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【日本仏教】

【大乗仏教】
別ルート→上座仏教(アジア)
密教→【チベット仏教】→ラマ

【歴史】
5億人(7%)
(釈迦、ゴーダマ・シッダールタ)
→BC567年4月8日(花まつり)
父→シャカ王・母→マーヤー
母の脇の下から生まれる
七歩歩き、『天上天下唯我独尊』
✖️ヤンキー「俺が1番喧嘩強いんや!」
○「ブッダ尊いけど、みんなも尊いよ!」

お母さん7日後に亡くなる。
→超過保存(くそボンボン)教育
→バラモン教を否定(手塚治虫ブッダ)

16才政略結婚(妻ヤショーダラー)
13年目に妊娠
子供に障碍(しょうがい)と名づける
→ラーフラ(サンスクリット語で悪魔)
→王宮を抜け出す

[四門出遊](過保護だから知らない)
東→老人
南→病人
西→死人
北→修行者(出る)

[四苦八苦]
1.生苦(しょうく)生まれる苦しみ
2.老苦(ろうく)老いる苦しみ
3.病苦(びょうく)病の苦しみ
4.死苦(しく)死ぬ苦しみ
5.愛別離苦(あいべつりく)
好きな人や物と離れなければならない苦しみ
6.怨憎会苦(おんぞうえく)
嫌いな人と会わなければならない苦しみ
7.求不得苦(ぐふとっく)
求めるものが得られない苦しみ
8.五蘊盛苦(ごうんじょうく)
肉体があるからうける苦しみ

要約
 世の中のあらゆる出来事や物質は常に変化し、お互いに影響を与え合う相互関係にあります。無常であり、無我であるのに、人間はついつい物事へ不変を望み執着してしまいます。無常な世の中ですから一時的に満足する事があったとしてもいつかは思いどおりにならなくなります。真実は無我ですから自分の希望や快楽を追求しても幸福にはなりません。仏教ではこのジレンマによって苦しみや悩みが生じると説いており、その先に安らぎと幸福があると説いています。

[初転法輪]
サールナート(鹿野苑)で初説法
→スッタニパータ

真理(ダルマ)
[四法印(三宝印)]
諸行無常
諸法無我
一切皆苦
涅槃寂静

[諸行無常 (しょぎょうむじょう)]
この世の全ては、形も本質も常に変化するもので同じ状態には無いという事です。地位や名誉、人間関係や自分の肉体、知識やお財布の中身さえ、私達のまわりは変化し続けています。

[諸法無我 (しょほうむが)]
すべての存在には、主体とも呼べる「我」(が)がないことを言います。さきほどの諸行無常の考え方でもわかるように刻刻と変化するなかで、私というものも常に変化をします。ですから私達が私ととらえている私も、私で居続けることは出来ません。自然界では命が影響をしあい絶妙なバランスの上に成り立っているように。水が条件によって、お湯になり水蒸気になり雲になり雨になり、雪になって氷河になるようにです。

[一切皆苦 (いっさいかいく)]
苦とは、「思い通りにならないことによる心痛」のことをいいます。諸行無常・諸法無我を理解すれば私達に思いどおりに出来るものなどないということに気がつきます。ですが私達は「安心・安定」という言葉でこうあって欲しいと固定的にとらえます。これを仏教では〝執着〟と呼び、この執着が苦の根本原因であると説かれています。 

[涅槃寂静 (ねはんじゃくじょう)]
煩悩という炎を吹き消して静かになった境地です。諸行無常・諸法無我を理解し受け容れることが出来れば、あらゆる現象に一喜一憂することなく心が安定した状態になる。これが仏教の目指す“さとり”の境地です。

我執・無明(根源的無知)
→煩悩(渇愛)108
三毒
①貪(とん)欲望
② 瞋(しん)怒り
③ 痴(ち)愚か
→中道(快楽と苦行の真ん中)

[四諦(したい)]
(四法印の実践マニュアル)
①苦諦(くたい) - 迷いのこの世は一切が苦(ドゥッカ)であるという真実。
②集諦(じったい) - 苦の原因は煩悩・妄執、求めて飽かない愛執であるという真実。
③滅諦(めったい) - 苦の原因の滅という真実。無常の世を超え、執着を断つことが、苦しみを滅した悟りの境地であるということ。
④道諦(どうたい) - 悟りに導く実践という真実。悟りに至るためには八正道によるべきであるということ。

