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趣味が高じてコーヒーの資格を取った男の手記

第一の手記

コーヒーの多い生涯を送って来ました。

自分には、コーヒーのない生活というものが、見当つかないのです。

自分は山梨の田舎に生れましたので、スターバックスに入ったのは、よほど大きくなってからでした。自分はキャラメルスチーマーを、コーヒーが入っていないミルクだということには全然気づかず、ただそれは店内を外国の喫茶店みたいに、複雑に楽しく、ハイカラにするためにのみ、作成せられているものだとばかり思っていました。

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第二の手記〜コーヒーの多い生涯〜

初めまして。
コーヒースペシャリストの志村です。
この度、「志村ロースタリー」としてnoteを始めました。

いきなり人間失格の冒頭を丸パクリしてなんだこいつと思うかもしれませんが、実際僕はコーヒーの多い生涯を送っていますし、初めてスタバに入った時は、訳もわからずキャラメルスチーマーを注文しています。

僕の実家では毎日のようにコーヒーを淹れており、物心ついた頃からコーヒーは身近にありました。

初めてブラックを飲んだのは確か小学3年生くらいの時で、苦いけど飲めなくないな、というのが第一印象だったと思います。
(砂糖の入れすぎは体に悪いからと怒られ、渋々ブラックで飲んだような・・・)

ただ苦いだけの黒い液体を、分かったような、分からないような顔しながら飲むのが大人の嗜みなんだと思っていました。

しかし、毎日飲む割にこだわりがないのが志村家の変なところで、多分いつも飲んでるからという理由でキリマンジャロを買っていたように思います。

キリマンジャロは酸っぱいじゃんね、と言いながら啜る母。
何も言わず、ホットでもゴクゴクと飲み干す父と兄。
煎餅や漬物という、コーヒーに似つかわしくないものと合わせて飲む祖父母。
そんな5人を見ながら、お菓子と一緒にチビチビ飲む自分。

そんな環境で育って来たので、コーヒーがない生活というのは見当もつかないのです。

しかし、大学生になり上京し、ドリップコーヒーとはしばらく離れます。

というのも、志村家は人数が多いこともあって、いつもコーヒーメーカーで淹れていたからです。
それ以外のコーヒーの飲み方は、インスタントか缶コーヒーくらいしか知らなかったのです。

大学時代は、美味しいインスタントコーヒーや缶コーヒーを探し当てることをしていました。
しかしこれらは、どうしても淹れたてのコーヒーには敵いません。

香料で誤魔化した、コーヒー味の黒い液体だなと思うようになってしまい、缶コーヒーは飲まなくなりました。
(ちなみに、インスタントは実際美味しいものもあり、手軽ということもあって、今でもよく飲みます。)

社会人になり、やはりうまいコーヒーは豆から淹れたやつだ!という結論に至り、ミルとマキネッタを買い、ドリッパーも何種類か集め、気づけば趣味になっていました。

僕のコーヒー生涯をまとめると、こんな感じになります。

・幼少期
 →大人の飲み物
・小学生
 →苦いけど飲めなくはない
・中学〜高校
 →スタバはコーヒー以外も売ってることを知る
・大学
 →缶コーヒーはダメ、インスタントはまあ良い
・社会人
 →コーヒーに魅了され、資格を取り、自家焙煎を始める

第三の手記〜なぜコーヒーを飲むか〜

キリマンジャロは酸っぱいじゃんね、と言いながら啜る母。
何も言わず、ホットでもゴクゴクと飲み干す父と兄。
煎餅や漬物という、コーヒーに似つかわしくないものと合わせて飲む祖父母。
そんな5人を見ながら、お菓子と一緒にチビチビ飲む自分。

同じ屋根の下でコーヒーを飲む6人家族でも、コーヒーの飲み方は全然違ってきます。

そこで僕は問いたい。

あなたはなぜコーヒーを飲むのですか?

