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【豪州ワーホリ】光浦さんの「日本はぎゅうぎゅう過ぎる」に思うこと
急にめっきり寒くなり、今年は長い夏が終わったと思ったら、一気に冬。涼しい秋を期待していたのに・・・という感じですが、これもまた気候変動の影響なのでしょうか?さて、今回は先日ふとヤフーニュースを見ていたら目に飛び込んできた、タレントの光浦靖子さんのエピソードがちょっと気になったのでnoteでまとめてみたいと思いました。
光浦さんと言えば・・・
というのも、光浦さんといえば「めちゃイケ!」やその前進の「とぶくすり」の時代から、クスッと笑えて、毒舌キャラ。しかも才女(名門、東京外国語大学卒)という!さらにその高学歴をあまりウリにしないさっぱりしたスタンスが好きでした。そして現在はカナダに留学中(この経緯をまとめた本も面白かったです!)。そんなわけで昔からのファンとして、そして同じく海外滞在経験者としても「わかるなー」という部分と、「(それでもやっぱり)この日本人らしさが好きだなー」という話をしていきたいと思います。
暮らしているバンクーバーと比較して「日本人は優しいし凄い気遣いだと思うけど(街が)ぎゅうぎゅう過ぎて余裕が持てない」と光浦。(中略)「日本人ってちゃんとしてるじゃないですか、みんな。頭もいいでしょ。それなのに使い方が悪いというかシステムが無駄に使ってるよなと思って」と指摘。「日本人の能力と、絶対ズルしないでしょ、職場でも。それなのにこんなに長い時間働いて疲れてるけど、向こうの人や他の国の移民の人は凄いいい加減な感じの人も多いんですよ、日本人と比べたらね。だけどもっとショートな時間で働いて生きていけるわけで、ニコニコしてるでしょ。だからシステムがおかしいよねっていうことになって」
これ、メチャクチャ分かります!私もかつてオーストラリアに暫く滞在していたので、まさに同じ事を考えていました。私はパースという街にいたので、ここがもう・・・本当にのんびりした過ごしやすい街でした。気候もいいですし、広々としていて青空も高くて、とにかく最高でした(あとは水問題だけですかね、当時は)。そうした気候や風土がそうさせるのか、人々ものんびりイージーゴーイング。日本のセカセカした空気とは180度違った別世界でした。
海外生活を楽しんでいることが伝わってきます!
たしか、若い頃から芸能界の第一線で活躍してきた光浦さんは、これまで長く海外で過ごす暇などなかったのではないかと思います。そしてコロナ禍を前にしてお仕事を少しずつセーブして、念願の海外生活をスタートした・・・というようなことが著書に書かれていたように思います。ですので、私が20代に感じた開放感を今まさに現在進行形で味わっていらっしゃるんだと思います。羨ましいなーと思うのと同時に、懐かしい気持ちになりますね、純粋に海外生活を楽しんでいらっしゃる光浦さんのエピソードを聞くと(YouTubeにも取り組まれていますが、微笑ましいです!)。
一方で、イージーゴーイングもいいんですが・・・
ただ、次第にオーストラリアのイージーゴーイングの良さも体感する一方で、日本人気質からすると、どうなんだろう・・・?と思う経験もするわけで。まあ、私の場合は当時最大1年間の滞在(ワーホリでしたので)だったので、どのみちいつかは日本に帰るから、まあいいか。といいう感じでしたけど、やっぱりこのオージー流に合わせるには、いいところもあるけど、しんどい面もあるなぁ、なんて思っていました。ですので、きっと光浦さんは今、ものすごくカナダでの生活を満喫されていて、楽しんでいらっしゃるんだと思います。そりゃそうですよね、ずーっと分刻みのスケジュールでお仕事をこなしていらしたわけですから。
そして「日本人が悪いと私は思わない。これだけいい素材とポテンシャルがあるのに使い方、システムが間違ってるんだよって思っちゃう」と続けた。 カナダに住んでみて「日本の評判が良過ぎてびっくりした」という。現地の人が“家賃を滞納しない。家を汚さない”と日本人に良いイメージを持っていたお陰ですんなり家を借りることができたそうで、「日本食もみんな大好き」と明かしていた。
これって日本人が自分たちの凄さに気づいていない・・・!?
光浦さんは「使い方、システムが間違っているんだよって思っちゃう」と仰っていますが、これは先日のZOZOの前澤さん流に解釈すると「日本人が自信を失っている」という発言につながるのかな、なんて考えてみました。つまり我々日本人って、私たちにとって「普通」だと思っていることが、海外の方からすると、非常に珍しいというか、奇特というのか、とにかく「素晴らしい」と思われているんですよね。それに日本人だけが気づいていないんだと思います。
光浦さんが記事の中でも仰っていますが、「日本人は部屋を汚さない(=綺麗に使ってくれる)」というのは、当時オーストラリアでも言われていましたね。日本人が清潔で、ルールを守る民族だ、というのは私たちにとっては本当に普通のことなんだけど、それって海外からすると、なかなか出来ている国がないんですよね。ちょっと話は変わりますが、現在、多くの海外からの旅行客が日本を訪れていますが、やはり彼らが驚嘆するのも時間の正確さやマナーの良さ、おもてなし力だったりしますよね。
もっと自分たちに自信を持ちましょうよ!
ですので、「システム」というところももちろんあるのでしょうが、私はもっと自分たちに自信を持とう!と言いたいですね。日本に帰ってきたときに、やっぱりいいよね、この空気って本当に思いましたからね。基本的に我々日本人は「自己肯定感」があまり高くないらしいですね。これは日本人らしい「謙遜」の文化から来るのかもしれませんし、先ほどから書いているように、そんなことは「当たり前」であって、わざわざ自慢したり、自信を持って得意げに披露することではない、と思っているのかもしれませんね。(「自分の国が好きですか?」と聞かれると、他国では相当数の人々がYESというわけですが、私たちにとっては「当たり前の質問すぎて」YESでもNOでもない選択肢を選ぶ・・・なんて気しません?)
豪州もカナダも移民大国という背景もある・・・?
たぶんオーストラリアもカナダも移民の国ですから、あらゆるところにルールを作っても、文化や風習がそもそも異なるので、守られることがないんだと思うんですよね。だったら、もっとベースの部分だけ、つまりは最低限のルールだけはしっかり守ってもらい、あとはみんなで互いにうまいことやっていきましょう、という感じなのかな、と思いました。そうしないと互いに摩擦を生まずに生活できませんからね。そのあたりの違いもあるのかな、なんて思いました。
光浦靖子さんと野沢直子さんの共通点発見!!笑
とはいえ、いくつになっても新しい発見をして、新しい挑戦をしている光浦さん、カッコいいですね。YouTubeでの様子も時々拝見しますが、日本にいた時よりもリラックスして、楽しんでいる雰囲気が伝わってきます。いい意味で充電をして、日本とカナダを往復しながら、今流行の「2拠点生活」をされているんだと思います。あ、そういえば「元祖2拠点生活芸能人」といえば、野沢直子さんがいましたね(笑)。野沢さんといえば「夢で逢えたら」(←大好きすぎる)!こちらは「めちゃイケ」の先輩番組だったりしますからね。なんだかお二方の共通点が見つかりましたね(笑)。いやー、当時のフジテレビのバラエティは本当に面白かった!そして女性陣の圧倒的な行動力にも脱帽です!(笑)