[八正道]
理想の境地に達するための八つの道、すなわち次のような八種の正しい生活態度のことです。
①正見(しょうけん)
正しい見解。自己中心的な見方や、偏った見方をせず、正しい物の見方を心がけること。
②正思惟(しょうしゆい)
正しい決意。自己中心的な考えを捨て、貪瞋痴の三毒に惑わされず正しく考えること。
③正語(しょうご)
正しい言葉。妄語(嘘)、綺語(無駄話)、両舌(両方の人にそれぞれ相反することを言って仲違いさせる言葉、二枚舌)、悪口(あっく)(粗暴な言葉を使う、人をあしざまにののしること)をせず、正しい言葉使いを心がけること。
④正業(しょうぎょう)
正しい行い。貪瞋痴の三毒を離れ、正しい行いをすること。
⑤正命(しょうみょう)
正しい生活。世の中の為にならないことや、人の迷惑になることをせず、収入を得て、規則正しい健全な生活を送ること。
⑥正精進(しょうしょうじん)
正しい努力。正しく励み、努力をすること。
⑦正念(しょうねん)
雑念をはらった心の安定した状態。物事の現象にとらわれないで常に真理を求める心を忘れないこと。
⑧正定(しょうじょう)
精神を統一して心を安定させること。心の動揺をはらって、安定した迷いのない境地に入ること。以上が八正道の内容です。
 釈尊は、上に述べたような四つの真実(四諦)を熟知し、八正道を実践すれば、一切の苦しみから解脱できると説かれたのです。

縁起の法


慈悲
慈(マイトリー)→楽しんでほいし
悲(カルナ)→悲しみをなくしてあげたい
→すべての生命(一切衆生)への愛
→不殺生

【ブッダの心理の言葉10選】
すべての苦しみは欲望・執着から生じる
四諦のひとつ→苦諦→四肢縁起
①慈しみの心をもって、すべての生き物に接するべきである
②自己を律し、他人を律せよ
五戒のひとつ→不殺生戒
③すべては変わりゆくものである
諸行無常
④自己の為の行為は他人の為にもなる
利他の教え
⑤どんなに小さな善意でも無駄ではない
微細善の教え
⑥真理を求める心を持ち続けよ
悟りの教え
無明(無知)→無知は苦しい
⑦人生は苦しみだけではない
八正道の教え
⑧未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ
現在に生きる教え(ホリエモンスピーチ)
⑨愛と慈悲心を持ち続けよ
慈悲の教え

村人徹夜して料理ご馳走
→生煮えの豚肉?毒キノコ?
食中毒で80才で入滅(中国クシナガラ)

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[編集中]
28代目達磨大師
→上座仏教
→大乗仏教→密教

649三蔵法師が大般若経600巻を翻訳
277文字
元→サンスクリット語

観自在菩薩が釈迦の弟子(舎利子・シャーリプトラ)に語りかける形式

釈迦の弟子→舎利子・目連

龍樹(ナーガールジュナ)

般若波羅蜜多の修行(仏母)

[真言(マントラ)]
羯諦 羯諦 波羅羯諦
波羅僧羯諦 菩提薩婆訶

【般若心経】
般若心経とは どこの宗派?
代表的なお経「般若心経」とは
お経の中でも特に般若心経は、法相宗・天台宗・真言宗・禅宗が採用していますが、それぞれの宗派が独自の解釈を行っています。 般若心経とは、大乗仏教の「空」「般若」の思想を説いた経典で、あらゆる人々を彼岸へ渡らせると説いています。

[般若波羅密多心経]
(はんにゃはらみったしんぎょう)
という名称の経典
大乗仏教における「空の思想」および「般若の思想」を説いており、インドの言語サンスクリット語では「プラジュニャーパーラミター・フリダヤ」と呼ばれています。

現代に残る般若心経の起源は、7世紀中頃にさかのぼります。玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)と呼ばれる法師がインドから原典を持ち帰り、漢語に訳したのが始まりです。玄奘三蔵訳以外にも、般若心経にはさまざまな訳が存在しています。

「色即是空」
→世の中にいつまでも不変のものはなく、いかなるものも流動的に変化する
諸行無常・エントロピー

「空即是色」
→万物に変化しうる存在(空)が、変化後にはそれぞれ個性を持った存在(色)になる
→①流動的に変化することによって万物に生まれ変わることができる
→②いろんな物体として変動しながらこの世での存在が認識される

