかもあるんじゃないですかね?ま、東京五輪はなんだかんだと寸前でバタバタしていましたが・・・汗。とにかく恐ろしいくらいおぞましい開会式だったと思いますよ、実際。ファミリーで開会式を観ていたら、茶の間が固まりますよね、多分。
全然「選手ファースト」ではない選手村~食事、エアコン、盗難騒動
そしてこれまた有名になってしまった選手村の悪評の数々。体力を消耗している選手たちにせめて美味しい食事くらいふんだんに提供してあげましょうよ、美食の国なんですよね、フランスって。それを「全てCO2排出量と動物福祉に配慮」だとかで、野菜メインのヘルシーメニューって・・・本気ですか?と逆に聞きたい。本来はガンガン動物性タンパク質を摂取して、さらにはしっかりとした睡眠を取ってもらい、コンディション調整してほしいじゃないですか。
ちなみに選手村から各競技会場までのバスもなんだかスムーズではないとか。もうここまでダメダメだと、本当にフランスはやる気あるのか?と怒りを通り越して失望しかないですよね。余談ですが、どこへ行ったり泊まったりしても、「食事」って大事じゃないですか?いつまでも「あそこの食事は美味しかった」とか「マズかった」とかいう記憶って残るじゃないですか。ですから、相当今回の選手たちには脳裏に刻まれたんでしょうね・・・(
その一方で東京五輪が良すぎた、ということもあるのかな・・・なんて笑)。
さらには連日30度を超える暑さにもかかわらず、エコのためにエアコンがないとか。普通に考えて異常ですよね、選手たちのコンディションのことを全く考えてない。どうやら資金力のある先進国チームは独自にエアコンを設置したとか。一方で、そこまで資金のない国々はそういう配慮も出来ず・・・ってここでもう「差」が生まれていますよね。なにが「寛容性」なんだか。しかも選手村の治安もよろしくないようで、盗難騒動も報道されていましたよね?最早・・・国として大丈夫なのか?皆さん(私も含めて)きっと日本人ってフランス(特にパリ)への憧れを持っていると思うのですが・・・
大腸菌が道頓堀の4倍!?セーヌ川でのトライアスロン強行!
先にお断りですが、XやSNSでの発信を若干鵜呑みにしているところがあるので、本当にそうなのかは分かりませんが、とにかくセーヌ川は道頓堀レベルだということだとしても、やっぱりそこを泳ぎたくないですよね・・・涙。たしか東京五輪の時も東京湾が汚いだのいろいろ言われましたけど、今回はそれ以上ということですよね?きっと。こんなことばかりやっていたら、競技人口が減ってしまうおそれもあるのでは?誰が好き好んでドブ川泳ぐんだ、って話ですよね。これもオリンピックをパリで開催するって決まってから数年以上あったわけですから、パリ市なのかフランス国なのか知りませんが、総出でセーヌ川の水質改善に取り組むべきでしたよね?報道によると2000億円を投入したけどダメだったとか。多分これも「セーヌ川でトライアスロン」っていうコンセプト先行だったんじゃないでしょうかね?パリ市長が泳いでましたけど、事前にフランス国内大会を実際にセーヌ川で開いてみれば良かったのに・・・と本気で思います。
誤審に次ぐ誤審(ま、これは私が日本贔屓だからかもしれませんが・・・)
そしてこれが私がパリ五輪に興ざめしてしまった最大の理由になります。柔道、男子バスケ、男子サッカーなどなど相次ぐ「誤審」。それも露骨ですよね、特に柔道!開催国のフランスで人気があるというのは知っていますが、発祥の地は日本ですよ!ワクワクしながら観戦していましたが、いやー、恐ろしいくらいハンデあるジャッジにイライラし通しでした。最早「柔道」ではなく「JUDO」だ、と書かれている記事もありましたが、まったくその通り。レスリングか何かと見間違うレベルの謎競技になっていました(少なくとも私の考える『柔道』からはかけ離れていたように思いました)。
五輪不信を決定づけたのが、昨日の「柔道団体」決勝。最初からフランス勝利が台本に書かれていたのではないか、というレベルのお粗末な筋書き。最後の電子ルーレットってなんなんだ??試合後の阿部選手、斉藤選手の涙には悔しさがにじみ出ていましたね。もうこうなったら、もう一度「日本の柔道」を見せつけるべく、「オール一本勝ち」を目指すくらい美しい日本柔道を世界のエセ柔道家(とも呼びたくないですけどね)たちに披露してほしいと思いました。やっぱり試合後の立ち振る舞いも日本勢は素敵でしたよね(阿部詩選手は・・・ちょっと騒ぎになってしまいましたが・・・次回はされないと思うので)。
フランス人は心の根底では日本が嫌い説
これは邪推ですが、やっぱりどこかで黄色人種への差別や嫌悪感ってあるんでしょうね、と思ってしまいました。特に日本が嫌いなんでしょうね、多分。もしかしたら第二次世界大戦で日本が負けはしたものの、結果的にあの戦いが引き金になってインドシナを手放すことになったわけで、さらに欧米諸国もあちこちの植民地が日本の健闘(と単純に言ってしまっていいのかはありますが)に即発されて続々と独立してしまったこともあり、とにかく「日本憎し」が根底にあるんじゃないでしょうかね、きっと。よく競技のルールも変えるじゃないですか、彼ら(水泳背泳ぎのバサロ泳法、スキーノルディック複合のジャンプやスキー板の改悪などなど)。自動車ではHONDAがマスキー法で何度も何度も改良を重ねたエピソードは有名ですよね、こうやって新参者を虐めるんですよ、彼らは。
フランス人気質では「おもてなし」は難しい?
ということで、大会も折り返し地点を迎えていますが、今回ほどフランスの「底意地の悪さ」と「妙なプライドの高さ」を感じた大会はないですね。そもそも「おもてなし」感がないんだと思います、きっと。「素晴らしい俺たちの国のやることに文句あるのか?」「(五輪を)開いてやっているんだからな、俺たちが」という態度が透けて見えるようで、どうにも好きになれませんね。恐らく大会組織委員会がこんな体たらくだから、各競技の審判団もまた、どこか「グズグズ」。組織全体がどこか柱がないというか、誰かがビシっと仕切れていないんでしょうね、まあ、ちょうど国自体もマクロンさんが大変な状況ですしね・・・。やっぱりそうしたお国事情だったり、組織全体の統一感とかってのも大事なんでしょうね(ま、一方で東京五輪の場合は、組織自体はビミョーだったかもしれませんが、日本人あるあるですが、トップではなく末端の個人のレベルが高いので規律・統制が取れていたという面も否めないと思いますが)。