母と私 前編 ~僕の心の声ってなんだろ?~

2回目の投稿になりましたしんのすけです。

前回ではPOSIWILL CAREERを利用することで主に面談から得た気づきや自分の持ち味を得た話を書いてみました。今回の話は

母との関係

です。かなり長く書いていきます。

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母からの電話は突然に・・・

面談2回を終えた時点で、実をいうとまだモヤモヤが僕自身に残っていました。そのモヤモヤは母親との関係でした。相談しようにも過去を振り返る内容の面談は終わってしまったので話す機会がないまま終わるのでは感じていました。

そんな中、仕事終わりに母親から電話がありました。3か月ぶりの電話でお互いに近況報告をする中で突然

「あんた一生ここで働くんやろ」

と突き放した声で言われ、「この業界で働くなら社会福祉士をとりなさい、あんた大学で何も資格をとらず公務員も受からず中途半端やんか。資格は大事だと何度も言ってきたよね。社会福祉士がとれるか調べて連絡しなさい、どうせ調べやしないけど。

この言葉は3年前から始まりもう何十回も聞いています。電話をかけるとほぼ毎回言われ電話を終えると気分が沈み、自分が嫌になり憂鬱になりました。この言葉を聞くと今まで失敗したのは努力が足りないからだ。僕はダメ人間なんだと思い、どうすればいいのか分からずいつも悩んでいました。本当は「言われた通りにしても勉強は進まないし、取得しても未来が描けない。仮に勉強すると言っても私がそう言ったからでしょと言うんだろ」と言い返したいのですが毎回勇気が出ず何も言えませんでした。また

「周囲はお父さんになる年齢なんだから、いい加減将来について考えなさい」

と初めて言われ自分がみじめに思えてきました。

電話を終えると今まで以上に気分が沈み精神的に疲弊していました。そこですがるように担当の永井さんに追加の面談ができないか連絡してみました。永井さんは翌日の夜に相談する時間を作ってくださり、今僕が感じていること、母からの言葉をメモにまとめて送りました。

私は連絡した後、早く明日にならないかと強く思い翌日も夕方まで仕事でしたが憂鬱で身が入りませんでした。

翌日の夜になり相談していくと永井さんの「社会福祉士を取得してメリットはあるのか」、「社会福祉士をとろうと思わない理由は何ですか」、「社会福祉士をとってからといって介護で働く必要はあるのか」と質問を受け正直に自分の考えていることを話していくとどんどん自分の殻が剥がれ本音が出てくるようになりました。続けて永井さんの

『1回目の面談から感じていましたが、しのすけさんは母親の言葉に対して敏感すぎるのではないですか』

『その言葉がしのすけさんの極端な考えや行動の元になっている』

『だからこそ自己決定の機会があっても自分自身の心からの声ではないから納得できない結果になったのでは』

加えてしのすけさんの母親の話を聞いていると「外的キャリア要因」つまり世間体を気にした発言が多い

という意見を聞き僕自身ハッとさせられました。自分自身の努力不足はあったとしても人生の選択肢はどこかに母親の言動が影響しておりだから色んなことに納得できなかったのではないかと。

__________________________________電話を終えると思い当たるエピソードが次々とでてくるようになり気づくとA4ノートにたくさん書き出していました。例を挙げるとキリがないので代表的なエピソードを挙げると

小学生の頃から母親に中学校で行われる海外研修に参加しろと言われていました。理由は隣の家の子供が参加していたのを見て我が子にもと考えていたと思います。しかし中学生になり海外研修に参加すると所属していた野球部からいじめられるのではと思うようになり怖くなりました。結局、行きたくない理由も、申し込み用紙を渡されても親に黙っていました。当然申し込み期間が過ぎたことを知った母親に

『アンタは私を裏切った。お金も用意していたのに。』

と言われその後3か月は蒸し返されました。テレビで研修先のオーストラリアが出る度にビクビクしていました。それが頭に残っており親に対して罪悪感があり罪滅ぼしをしなければと感じていました。高校に進学するとヨーロッパへの海外研修を募集していることを知りすぐに申請して参加しました。母は不思議がりなんで応募したと聞かれましたが「あなたの言葉を聞いて罪ほろぼしをするため参加した」とは言えませんでした。

上記のエピソードのように母の言動を気にするあまり『自分はどうしたいのか』心から納得できる理由を探さずに人生の選択をしていたのです。今思えば公務員を選んだのも親を喜ばせるためだったのかもしれません。実を言うと母を喜ばせようと司書の資格をとろうとしたこともありました。しかし、母からの電話で言われたことに影響され自分の意思から遠かったため身が入らず挫折しています。

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予想以上に長くなったためここで前編として区切りをつけたいと思います。面談を通して一番大きかったのは親でも友人でもない第三者に相談できたことでした。その中で僕自身、母のことばをそのまま聞いて自分の心の声を我慢していたことに気づきました。


次回の記事ではそこからどうやって将来を考えるようになったのか書きたいと思います。

最後に話は脱線しますが、僕は所謂アダルトチルドレンかもしれません。僕の場合、母の過干渉で色んな経験ができないまま自立する機会を失い精神的に未熟なまま成長してしまったと感じています。これから将来を設計するのと同時に専門家に相談してまた発信できればと考えています。

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