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【本】ネガティブフィードバックを跳ね返せ!考え方を変えてみよう~「ダメな私」を今すぐやめる200のアイデア/マイケル・ヘッペル⑤
不定期更新の「ビジネス本再読シリーズ」。マイケル・ヘッペル氏の「ダメな私を今すぐやめる200のアイデア」もいよいよ最終回です。今回も読み直すことで、目から鱗な考え方と再会することが出来ました。それでは本編に進みましょう。
悪いアドバイスは返品する
人からネガティブな意見を言われると、あなたはそれを信じてしまう。心底落ち込み、個人攻撃と受け止める。私たちはネガティブな意見にはネガティブに反応してしまいがちだ。それは悪い結果しか生まない。そこでネガティブな意見をもらった時でも、有名デパートのプレゼントをもらった時と同じように捉えてみたらどうだろうか?
<ネガティブな意見の対処法>
・笑って、一言「ありがとう」と返す
・本気でそう思っているのか、相手に聞く
・数分、時間を置く
・言われたことが的を射ているか、自問する
・言われたことに従って行動することが本当に自分のためになるのか、自問する
役に立たないフィードバックをもらったときは、あなたには選択肢があることを思い出そう。そんなフィードバックは欲しくないのなら、「返品」できるということ。「そのフィードバックは要りません」と実際に相手に言うのではなく、丁寧に「ありがとう」と伝え、有益でないとか、自分には無関係であると確信した場合には、それを受け入れなければいいのだ。
なんだかアンガーマネジメントにも似ていますよね、すぐにムキになって言い返すのではなく、自分の中で数秒~数十秒カウントして怒りを抑える。でもこれってなかなか難しいですよね、私には実行できる自信は無かったですね、当時は。今は自分自身にかつてよりは精神的に余裕があるので、何か言われてもイラっとすること自体が少ないように思いますが。それでもここまで立派な返しができるかと言われると・・・あまり自信は無いですね。とはいえ、こうありたいな、とは思います。こうした「余裕の返し」・・・カッコいいですよね。
リフレーミング
成功者の多くは、さまざまな視点や考え方を受け入れる人たちだ。意識しているかどうかはわからないが、彼らは「リフレーミング」というテクニックを実践している。リフレーミングとは、物事のフレーム、つまり枠組みを変えて多くの視点で物事を捉えることだ。物事を多角的に見る方法を身につけると、従来の一面的な見方の陰に隠れていた解決策をすぐに見つけることができる。
これは「成功するためにはリフレーミングすればいいんだ!」ということではないんでしょうね、恐らく。というよりは成功者はそれだけ「考えている」ということですよね。常にベストを尽くすためにはどうすればいいのか、要は「成功するためにはどう行動すべきか」を考え続けているからこそ、成功に近づける、そんな風に捉えてみました。ありとあらゆることを考え、さらに実行するから、どんどん成功に近づける。やっぱり自分の頭で考え、そして行動することが大事なんですよね。改めて自分に言い聞かせてみました(笑)。
直感を働かせる
直感というのは、使いながら磨く必要のある、優れたスキルだ。いつもと違うことが起きたとき、前もってそれが起きると分かっていたという経験はないだろうか?どうやって分かったのだろうか?おそらく、経験や、潜在意識などのユニークな力が発揮されたのだろう。ただ、問題は物事が起きた後で直感が働いたことに気付く、ということだ。
「虫の知らせ」とか「第六感」と言われるように、時に閃きとは異なりますが、なんとなく頭の中で「こうしたほうがいい」というサインが発せられることってありますよね?ここでも書かれているように潜在意識が作用しているのだとは思いますが、私は多少、こうした人間の持つ不思議な力というのは、強力な信者まではいきませんが、「きっとあるんだろうな」と肯定的に捉えています。
やっぱり世の中には科学で証明できないことも時に起こりますし、ちょっとした偶然や閃きから生まれた発明というものもありますよね。ですから、こうした「直感」というのは大事にしていきたいと思います。とはいえ、常に「勘」とか「閃き」だけに頼っていてはダメですので、これは困ったときの奥の手として取っておきたいものです。潜在意識が働いてくれるのも、それまで行動してきたからこそ、蓄積した経験から脳が判断するものだと思うので。
まとめ
ということで、数回にわたって紹介してきた「ダメな私を今すぐやめる200のアイデア」は以上となります。不定期更新でしたので、結果的に数ヶ月またいでいよいよ完結編となりました。本好きとしては、こうして久しぶりに読み返すことが出来るのが嬉しいです。それに私はビジネス本などには、いいなと思った箇所にマーカーを引くタイプなのですが、当時感動した場面と、今とではやはり考えることが違っていたりするものなんですよね、これもまた非常に面白い。
成長している面もあれば、当時は気づかなかった考えがあり、もしかしたら当時の方が必死だった面も否めませんので、そういう必死さから来る「とにかく何か仕事のヒントにならないか?」と焦る気持ちを持ちながら読んでいたのかもしれません。そんな当時を思い出しながら読むのもまた時に楽しく、時にほろ苦く・・・という感じでしょうかね。それはさておき、相当なストックがあるので、このあとも当時を振り返りつつ、この再読シリーズを勝手に続けていきたいと思います。もし読んで下さった方がいらっしゃいましたら、何かしらヒントになることをシェアできていれば幸いです。最後までお付き合い、ありがとうございました!