【密教】
→【修験道(しゅげんどう)】
①修験の道を意味し、断食、瞑想、経典の唱え、滝の下での祈りなどの禁欲的な修行を指します。 修験道は、7世紀の伝説の神秘家であり術師でもある役行者または役小角(634–c. 700)が起源とされています。

②古代日本において山岳信仰に仏教(密教)や道教(九字切り)等の要素が混ざりながら成立した、日本独自の宗教・信仰形態。山へ籠もって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目的とする。仏教(密教)の一派として扱われて修験宗と表現されることもある。修験道の実践者を修験者または山伏という。修験道はじまりの地、葛城山には「葛城二十八宿」があり、法華経八巻二十八品を埋納したとされる経塚がある。

役行者(えんのぎょうじゃ)
本名→役小角(えんのこかく)
山伏の第一号
仏教と神道が混ざっている
山岳信仰(太陽信仰)
山に登ることが修行
→天狗
修行を積むと空が飛べる・千里眼
(仙人信仰に似ている)

[仏教と神道]
神宮寺→神社の中にお寺建てて
坊主留守→宮司がお経あげる
宮司留守→坊主が祝詞あげる
互いに協力

[法相宗]
3世紀~5世紀のインドの僧、弥勒(マイトレーヤ)によって開かれた瑜伽行派(唯識派)を継承する仏教宗派。7世紀、唐の玄奘三蔵を経て日本に伝わった。南都大宗の一つ。一切は、深層意識にある阿頼耶識(あらやしき)が生み出した自分の認識であるとする。本山は奈良の薬師寺と興福寺。

[阿頼耶識(あらやしき)]
瑜伽行派独自の概念であり、個人存在の根本にある、通常は意識されることのない識のこととされる。アーラヤ識。眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識・阿頼耶識の8つの識の最深層に位置するとされる。

[真言(しんごん)]
サンスクリット語のマントラ(मन्त्र Mantra)の訳語で、「(仏の)真実の言葉、秘密の言葉」という意。『大日経』などの密教経典に由来し、浄土真宗を除く多くの大乗仏教の宗派で用いられる呪術的な語句である。 法華経では、「陀羅尼品第二十六」があり、すでに法華経には呪術的な語句が使用されている。 漢訳経典では、「真言」の他に「密言」、「呪」、「明呪」等と訳される。
仏の真実の教えは、この宇宙の真理(法)や隠された秘密を明らかにするもので、本来は人間の言葉で表すことはできないが、方便として世俗の文字・言語を借りてそれに教えを盛り込み、これを観想しこれに心を統一することで、その教えに触れ得るようにしたものが、密教における真言であるとされる。 空海は、真言について「真言は、不思議なものである。本尊を観想しながら唱えれば無知の闇が除かれる。わずか一字の中に千理を含む。この身のままで真理を悟ることができる。」と記している。
仏尊ごとに真言があり、それぞれ出典となる経典が存在する。例えば同じ仏尊でも、成立の過程が異なる『大日経』(胎蔵界)と『金剛頂経』 (金剛界) では真言が異なる。
真言宗の名称は「真言」に由来するが、真言は真言宗のみで使われるものではない。例えば般若心経の最後にある「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶([tadyathā] gate gate pāragate pārasaṃgate bodhi svāhā)」も真言であり、浄土真宗などを除く多くの宗派で読まれている。禅宗においても、消災吉祥陀羅尼や大悲心陀羅尼などが日常的に唱えられる。日蓮宗においては妙法蓮華経陀羅尼品第二十六があり、転読される。

[そわか〔ソハカ〕蘇婆訶/薩婆訶]
《(梵)svhの音写。円満・成就などと訳す》仏語。幸あれ、祝福あれ、といった意を込めて、陀羅尼・呪文(じゅもん)などのあとにつけて唱える語。
聖句の末尾に置いて、「成就あれ」の意味
→そばか

