「三体」読了記念。あなたも読了しましょう。のススメ(自分調べ)
こんにちは。
とうとうやりました。
はい。
例の。
中国長編SF大作対策。
「三体(さんたい)」読み終わりました!!
ながい。長かった。辛かった(?)です。
というか何故か達成感に満ちあふれています。
書店で、「バーッ」と平積みにされていたりして、
Netflixでドラマ化決定だの、
XX元大統領絶賛だの、
散々煽られて。
あげくにセルフトリビュートだの、作者公認2次創作だの、なんだかんだで中国SFブームが煽りに煽られている中、
やりました。
ありがとう。
そしてさよなら。。。
では、なく。この感動をあなたにも。ということで、
緊急企画「三体」のたおしかた。を開催したいと思います!!
はじめに
まず、三体(さんたい)って何なのよ。のかた向けに軽ーく説明しておくと、
・数年前(10年前?)に中国やアメリカで発行された中国発のSF小説。
・3部構成。
・いわゆる異星からの侵略モノ。
・超リアルなSF設定。
・設定は過去〜現代〜近未来・・・
ということで、日本でも、3部作が徐々に発売され、日に日に注目度が上がってきた作品です。
ただし、1冊がまあまあのボリュームで、
なおかつ、登場人物が中国名で、大量に登場し、
さらにSFの設定がリアル過ぎて、説明や設定を理解するのが難しかったり、
と、なかなか読む人を選ぶハードSF小説だったりします。
ただ、読み終えたからこそ言えるのですが、この作品の読書中は振り返るととても楽しい、有意義な時間でした。
ということで、前置きが長くなりましたが、今日のところは、この作品をどのように取り扱って相手にしていけばいいか、読了に向けての目安だったり、作戦をつらつら述べて行き、みなさんのお役(?)にたてれば、と、非常に前向きな志でとりくみたい次第であります。(決して愚痴ではない。)
それでは、さっそく、第1部から第3部まで、テンポ良くお伝えしていきたいと思います!!
第1部 三体
表紙からしてやられてしまいそうなおどろおどろしい感じで始まる第1部です。まあ、この後まだあと5冊もある、と思いながら、どれどれとページをめくるとおどろくのが、中国でのアレな描写なわけです。
さて困った。SFではない。なんて思わないで最初のプロローグを読み終えると、次からはSFチックなミステリー小説に早変わりします。
ここでの注意点は、登場人物名です。
いいんです。
読み方は、日本の漢字読みで全然問題ありまっせん。
もう諦めました。最初はルビが振ってあるので、なんとなく本格的に中国音読みで覚えたくもなるのですが、まずは、その意識高い系読書をやめましょう。
そうやって開き直って読み進めると、次の関門があります。
なぞのVR(?)ゲームです。
正直、訳わかんないと思います。なんでゲームの描写が重要なのか。
もう、今となってはネタバレになるので言えないですが、大丈夫です。そんなに頑張って理解しないでも行けます。
ということで、第1冊目、400ページぐらいですかね。コツコツと一日50ページ読み進められれば、2週間あれば攻略できます。
最後の50ページぐらいは、クライマックスなので、一気に読める。読み切りたい。
第1作の終わりには、一応のエンディングがむかえられるので、1冊でもお話は完結してるので、(続きますが。)まずはSFミステリー小説感覚で読了をめざしましょう。
第2部 三体Ⅱ 暗黒森林
はい。そんなこんなで第2部。
暗黒森林ってなによ。ですが。
ここ、イイです。
自分は第2部が好きです。
まず、2冊に分冊されており、1冊の厚みが少ない!
って、どこの金持ちか。ですが、まあ、第1部よりも200円ぐらい安いのでいいです。
で、あんまり厚いと手強いのですが、まず第1部より薄いのと、上下巻でまあまあ話が分かれているので、なんとなく読み応えがあります。
で、私、お気づきか(気付かないだろう)、「青」が好きなんです。
は?
ええ。表紙萌えです。
ん?
まあ、このぐらいのアクセントは必要じゃないですか?
ということで、第2部、ここでの注意点は、第1部は忘れてよい。です。
ええ。なんか、第1部でワチャワチャやってたんですが、それはそれ。
第2部では、登場人物総入れ替えです。
もちろん、長編小説あるあるで、壮大なクロニクルは先祖、子孫、いろいろつながっていくんですが、まあ、第1部はキレ〜に忘れてても問題ないです。
で、第2部。結構胸アツです。
ちょっとだけ言うと、第1部の絶望感を払拭するようなワクワクが見られます。
ということなので、第2部は、個人的には読み進めるのが意外とスムーズに、
一日50ページは余裕でクリアです。
ただ、毎日はつらい。
なので、週1、50ページで、全部で700ページぐらいなので、14週。
え、3,4ヶ月?
いいえ。
自分は、ここで1年ぐらいを費やした可能性があります。笑
いや。面白いんですけど、なんとなく、場面もコロコロ変わったり、
場所や情景の説明が頻繁に入るので、その場面変更で気合いを入れ直すのに時間がかかったり、ということで、なんとなく私は第2部でスタックしてました。
ただ、第2部が一番面白いです。(どの口が言っとるんだ)
第3部 三体Ⅲ 死神永生
きました。とうとう。
第3部。
ええ。
ここまでくれば、半分以上、折り返しも折り返し、むしろここから一気に攻め込みたいところではあります。
ただ。
ええ。
ここまで来たらお馴染みの三体あるあるです。
「最初のエピソードでつまづきがち。」
なんだろう。
話の入り方はいいんですよ。
だけどね。
なんかね。
あ、いつもの、登場人物総入れ替えはこれもお馴染みの三体あるあるです。
で、気持ちを入れ替えて最初のエピソードなんですが、なんとなくそれで次にスムーズに入れないんですよね。
で、なんと、ワタクシ、ここで3ヶ月ぐらい足止めをくらってしまいました。。。
なので、早くやっつけたい方は、ファーストエピソードが終わったらすぐに次のエピソードに移って、読み進めてください。
そして、毎度おなじみ、あらすじですが、なんとなくここでトーンダウンします。
まあ、最終回?に向かって、風呂敷をたたむ(というか吹き飛ばす)感じが下巻から加速します。
もう、なんやら訳わかんないし、どうなるのか、予想もつかないし、用語は難しいし、で、心を容赦なく折りにかかられますが、負けては行けません。
用語は覚えなくていい。
登場人物も覚えていなくていい。
二次元だか三次元だか四次元だか、そんなことはほんとにどうでもいい。
太陽系だの何だのも気にすんな。
で、ラスト100ページは気合い入れて一気に読めます。
ただし、最後まで気は抜けません。(そこだけで2次創作本が出るほど。)
ですが、読み切った時の爽快感は、それはそれはすごい感動があります。
まとめ
ということで、いかがでしたでしょうか。
全部で5冊。一万円超え(正確には一万円以内に収まるか?)の超大作。
文庫化待ちとかセコいこと言わずに、今すぐ5冊まとめてポチりましょう。笑
で、最後に注意点です。
紙の書籍版だけ、登場人物の人物一覧表が付録でついてきます。
個人的には、紙の本をおすすめします。が、Kindle版はたまに半額セールをやってたりします。
迷ってるヒマは無い。1冊づつ買おう、なんて思わずに、一気に読める。読みましょう。ただ、1年は覚悟して。