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1人で挑むKindle出版の壁 誰も見ない原稿は磨かれない

現在、あるテーマについてKindle出版に挑戦しています。自分の書きたいテーマを書籍化できるという点で、以前から関心はあったのですが、育休中の空き時間を活用して、原稿を書いております。

「構成ってこれでいいのか」「この文章の流れで読者は分かるのだろうか」「そもそも需要あるのかな」

1人で黙々と作業をしていると不安が襲ってきます。

元新聞記者ですので、ある程度はできるかなと考えていましたが甘かったです。

そこで、元新聞記者の私が、kindle出版の何につまずいているのかをまとめようかと思います。

ボリュームが多く、構成が難しい

新聞記者をしていた時、ある程度文章が長い記事になると、取材・編集の指揮、入稿責任を持つ「デスク」と呼ばれる上司に企画案を見せる必要がありました。

連載となると、企画案もそれなりの分量になって大変です。祭りの取材を担当したときは7連載したこともあります。

しかし、書籍は、新聞の連載とは比較にならないくらいボリュームが多いです。

本を書くとき、最初に直面する大きな壁は「構成」だと思います。いざ書き始めても、何から書けばいいのか、どんな順番で伝えれば読者に響くのか迷うことが多いです。

ターゲット読者を想定して、目次を作ってみても、これでいいのかなという不安はぬぐえません。やはり第三者、それもプロのフィードバックがないと独りよがりになってしまいます。

記者の時も、デスクに「つまんねーな、これ」とか小言をいただきながら、連載の構成を練り直していって、記事も仕上がっていきました。フィードバックをもらうことの大切さを痛感しています。

原稿の型に慣れない

新聞記者をやっていると原稿の型を叩きこまれます。事件事故や決算情報は、重要度の高い順に並べる逆三角形スタイル。

読み物は、場面やエピソードから入って、背景や文脈を説明し、問題点を掘り下げ、最後は有識者のコメントで締めるといった流れが頭に浮かびます。

一方、本を書く際はターゲット読者に話しかけるように原稿を書くとよい、とブックライターの方の本にありました。しかしこれが慣れない。

話しかけるように執筆を続けていますが、違和感があり、もやもや状態で記事を書いています。

文のレイアウトやカバーのデザインは誰に頼めばいいの?

新聞社は、記者が書いた原稿をデスクが確認します。そして、紙面をレイアウトする整理部、センスの良いグラフや表を作成してくれるデザイン部と共同して記事を作り、新聞という商品が仕上がります。

kindle出版では自分で原稿を書くものの、意見をくれるデスクはいません。加えてレイアウトやデザインをアドバイスしてくれる人がいないため、どうするかに頭を悩ませています。

自分で対応するかココナラなどのサービスを活用して外注化する方法があるようですが、そもそも誰に頼めばいいのかもよく分かりません。

もはや何のスキルも持ち合わせない自分にストレスが溜まっていきます。

相談できる書籍編集者の方がいたら

本の書籍を出版する際は、企画から制作、出版までの過程を取り仕切る書籍編集者の方が中心になるようです。

本の市場調査から、原稿のリライト、カバーデザインや、本のレイアウトまで確認するのが仕事です。

新聞社でいえば、デスク、デザイン部、整理部の機能を持ち合わせているということか。すごい。

kindle出版はこの機能がないから著者は不安だし、クオリティも上がっていかないのだなと強く感じます。

コストの観点からKindle出版で編集者の方にお願いしないことが多いようですけど、本のクオリティを向上させたい場合には、大きな助けになると思います。

ココナラで少し調べてみよう。

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