「掃除」の「そ」
「笑い」の「わ」
「感謝」の「か」の3文字です。
人間の行為・行動の中で、神様が好むベスト3が「そわか」。この3つの行為を続けている人間を、神様が応援しているように思えます。
「そわか」の一番目は、「掃除」です。
 神様は、どうも「キレイ好き」らしい。「見た目」「心」「身のまわり(とくに、トイレや、台所などの水まわり)」をキレイにしている人を応援してくれます。
 あるホテルの経営者の話ですが、そのホテルに泊まったスポーツ選手が、「部屋をキレイにして出て行ったとき」は、好成績を残すのだとか。
 反対に、同じ選手が、「部屋をキレイにせずに荒れた状態で出て行ったとき」は、成績がふるわないのだそうです。
「一流選手ほど、部屋がキレイですね」と、その経営者は言っていました。
「そわか」の2番目は、「笑い」です。
「笑い」とは、肯定すること、受け入れること、共鳴、共感すること。ですから、「笑顔」や「笑い声」は、宇宙や地球が神様のした行為(いろいろな出来事や現象、事件など)を、「肯定的に受け止めた」ことにほかなりません。
「そわか」の3番目は「感謝」です。
 私は、「ありがとう」を言っているだけで、「いろいろな奇跡が起こるようだ」と、さまざまなところで述べてきました。「ありがとう」は、元来、「神様に対しての感謝の言葉」です。したがって、「ありがとう」を言われ続けたら、神様もその人に好意的になるでしょう。
「ありがとう」だけでも神様を味方につけることができ、支援・応援をいただけるのですが、それに加えて「掃除」と「笑い」(現象に対する肯定)が加わることで、神様が強い味方になってくれるようです。
 この「そわかの実践」には、すばらしい共通項が「2つ」あることをつけ加えておきます。ひとつは、「いつでも、ひとりでできる」こと。場所と時を選びません。仲間がいなくても、「実践」できます。
 もうひとつは、お金がかからないこと。掃除も笑いも感謝も、お金がかかりません。無料です。ですから、今すぐに「実践」してみること。
 掃除も、自分の体を使ってすることが「実践」。笑うことも、心の中で思っただけではなくて、顔に出して表現することが「実践」。感謝も、「ありがとう」と声に出して言うことが「実践」です。
「『運』は動より生ず」。これを「運動」と呼びました。「実践」が「結果」を生じます。実践すれば必ず、「運」がやってきて、楽しくおもしろい現象が生まれると思います。

[ばさら(伐折羅/跋折羅/縛日羅)]
《(梵)vajraの音写。「ばざら」とも》仏語。金剛の意。金剛石、または金剛杵(しょ)。

また 「オン」 は、真言のはじめにつける慣用句。「帰命する」という意味。
密教では、一切法門の根元、大日如来の真身をいう。

【仏教と量子力学との類似点】
世界の本質(真の現実)を探究
現実は幻
自身の現実は本当に現実なのか?

アインシュタイン
「物理学者の私にとって、過去・現在・未来は幻にすぎない」

色界→古典物理学
法界(法界)→量子力学

粒子と波動の二重性
収縮

人間の意識→想・行・識
想→周りの世界を認識するプロセス
行→心がどう形成されるか
識→意識そのもの

色即是空、空即是色
(色すなわち空なり、空すなわち色なり)
色→物理現象
空→世界の根底

縁起→量子もつれ

[七仏通戒偈(しちぶつつうかいげ)]
諸悪莫作(しょあくまくさ)
もろもろの悪を作すこと(なく)
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
もろもろの善を行い
自浄其意(じじょうごい)
自らのこころをきよくす
是諸仏教(ぜしょぶっきょう)
是がもろもろの仏の教えなり

[只管打坐(しかんたざ)]
ただ座るー悟りの為の坐禅を否定する
精神集中ではなく感覚解放
非思量ー頭の中を空っぽにして、頭の中に浮かんでくることにとらわれず右から左に流すこと


【仏教裏の歴史】
[仏教の真実?]→釈迦の本音?
「苦悩は全部自力で乗り越えろ、そのためにヒントやるわ」
釈迦→輪廻転生を否定
釈迦出世→親妻子先祖すべて捨てる
実は先祖崇拝してない
仏壇位牌→後漢三国史時代の儒教の伝統文化
釈迦「自分が死んでも葬式するなよ」
死体から服を剥ぎ取り、洗っても黄ばむ→
(ふんぞうえ)袈裟は黄色い

護摩を焚く→最後に大麻を焚く
→祈れば生きながらに極楽浄土体験

【禅】(瞑想)
呼吸に集中しながら、考えることをやめる
心の静寂
単純なことが一番難しい
→気がついたら考えてしまう
思考(自我)本人の意思とは関係ない
人は自我に振り回されて生きている
自分の意思とは関係なく沸いてくる思考に囚われている

