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「叩く」という名の嫉妬心

アンジャッシュ渡部さんの不倫報道。
「馬鹿だね、本当に」
「きれいな奥さんもらって幸せなのにね」
「佐々木希が、かわいそう」
「渡部さん、最低。」
そんな声が多いのではないだろうか。
私の思うところは…

実に、どうでもいい。
関心ごとに入らない。友達でもないし。仕事仲間でもない。

それより会社で誕生日プレゼントにもらったカヌレの美味さが感動的で、どこで買えるかを聞いたら「渋谷の店舗限定で午前には売り切れるんです」と。
そちらの方が大ニュースだ。

私の感覚だが、この手の話には「嫉妬心」が牙となり相手を叩いているように見える。
そして、その裏に実は失敗することを望んでいました!ざまーみろ!待ってました!と自分の牙が嫉妬心とも知らずに金属バットを振り回す暴走族のように見える。「世論」という実体のない群れに乗っかり、オラついている若者のようで、こちらはただ通り過ぎるのを待っている気分である。

俳優が薬物をやっていようが、芸人が浮気をしようが、作品が良ければいいじゃないか。と、心底思う。
類まれなる才能があり、価値を発揮している人の性癖や普段の素行までどうして叩きたがるのか?

ミケランジェロやエジソン、ピカソの性癖を理由に功績が半減するのか?
作品の価値が落ちるのか?
実にナンセンスな世の中だと感じる。


嫉妬心というのは、隠すものでも、人を叩くために使うものでもなく
「自分を知るため」に使うのが一番よい。
もしかして私、○○さんのように〇〇を手にしたいの?と思考を整理する。
すると無自覚だった自分の欲望が見えてくる。

欲望を否定も肯定もする必要はない。あ、自分にはこういう面もあるんだ。
と、分かればいい。ただそれだけだ。それだけでだいぶ余裕ができる。
するとどうだろう、牙を捨ててペンを取り「どうしたら○○さんのようになれるのか?」とメモを取り学び始める。
嫉妬の対象こそ、興味の対象なのだ。

嫉妬という名の興味と欲望なのだ。


人を叩いている暇があったら、自分の望みを一つでも多くかなえるために自分の道を爆走した方がいい。きっとたまらなく綺麗な景色に出会えるはずだ。


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