【本】言い訳をやめる・聞き上手になる~「ダメな私」を今すぐやめる200のアイデア/マイケル・ヘッペル①
久しぶりのビジネス本再読シリーズ。今回はマイケル・ヘッペル氏の「『ダメな私」を今すぐやめる200のアイデア」をまとめてみたいと思います。いつもながら、こうして読み返すことで毎回再発見があるのが楽しいですね。と、同時に「なぜ当時これが出来なかったんだろうな・・・」と落ち込んでみたり。ま、仕方ないですよね、そういうことに気づけただけ良かった、とプラスに捉えたいと思っています。では早速見ていきましょう。
問いかけの力・・・「なぜ」vs「どうやって」
確かにその通り。「なぜ?」と問い詰めたところで、言い訳しか返ってきませんし、自分自身もそう返答してしまいがちですよね。一方で「どうやって解決しようか」と、前向きな問いをしてもらえれば、双方でプラスの方向を見いだすことが出来そうですよね。これで何度失敗したことか・・・!苦笑。実際、自分自身に余裕がないときほど、「なぜ?」と相手に詰問をしてしまったように思います。本来ならば、そうやって犯人捜しをしたところで建設的ではないですし、チームがどんよりと暗い空気になるだけでしたね・・・。やっぱり「どうやって」を口癖にしていきたいですね。
言い訳をやめる・・・言い訳はスピードを遅らせ、創造力と信頼の妨げになる
これもまたその通り。だいたい言い訳だったり、その場を取り繕ったりすると、良くない結果になるパターンって多いですよね。とはいえ、これを「言い訳をする方」だけが悪い、とするのも違うと思うんですよね。きっと上層部から無理難題を押しつけられ、困った挙げ句に・・・ということもあると思うんです。そして、そうした難題を出している上司にもそのまた上の上司がいて・・・という悪循環。小さな嘘や言い訳がどんどん大きくなって誤魔化しきれない状態になっていき・・・という話って普通によくあることのように思います。
こんな状況、誰もハッピーにならないですよね、本当に。成果至上主義と言いますか、常に右肩上がりの業績上昇ではないですからね。とはいえ、私企業であればそれを目標にするのは当然ですし・・・本当に痛し痒し。ただ「真実を話すと気が楽になる」は正論ですね。お腹に抱えなくて言い分、すっきりできますからね。
「面白い人」になる方法・・・面白い人と思われるためには、相手の話を面白がる人になることだ。
かつてデル・カーネギー氏の名著「人を動かす」のエピソードの中にも、「聞き上手であれ」というものがあったように記憶しています。人は誰でも自分の話を聞いてもらいたいという欲求を持っているもの。そうなれば、とことん「聞き役」に徹する。すると相手は好意を持つだろう、というようなものだったと思います。これまた人間の本質を突いた名言ですね。
何も自分自身がコメディアンになって、立て板に水のようにマシンガントークを披露する必要は無いということ。基本的には聞き役となり、話を真剣に聞き、相づちを入れて話を盛り上げる。そういう姿勢に徹することの重要性をここでは説いていますね。ついつい、自分が自分が、と前へ出たくなるところをグッと堪え、こうした姿勢をもちたいものです。
いかがでしたか?いずれもごくごく当たり前のシンプルな内容だったように思いますが、とはいえ、なかなか実践できていないな・・・というものもあったのではないでしょうか?きっと人間の性格ってそれほど変わらないでしょうから、いつの時代になってもこうした点については、考えられてきたのでしょうね。こうして改めて振り返ることで、私自身、気づきをもらえたように思います。もし参考になることがあれば幸いです。