禅寺
【座禅】
調身
調息 細く長く呼吸
半跏趺坐(はんかふざ)
結跏趺坐(けっかふざ)→一番長く座禅できる
目の中に入る情報減らす
警策をまわす(叩かれる)

精進料理
朝・昼2食
夜、薬石→温めた石お腹にあてて空腹を忍ぶ
胡麻豆腐はご馳走


【仏像 四つの階級(役割)】
①如来
釈迦如来
薬師如来+日光菩薩・月光菩薩
十二神将(守護神)
阿弥陀如来
大日如来+虚空蔵菩薩
宝生如来

②菩薩
弥勒菩薩→将来如来になるエリート
文殊菩薩→
観音菩薩
日光菩薩・月光菩薩
虚空蔵菩薩
地蔵菩薩→地味、閻魔様?

③明王
主に密教系の寺院で祀られる仏像
基本的には異形の姿、怒った憤怒の表情
(五大明王)
不動明王(ふどう)
降三世明王(こうざんぜ)
軍荼利明王(ぐんだり)
大威徳明王(だいいとく)
真言→金剛夜叉明王(こんごうやしゃ)
天台→烏枢沙摩明王(うすさま)
寺院のトイレ

愛染明王
孔雀明王

[三輪身(さんりんじん)]
如来・菩薩・明王をセットとして捉える
三位一体に近い

④天部
帝釈天→インドラ
梵天
弁財天
大黒天
韋駄天
四天王→
東→持国天
南→増長天
西→広目天
北→多聞天(毘沙門天)戦いの神

夜叉
阿修羅(阿修羅衆・部族?)

風神
雷神



【13宗派56派の宗祖・教え】


①【天台宗】約280万人
宗祖
最澄 (伝教大師)766年~822年
分派と本山
天台宗は3派に分かれている。
宗派一覧
天台宗(総本山:比叡山延暦寺)
天台寺門宗(総本山:園城寺。一般的には三井寺と呼ばれている)
天台真盛宗(総本山:西教寺
教え
9世紀初めごろに最澄によって日本に伝えられた宗派であり、開宗は806年です。諸経の王とされる妙法蓮華経を主な経典としているので、天台法華宗と呼ばれる事もあります。
円、密、禅、戒の全てを大切にしており、特に定められている本尊がない事も特徴です。
天台宗で学んでから宗祖となった人も覆いので、他の宗派との違いが少ない宗派でもあります。
本尊
特定の本尊はないが、阿弥陀如来を祀る事が多い
主な教典
妙法蓮華経(法華経) 、大日経、阿弥陀経
唱名
正式には南無宗祖根本伝教大師福聚金剛ではあるが、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)が一般的
焼香の作法
抹香をつまみ、額の位置まで掲げ、香炉に落とす動作を3回行います。

②【真言宗】約550万人
宗祖
空海(弘法大師)774年~835年
分派と本山
真言宗は16派に分かれているので、それぞれの名前と本山を紹介します。
宗派一覧
東寺真言宗(総本山:東寺。真言宗全体の総本山でもある。教王護国寺とも呼ばれる)
高野山真言宗(総本山:金剛峯寺)
真言宗善通寺派(総本山:善通寺。大本山:随心院)
真言宗醍醐派(総本山:醍醐寺)
真言宗御室派(総本山:仁和寺)
真言宗大覚寺派(大本山:大覚寺)
真言宗泉涌寺派(総本山:泉涌寺)
真言宗山階派(大本山:勧修寺。「かんしゅうじ」「かんじゅじ」と読まれる事もあるが、「かじゅうじ」が正式な呼称です)
信貴山真言宗(総本山:朝護孫子寺)
真言宗中山寺派(大本山:中山寺)
真言三宝宗(大本山:清荒神清澄寺)
真言宗須磨寺派(大本山:須磨寺)
新義真言宗(総本山:根来寺)
真言宗智山派(総本山:智積院)
真言宗豊山派(総本山:長谷寺)
真言律宗(総本山:西大寺。大本山:宝山寺)
教え
真言宗は9世紀の始めに空海によって開宗された宗派であり、日本で唯一の純粋な密教です。
密教とは秘密の教えの事を指し、大衆に向けてではなく信者にのみ教えを広めていきます。
真言宗には十住心思想という人の心のあり方や価値観などを10段階に分けて考える思想があり、最終的には本尊である大日如来と同レベルに達することを説いているのです。
本尊
大日如来
主な教典
大日経、金剛頂経、理趣経、般若心経
唱名
南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)
焼香の作法
焼香は抹香を額の高さまで掲げ、3回行います。