仕事のお供に飲んでいる、ただなんとなく飲んでいる、コーヒーが好きで飲んでいるなど、本当に様々な理由があると思います。

コーヒーに求めているものというのは人により異なるため、楽しみ方も千差万別です。
これに関しては正解なんてものは存在しないので、本当に好きなように飲めばいいと思います。

ちなみに僕がコーヒーを飲む理由は、3つあります。

・コーヒーの味を楽しみたい
・気分転換に飲みたい
・気持ちを落ち着かせたい

●「コーヒーの味を楽しみたい」

コーヒーは産地や加工方法、焙煎、淹れ方で大いに味が変わってきます。

その味の評価を「ワインのようなコク」だとか「柑橘系のような爽やかさ」だとか表現しているのですが、なんか気取ってるみたいであまり好きじゃないです。

もっと単純に、苦いけどいい香りだなーとか、ケーキと一緒に飲みたいなーとか、そのレベルで楽しむのが好きです。

色々難しい事は考えず、どんな味がするかを考えて飲むのが楽しいです。

●「気分転換に飲みたい」

これは主に仕事中に飲む理由です。

喉を潤したいというのもあるのですが、好きな味のするコーヒーを一口すするだけでも、気分転換になります。

このコーヒーはこんなところが好き、というのを考えながら飲むと、より気分転換できる気がします。

●「気持ちを落ち着かせたい」について

コーヒー豆を挽いて、お湯を沸かし、ゆっくりドリップしていく工程というのは意外と気持ちが落ち着きます。

ちょっとイライラしてんなーって時や、ちょっと落ち着こうかという時には、お気に入りの豆を挽いて、コーヒーのことだけを考えてドリップするようにしています。

「コーヒーを淹れる」という動作自体が気持ちを落ち着かせてくれるような気がします。


こんな感じで、コーヒーの飲み方には様々なスタイルがあります。

ただ何となく飲んでいるという方も、是非理由を考えて飲んでみると楽しいですよ。

コーヒーの楽しさを知っていただくために、コーヒースペシャリストとしても活動していきたいと思います!

第四の手記〜コーヒースペシャリストとは?〜

さっきから「コーヒースペシャリスト」と言っているけど、それってどんな資格なの?何ができるの?

と思う方が多いと思います。

まず、この資格でできることについてはっきり言いましょう。


この資格取っても何もできません!


ただ、コーヒーの知識がかなりつくので、コーヒーライフが楽しくなったり、カフェを開業するとなっても知識が味方してくれたり、情報発信するネタが生まれたりします。

言うなれば英検や漢検と同じようなポジションです。
この資格を取ったからと言って何かできるわけではないですが、この資格をとるための勉強に意義があります。

じゃあ、実際コーヒースペシャリストって何なの?
というところですよね。

コーヒースペシャリストは、「formie」という資格のサイトで取得できます。

講座では、植物としてのコーヒーとはみたいな所から始まり、豆の種類、製造工程、淹れ方、アレンジの仕方、コーヒーに合うレシピなどが学べます。

そんなんググれば出てくるやろ、とか思っていたのですが、わかりやすく簡単にまとまっているため、体系的に勉強できたように思います。

しかも、教材もテストもスマホ1台で完結するので、こんなんでいいのってくらい楽に資格取れます。

実際僕も、通勤電車で勉強しつつ、休日にテスト受けてあっさり合格しました。

数日後に認定証も届きます。(名前部分はぼかしてあります)

無題12

金かかる割に取ったからと言って何かできる資格ではありませんが、お試しでもできるので、興味あったらやってみてください!

第五の手記〜このnoteについて〜

せっかくこの資格取ったんだから、使えるものは生かしていこうという思いで、このnoteを始めました。

内容としては、コーヒーの豆知識だったり、美味しい淹れ方などを発信していきたいと思っています。
(あわよくば資格の元を取りたい)

何となくコーヒーを飲んでいる方が、コーヒーを飲む理由を見つけられるような、コーヒー好きがさらにコーヒーを好きになるような、そんな記事を書いていきたいと思います。

いつか自家焙煎のコーヒー販売できたらいいなーとか思いつつ、僕自身のコーヒーライフを楽しみながら更新していきたいと思います!

これからよろしくお願いします!



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