着たいお洋服を躊躇する
私は自分が着たいと思うお洋服について、
よく躊躇する事があります。
それはなぜなのかと考えてみました。
①私が着たいお洋服
私が着たいお洋服とはどんなものか。
まずこれをお話しないと、何に躊躇するのか
なぜ躊躇するのかに繋がらないと思います。
私が着たいのは、スーツとか
セットアップの様なカッチリした感じの服と、
ボディラインの出やすいフィットしたお洋服です。
例えば、肩出しのチューブワンピースを
想像して頂くとイメージしやすいかもしれません。
身体にピタッとしたデザインで、
フィット感が有るものを好みます。
逆にあまりフリルとかレースが付いた、
フリフリ感のある甘めデザインのものは、
着ない傾向にあります。
その為、プリーツスカートとかも持ってはいますけど、
あまり数も少なく、穿くことも少ないです。
②どうしても躊躇してしまう
私が、どういうお洋服を着る時に躊躇するかと言うと、
ボディラインが出やすいお洋服を着る時です。
スーツやセットアップは問題ないのですけど、
ボディラインの出る、フィット感のあるお洋服は
どうしても躊躇します。
でもデザインが好きだし、好みのものが多いので、
どうしても着たい。
でも着て良いものかどうか迷う。
こんなことをずっと、頭の中で繰り返しています。
時には家で着てみる事もあるのですが、
外出する勇気が出ず、結局無難な服装を選びます。
③なぜ躊躇するのか?
さて、なぜそんなに躊躇するのかを考えました。
まず自分自身の問題として、
お腹が出ている事があります。
こんなお腹で着たら恥ずかしい
こんな不格好は人に見せられない
そう言う想いで躊躇してやめてしまいます。
そこで、ふと思ったのです。
なぜこんなお腹で着たら恥ずかしいとか、
人に見せられないと思うのか?
これを考えた時に、ある事に行きつきました。
それは幼少の頃からの教育に問題があったのだと。
私は子供の頃から、
そんなことしたら怒られるよ!
そんなことしたらみっともないよ!
そんなこと恥ずかしいから辞めなさい!
こんな事ばかり言われて育ちました。
私と世代が近い方々だと、言われた覚えがある方も
多いのではないでしょうか。
これはどういうことかと言うと、
つまり、幼少の頃に両親は、
「否定」
から入る教育をしてきた事に他なりません。
結局、子供自身の気持ちがどうかではなく、
その子を連れてる自分が恥ずかしいから
否定していただけなのです。
これが大人になった今でもまだ残っていて、
自分の好きなものを着るのを躊躇する事に
繋がっているのではないか、という風に感じました。
もちろん、
だから両親のせいだ!
とか
親が悪い!
などと言うつもりはまったく有りません。
私はもうとっくに大人なので、
自分で振り切って乗り越えるだけです。
ただ、この乗り越えるハードルがなかなか高い。
幼いころに親から言われたことは、
なかなか大人になっても消えないのだなと、
痛感しています。
④欧米の方々を見て思う事
欧米の方々を見てみると、私の目から見た時、
とても自由に見えます。
例えば
80歳になってもビーチで堂々とビキニを着る方
お腹が出ていても、普通にチューブワンピースを着る方
こういう方々を見る度に、
文化の違いや教育の違いを痛感します。
日本人なら、私のような人ではなく、
女性であってもまず着たがらないでしょう。
年齢や体形を理由に、
そんなの無理!
と言う方が非常に多いと思います。
欧米の方々は、
私が着たいから着てるの。何か問題?
と言う感じです。
こういうのを感じるたびに、
日本を脱出したいと思う事も多々ありました。
もちろんその国へ行ったら、
日本とは違った困難が待っているのでしょうけど。
で、日本と欧米で何がこんなに違うのだろう?と
色々調べながら考えてみました。
決定的に違うなと私が感じたのは、
日本は、個人の悪い所に着目、周囲と同調させる教育
そしてこれに日本独特の「恥の文化」を組み合せて教育する
この恥の文化から逸脱するものを「悪」と教育する欧米は、個人の良い所に着目、それを伸ばす教育
これにより個人の個性を潰さず成長させる教育をする
移民なども多く、多様な文化を受容する教育をする
なのではないか、という事です。
この日本の教育が根底にあり、着たい服を着る事を
躊躇する事につながるのではないかと感じました。
別に着たい服を着る事自体は、
悪い事でも何でもありません。
ただ、それを着るならそれなりの年齢とか、
それなりの体型じゃないと着てはダメと言う様な
先入観を、日本独特の恥の文化を根拠として
植え付けられているのだろうなと感じます。
最後に
さて、ここまで色々書きましたがいかがでしたでしょうか。
全て私の私見ですので、
それは違うとか感じる方もいらっしゃると思います。
ただ、
少なくとも私はこう感じている
という事をここではお話しました。
そして、じゃあ私は結局どうするのか。
私はこれからは自分の着たいお洋服を、
堂々と着ていきたいと思います。
最初は自分的に大変かもしれません。
周りが何とも思っていなくても、
私自身が気にしてしまうと思うので。
でも、やっぱり着たいのです。
ですから、たとえお腹が出ていても
好きな服を着たいと思います。