③【浄土宗(じょうどしゅう)】
約600万人
宗祖
法然(円光大師)1133年~1212年
分派と本山
宗派とは経典の種類や教義によって同一宗教内で分かれているものであり、英語では 「denomination」「sect」などと訳されます。 浄土宗は5派に分かれているので、それぞれの名前と本山を紹介します。
宗派一覧
浄土宗(総本山:知恩院。正式名称は華頂山知恩教院大谷寺。大本山:増上寺)
浄土宗捨世派(本山:一心院)
西山浄土宗(総本山:光明寺)
浄土宗西山禅林寺派(総本山:永観堂禅林寺)
浄土宗西山深草派(総本山:誓願寺)
教え
法然(円光大師)は叔父である観覚のもとで仏教を学び、1175年、法然が43歳の時に浄土宗を開宗しました。 修行による成仏を否定し、念仏によって極楽往来するとされています。往来と成仏は別の意味として考えられており、成仏する為には極楽浄土に行った後に修業する事が必要になります。 浄土三部経の中でも、観無量寿経に重きを置いている宗派です。
本尊
阿弥陀如来
主な教典
浄土三部経(観無量寿経、無量寿経、阿弥陀経)
唱名
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法
焼香は抹香を額の高さまで掲げ、3回行います。

④【浄土真宗】約1,500万人
宗祖
親鸞1173年~1262年
分派と本山
浄土真宗は10派に分かれているので、それぞれの名前と本山を紹介します。
宗派一覧
浄土真宗本願寺派(本山:龍谷山本願寺。西本願寺とも呼ばれる。また直轄寺院に築地本願寺がある)
真宗大谷派(本山:真宗本廟。東本願寺とも呼ばれる)
真宗高田派(本山:専修寺。高田本山とも呼ばれる)
真宗佛光寺派(本山:佛光寺)
真宗興正派(本山:興正寺)
真宗木辺派(本山:錦織寺)
真宗出雲路派(本山:毫摂寺。五分市本山とも呼ばれる)
真宗誠照寺派(総本山:誠照寺。鯖江本山とも呼ばれる)
真宗三門徒派(本山:専照寺。中野本山とも呼ばれる)
真宗山元派(本山:證誠寺。横越本山とも呼ばれる)
教え
法然(円光大師)の弟子である親鸞が開祖であり、浄土真宗でも修業による成仏は認めていません。人が求めていなくても仏は救ってくださるという他力回向の理論があり、改めて修行する必要がないとしているのです。その為浄土宗では念仏を唱えることで浄土往来すると考えられていますが、浄土真宗では仏様が救ってくださると信じていれば往来できるとしています。浄土三部経の中で無量寿経に重きを置いている宗派です。
本尊
阿弥陀如来
主な教典
浄土三部経(観無量寿経、無量寿経、阿弥陀経)
唱名
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法
焼香は抹香を額の高さまで掲げる事はせず、1回だけ行います。

⑤【日蓮宗】約320万人
宗祖
日蓮(立正大師)1222年~1282年
分派と本山
日蓮宗は単一宗派であり、分派はありません。ただ日蓮系宗派や教団があるので、よく混同されやすいです。
総本山:身延山久遠寺
大本山(霊跡寺院):妙顕寺、本圀寺、池上本門寺、誕生寺、清澄寺
本山(由緒寺院):本法寺、妙覚寺、立本寺、本満寺、頂妙寺、妙傳寺
教え
宗祖である日蓮の名前がそのまま宗派となっていますが、本尊は日蓮自身ではなく大曼荼羅となります。他の宗派のように複数の経典があるのではなく、妙法蓮華経以外の経典はほとんど使われないのも特徴です。
それだけ教えを徹底しており、人の生き方と妙法蓮華経を一体化するという考え方をしています。
江戸時代までは法華宗または日蓮法華宗とも呼ばれていました。
本尊
大曼荼羅
主な教典
妙法蓮華経(蓮華経)
唱名
南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)
焼香の作法
焼香は抹香を額の高さまで掲げ、3回行います。

