育休ライフ 20週目
いつも閲覧ありがとうございます。
半径5mの人を幸せにしたい、シムラトモタカと申します。
8年間中学校教員ののち小学校へ異動して、今は育休中です。
ここでは、育休中に感じたことや娘の成長、仕事を離れることで見えてきたことなどを中心に書いていきます。
我が家の夏
今回は我が家の夏休みについて書こうとおもう。
娘が産まれてから、夏休みに行く場所が変わりつつある。今までは
「夏と言えば海!BBQ!飛行機に乗って旅行!」
という感じだったが、今では
「娘が楽しめる場所」
が第一優先になっており、その中で行けるところを探す、という感じになっている。そのため、炎天下でのアクティビティや子供向けではないところには行かなくなった。(いけなくなった)
そんななか、今年選んだ旅行先は避暑地、軽井沢。
20代の時、避暑地に行く選択肢はちょっと年老いた感じがしたが、今考えると家族連れにはベストな選択に思える。なにより娘が屋外にいても暑さのストレスなく遊べるところが最高。もちろん軽井沢も暑いが、千葉に比べると快適で特に夜や朝方は本当に心地よい気候になる。
そんな環境に身を置き、娘と遊び、のんびりと過ごすことに幸せを感じるようになった自分、ちょっぴり大人になったと思う。ゆるい時間が流れる休暇も悪くないと思った。
ちなみに軽井沢のメインは「軽井沢おもちゃ王国」
娘が大好きなEテレ「いないいないばあ」のキャラクターのブースがあり、そこで遊べるのが目的の場所だった。
しかし実際に行ってみると、Eテレはもちろんのこと、それ以外のアトラクションやアクティビティもとても充実していて、とても1日では回り切れない内容だった。ディズニーランドのような規模やクオリティはないが、娘が満足するくらいのクオリティとちょうど回り切れるかな?くらいの規模が、とてもしっくりきた。
特に2歳から乗れるようになるアトラクションが増えるので、2歳以降にお勧めしたい。軽井沢おもちゃ王国で、娘はジェットコースターやゴーカート、空中自転車などたくさんの初体験をした。
室内施設も充実していて、シルバニア、メルちゃん、鉄道、動物などどんな子供も何かしら刺さる部屋が用意されている。雑然としているが、その雑然さが敷居を低くしていて軽い気持ちで遊ぶことができる。
これは行ってみないとわからなかったこと。王国併設のホテル含め、夫婦で気に入ってしまった。これはリピートする。
娘のできるようになったこと、世界観
毎日のように新しい言葉を覚えていく娘。そして、毎日のように始まるごっこ遊び。そしてごっこ遊びも日々進化しており、想像の世界が娘の中でどんどん膨らんでいる。
最近娘ができるようになった表現、ひとつめ。
人形を自分の前に並べて、人形に向かって読み聞かせをする。まだまだ本を読むまでは難しいが、ページをめくりながら人形に見せている様子が見られる。
ふたつめ。
よびかけ。これは挨拶や食事の時に多い。たとえばみんなに「こんにちは」と言ってほしい時に
「みんなでこんにちはっていうよ、せーの、”こんにちは”」
という感じで、歌のお姉さんのような呼びかけをするようになった。食事の時は「みんなでおいしいっていうよ、せーの、おいしい~」と私たちに呼びかけている。周りを巻き込んでいく言葉を自然に覚えていることがうれしい。
みっつめ。
ごっこ遊びでのおつかい。「〇〇買ってきて」というと、どこかへ出かけていき、手で何かをすくう動作をし、それを持ち運ぶようなしぐさで私のところへ持ってくることができる。今まではこれもできたが、最近はこれに加えて、「〇〇なかった」と持ってこないパターンもでき始めた。きっと空想の世界がより鮮明になり、自分の世界観がはっきりするからこそ”あるもの””ないもの”が出てきているのだと思う。おもちゃで遊びを広げることもよい刺激になるが、何もないところから創造することで養われるものもあると思うし、そっちのほうが個人的には好きだから、今の娘の状態はとてもうれしい。単純に見ていてほっこりするのもある。
2歳児はイヤイヤ期、自己主張が激しいなどマイナスなイメージがあるが、私にとってはマイナス要素はほとんどない。自己主張できることは大きな成長だし、感情表現が豊かになったと思えば、様々な表現がかわいらしく思える。これは以前に娘が病気になった際の私の失敗が生きている。大人同士でも同じだが、相手をわかろうとすることや相手に自分の気持ちを押し付けないこと、相手に期待しすぎないことは大人対子供の関係でも大切。娘の感情的なサインにこちらの感情でぶつかっていっても出口は見えない。こちらが娘の感情をくみとり、うまく消化できるように導くほうが互いにストレスなく良好な関係を保てる。家族と言っても娘は他人だから、相容れないところはあると思う。それをわかっているかどうかはとても重要で、わかっていれば意見の違いを交渉するきっかけが作れる。相手を受容できる。たかが2歳児だが、うちの2歳児はなかなか観察眼が鋭いからうわべの態度は見抜いてしまう。娘をもう立派な人間として扱う、人として尊重する気持ちを忘れないでいたい。
パパ育休、もやる
児童館や子育てルームに行くと、パパが育児しているだけでほめられる。ほめられると嬉しいが、同じことをママもしているんだからパパだけ褒められるのはなんか違うなあとも思う。
一方で、パパが育児に参加しないことを愚痴るママさんも見かけることがあるが、それもどうかと思う。パパを擁護するわけではないが、育児しながらの仕事も大変なわけで、いろいろと折り合いをつけて仕事をしているはずだからである。愚痴るママさんも専業主婦ならパパの給与で生きている面もあるのでそこは尊重していいのでは、と思う。それを「〇〇ちゃんパパ(私)は立派に育児参加されてていいよね~」と言われても、「それぞれの家庭の形があるからそのバランスを大切にすればいいのでは?」と思ってしまう。
育児のスタイルは、それぞれの家庭の数だけある。重要なことは夫婦が育児のスタイルを納得していることだと思う。きっと愚痴る人は育児のスタイルのすり合わせがうまくいかないのだと思う。ママの理想とパパの理想が違ったり、相手に要求だけしたりしているのかもしれない。
「まずは自分から」
を合言葉に、育児に対して肯定的な姿勢でスタイルづくりをやっていけば、もうちょい愚痴る人は減るのではないかなーと思う。毒を吐く人は吐けば解毒するが、毒を量れた人は毒をもらってしまうこともある。まずは毒をなくすための努力をすればいいと思う。
とはいっても理想と現実がある。こんなこと言っても理想論で片付けられることが多い。
ただ私は理想論だとしても、いい世界をつくりたいし、いい世界の中で生きていたい。だから、理想は描く。意識くらい高く持つ。
定期的にこうやって宣言しないと頑張れないから、人間は不思議。
はじめはパパが褒められる育児にもやる話を書いていたが、脱線してさらにもやってきたので、この辺でおしまい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。