NBAのすヽめ　-NBA誕生まで-

はじめまして、シムと申します。​

いきなりですが

「NBAは・・・お好きですか？」

え、そもそも知らない？

八村塁選手のドラフト1巡目指名が最近ニュースを賑わせている例のアレですよ。NBA熱があまり強くない日本で大々的に報道されているのは、日本のバスケットボールブームの到来を予感させてくれます。

こちらのノートでは、観戦歴10年程度で(自称)現地人を圧倒するレベルの知識量を持つ大学生が徒然なるままにNBAへの愛を、他でもない皆さんにお届けさせていただきます！

「NBAってなに？」「バスケットボール選手はマイケル・ジョーダンしか知らないよ」「八村塁って実際どれくらいすごいの？」「NBAってどう観ればいいの？」といった皆さんの疑問を解消していくとともに、NBA沼に誘います。

第2次バスケットブームが僕たちのすぐ側まで来ている今こそ見るべきnoteにしていきたいので、何卒お付き合いください。

初回は、NBAの歴史を某フリー百科事典より簡単にお伝えしていこうと思います。おそらくつまらないので次回に乞うご期待。

以下本編

正式には、"National Basketball Association"と言います。

日本版ですと"Nippon Bus Association"(日本バス協会)がありますので高速バスにこのシールが貼られていても勘違いなさいませんよう。(これはネタではなく、友人に「日本のバス会社ってバスケのスポンサーやってたんだね」と本気で勘違いされていました。)

さて、バスケットボールの方のNBAにお話を戻しますと、こちら発足が1946年6月6日(なんか不吉)。ニューヨークで発足しました。後にニューヨークが「バスケットボールのメッカ」と呼ばれる所以はここにあります。

当初は"BAA"(Basketball Association of America)という名称で、アメリカ東部大都市中心に結成、11都市11チームを東西に分けて競わせる「2ディビジョン制」を採用。30チームまで規模を拡大した現在では、アメリカに本拠地を置く29チームとカナダに本拠地を置く１チームが東西のカンファレンスに分けられ、そこからさらに6つのディビジョン(東3:西3)に細分化されています。

バスケットボールはカナダで生み出されたのに、カナダよりアメリカの方で盛んなのは面白いですね。(カナダでも盛んなことには盛んですので、それはまた別のnoteで詳しくご説明します。)

こうしてニューヨークで産声を上げたBAAですが、当時既に競合団体が存在していました。

その名も"NBL"(National Basketball League)

なんかこっちの方が公式っぽい名前ですね・・・。というのも、NBLの歴史は古く、バスケットボールがカナダで考案された1891年から7年後の1898年に設立されているんです！ちなみにNBLはアメリカ中西部を中心に全6チーム体制での発足。

しかし時代柄、戦争の煽りや財政難で何度も解散の憂き目に合っています。1949年にNBAの前身であるBAAに吸収合併され、現在のNBAに。

もう１つの競合が"ABL"(American Basketball League"

こちらは1926年に東海岸と五大湖を中心に組織されましたが、資金繰りがうまくいかず1955年に解散しています。ロゴ一番手が混んでいる気がしますが、人気は出なかったんですね。

この時代のアメリカには上記の計3つのバスケットボールプロリーグが存在していましたが、いずれも市民権は得られず。当時隆盛を極めたのは、もっぱらカレッジバスケットでした。

現在では先細りが懸念されているアイスホッケー。そのオフシーズンに手慰み程度に観戦するスポーツという認識でした。

ここまで、NBA結成までの流れを簡単におさらいしました。

・BAA　1946-現在(NYを中心に組織。それが優位性を発揮し、NBLを吸収。1949年に名称をNBAに。マーケティングが巧み。)

・NBL　1889-1949(世界初のプロバスケットボールリーグ。何度も解散するがその度に復活。後BAAに吸収。)

・ABL　1925-1955(ロゴに気合が入っている。検索してもあまりヒットしない。人気も特になし。いつに間にか解散。)

こうして生まれたNBAはその後どんな変遷を辿って現在の人気を獲得するに至ったか？そこには、「アイコン」とも呼べる名選手たちの存在があったのです・・・。

初回はこの辺で！ここまで読んでくださりありがとうございました！

次回は「NBAのすヽめ　-NBAを変えた男たちvol.1-」ということで時代の寵児マジック・ジョンソンとラリー・バードの2人をご紹介します。現役で活躍中の選手との比較も行ってみますので、お楽しみに！