返報性の法則は大切な法則。だけど、その基盤はもっと大切
事業承継チャレンジがめでたく終了したワタシ。次の道で新しいチャレンジ中。
「返報性の原理」、「返報性の法則」なんて言葉を聞いたことがあると思う。仕事や日常生活の場で活用できる原理法則。
要は「やったら返ってくることがあるよー」ってこと。「与える者は与えられる」ってこと。
#だよね
↓「与える者は与えられる」的なことを書いた記事
返報性の法則には分類がある。らしい。
・好意の返報性
相手から受けた好意は返したくなる。褒められたら褒めたくなる。
・敵意の返報性
相手が敵意を持っていたら、こちらも身構える。そりゃ、そうだ。
・自己開示の返報性
自分をさらけ出してくれる相手には自分の腹の内を見せたくなる。見せても良いなーって思ってしまう。
・譲歩の返報性
相手が譲ってくれたから、今度は自分が譲ろうって気持ち。
うんうん。わかる。そうだよね。
もちろん、この枠に当てハマらないこともたくさんあるけど、概ねこの通りだと思う。
でも、危険な思考が隣にある。
この返報性の法則を知ってしまっていると、つい見返りを求めてしまいがち。ワタシがそうなっていた。そうなっている。
苦しい展開の時に「好意の返報性」を期待して、相手(苦手な人)を褒めたり、無理に近づこうとしていた。
下心って見透かされる。
好意の返報性、譲歩の返報性も見返りを求めない。やり切る。
「やってやった」「褒めてやった」「譲ってやった」
これらの感情が出てこないように、純粋に喜んでもらえるように好意を伝えたり、譲っていくこと。
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これって、むずくない??
自然とできていることもあるけど、いざ、「現状を打開したい!」って時は「現状を変えたい」という欲望があって、相手に変わってもらいたいっていう欲がある。下心がある。
要は見返りを求めている。
これらを超越して、好意を渡していく、譲歩をしていくことが大切。
ま、これができたらなんて素敵な人間なんだ。そりゃ、人も喜んで寄ってくるだろうな。ワタシはまだまだまだまだまだ、修行が足りないようだ。
返報性の法則を上手く使おうってことじゃなくて、日々の生活から見直す。基本的なことからやりなおす。
遠回りのようだけど、今、苦しんでいるなら、困っているなら、それが一番だと思う。