辞書を引く
久しぶりに辞書を買いました。
辞書を開くのは学生ぶりなので、10年以上経ちます。
日本一売れているという帯タイトルと、ライターなら一冊は持ってていいかもと思って、買ってみました。
そういえば、なんで辞書は「引く」なんですかね。
押すでもなく、引くわけですよね。
学生の時は何にも考えずに、辞書を引いて調べものしてましたけど、今になって?です。
ちょっと調べてみました。
たくさんの中から、一つを選んでものを取ることを「引く」というみたいです。
みたいというか、そのままですね。
そういえば、おみくじも「引く」といいますよね。
ペラペラめくる紙の感触。
そして、変わらない辞書に特有の香り。
勉強心をくすぐられます。
著三浦しおんさんの『舟を編む』の中でも、読み手がいかにページをめくりやすいようにと、工夫して辞書をつくっていることを思い出しました。
確か、一つの辞書を作るには、10年以上かかるとか。
映画『舟を編む』では、辞書に載せる言葉の用例採集のシーンが印象的でした。
言葉を説明するには、やっぱり言葉なんですよね。
いかにわかりやすく、読み手に伝えることができるか。
辞書に込められた想いが伝わってくるようです。
スマホに頼り過ぎずに、辞書引きを習慣にしたいと思います。