⑥【臨済宗】約140万人
宗祖
栄西(千光法師)1141年~1215年
分派と本山
臨済宗は十五派に分かれているので、それぞれの名前と本山を紹介します。
宗派一覧
臨済宗建仁寺派(大本山:建仁寺。「けんにんじ」が正式な呼称だが、地元では「けんねんさん」と呼ばれる事もある)
臨済宗建長寺派(大本山:建長寺)
臨済宗東福寺派(大本山:東福寺)
臨済宗妙心寺派(大本山:妙心寺)
臨済宗円覚寺派(大本山:円覚寺。正式名称は瑞鹿山 円覚興聖禅寺)
臨済宗南禅寺派(大本山:南禅寺)
臨済宗大徳寺派(大本山:大徳寺)
臨済宗国泰寺派(大本山:国泰寺)
臨済宗向嶽寺派(大本山:向嶽寺)
臨済宗天龍寺派(大本山:天龍寺)
臨済宗永源寺派(本山:永源寺)
臨済宗方広寺派(大本山:方広寺)
臨済宗相国寺派(大本山:相国寺。正式名称は萬年山相國承天禅寺)
臨済宗佛通寺派(大本山:佛通寺)
臨済宗興聖寺派(本山:興聖寺)
教え
栄西が日本における開宗ですが、栄西以降中国から何人もの僧によって持ち込まれた事で様々な流派が作られました。
悟りの手段に座禅を用いる禅宗の1つであり、与えられた公案に対して座禅をしながら答えを工夫するという公案禅が行われています。
経典や教えに依存ぜず直接相手の心に働きかけ、人間の心の本質が仏と同一であることを悟る事で成仏できるという考え方を持つ宗派です。
本尊
特に定められていない
主な経典
特定の経典はないが、一例として、般若心教、観音経、大悲咒、開経偈などが読まれる。
唱名
南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
焼香の作法
焼香は抹香を額の高さまで掲げ、1回行います。

⑦【曹洞宗】約370万人
宗祖
道元(承陽大師)1200年~1253年
分派と本山
曹洞宗は単一宗派であり、分派はありません。
大本山:永平寺、總持寺
教え
宗祖は道元であり、臨済宗と同じく座禅を中心にした禅宗の1つです。曹洞宗では悟りを求めない修行でこそ悟りが開かれるとされており、悟りを求める修行は打算的な悟りを開くとしています。
その為、悟りを開く為に修行があるのではなく、修行の中に悟りがあるという修証一等の考え方を持っています。
臨済宗では公案禅が行われますが、曹洞宗では何も考えずただひたすらに座禅するという黙照禅が行われます。
本尊
釈迦如来
主な教典
特定の経典はないが、般若心経、観音経、修証義、妙法蓮華経などが読まれる事が多い
唱名
南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
焼香の作法
焼香は2回行いますが、まず抹香を額の高さまで掲げるものを1回行い、その後、掲げないものを1回行います。

奈良仏教
南都六宗(なんとろくしゅう)
とは、奈良時代に平城京を中心に栄えた日本仏教の6つの宗派を指しています。
三論宗さんろんしゅう
成実宗じょうじつしゅう
法相宗ほっそうしゅう
倶舎宗くしゃしゅう
華厳宗けごんしゅう
律宗りっしゅう
の宗派がありましたが、現在では⑧法相宗、⑨律宗、⑩ 華厳宗が残っています。

⑧【法相宗】約10.6万人
宗祖
基(窺基と通称されているが、窺の字を付けない「基」が正式名称)632年~682年
分派と本山
法相宗は単一宗派であり、分派はありません。
大本山:興福寺、薬師寺(以前は清水寺も含まれていたが、現在では離脱している)
教え
法相宗は基が宗祖でありますが、日本仏教としては遣唐使での入唐求法僧侶により広められ、南都六宗の1つとして8世紀から9世紀にかけて隆盛を極めました。
密教のような即身成仏ではなく、長い年月をかけ修行を行う事によって成仏できると考えられています。
法相とは存在のあり方を指している言葉であり、「唯識三年倶舎八年」と言われる難解な思想を持っているのです。
本尊
唯識曼荼羅
主な教典
瑜伽師地論、成唯識論
唱名
特に定められていないが一例として、般若心教などが読まれる。
焼香の作法
奈良仏教である法相宗では、一般的に葬儀は行われません。

⑨【律宗】2.38万人
宗祖
鑑真 688年~763年
分派と本山
律宗は単一宗派であり、分派はありません。
総本山:唐招提寺
大本山:壬生寺
教え
唐代では道宣が成立させましたが、日本へは鑑真によって伝えられ開宗された宗派です。経・律・論の中の律を中心としており、定められた戒律を厳格に守る事が必要になります。
僧侶になりたい人は戒律に従い具足戒を受ける必要があるのですが、具足戒は男性の僧で250個、女性の僧では348個もの戒律が定められています。
経典や論を重んじる宗派が多い中、律宗は戒律を守る事が最も重要であり、それによって悪事が防げる(摂律義戒)と考えられているのです。
他にも善行を積極的に行うべき(摂善法戒)、全ての人々に利益を施すべき(摂衆生戒)という教えがあります。
本尊
盧舎那仏
主な教典
四分律、梵網経、妙法蓮華経
唱名
特に定められていないが一例として、般若心教などが読まれる。
焼香の作法
奈良仏教である律宗では、一般的に葬儀は行われません。

⑩【華厳宗】約4.4万人
宗祖
杜順 557年~640年
分派と本山
華厳宗は単一宗派であり、分派はありません。
大本山:東大寺
教え
中国で杜順によって開宗された宗派で、日本へは736年に審祥によって伝えられています。審祥が東大寺において華厳宗の講義を行ったことで、日本国内に広まっていきました。
「一がそのまま多であり、多がそのまま一である」という相反するものを一つに統括するという考え方を持っており、大方広仏華厳経を経典の中心としその思想を拠り所にしています。
南都六宗の1つであり、大方広仏華厳経の思想を学び・研究した多くの僧を輩出しました。
本尊
毘盧舎那仏
主な教典
大方広仏華厳経
唱名
特に定められていないが一例として、般若心教などが読まれる。
焼香の作法
奈良仏教である華厳宗では、一般的に葬儀は行われません。

11【融通念仏宗】約12万人
宗祖
良忍 1073年~1132年
分派と本山
融通念仏宗は単一宗派であり、分派はありません。
総本山:大念佛寺(日本で最初の念仏道場)大阪平野
教え
融通念仏宗は平安時代の末期に天台学を学んだ良忍によって開宗された宗派であり、唯一の日本発祥の宗派になります。
毎日百遍の念仏を唱えること(日課念仏)が修行の根幹であり、来世ではなく現世で往来するという教えが基本です。
物と物は全て相互に融通しあっているとされ、1人の念仏が全ての人の為になると同時に、全ての人の念仏は自分のためにもなっていると考えられています。
心を合わせて1つの念仏を唱えることによって、合わさった力は大きな力となって現世での往生が成し遂げられるとされているのです。
本尊
十一尊天得如来
主な教典
華厳経、法華経
唱名
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法
焼香は抹香を額の高さまで掲げ、3回行います。

12【時宗】約5.9万人
宗祖
一遍(証誠大師)1239年~1289年
分派と本山
時宗は単一宗派であり、分派はありません。
総本山:清浄光寺。一般的に遊行寺と呼ばれる事が多い。
教え
鎌倉時代末期に一遍によって開宗されて宗派であり、阿弥陀仏への信心に関わらず誰でも念仏を唱えれば往生できると考えられています。
これは念仏を唱えて成仏するのではなく、念仏を唱える事がすなわち往生であるという教えに基づくものです。
時宗では踊念仏という踊りながら念仏を唱えるものがありますが、現在は実施されている地域が少なく重要無形民俗文化財に指定されています。
また時宗の歴代上人は念仏の教えを広める為に全国を巡って(遊行して)おり、この事から一辺ら時宗の僧達を「遊行上人」、総本山の清浄光寺を「遊行寺」と呼ぶようになりました。
本尊
阿弥陀如来
主な教典
無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経
唱名
南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)
焼香の作法
焼香は抹香を額の高さまで掲げ、1回〜3回行います。

13【黄檗宗】約35万人
明治9年 臨済宗黄檗派から黄檗宗に変更
宗祖
隠元隆琦 1592年 〜1673年
分派と本山
黄檗宗は単一宗派であり、分派はありません。
総本山:黄檗山萬福寺
教え
修行形態は臨済宗と同様。儀式の形式や使われる言葉は明時代の様式。
本尊
未確認
主な教典
教典は特に定めない。陀羅尼や阿弥陀経も読む。
唱名
念仏を唱えるが浄土系とはかなり捕らえ方が異なる。南無阿弥陀仏を「ナムオミトフ」と読む。般若心経は唐音で読むのが特徴「ポゼポロミトシンキン。カンツサイプサ、ヘンシンポゼポゼポロミトス」となる。最近では他宗と同様に漢音で読む事もある。
焼香の作法
未確認

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