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あなたの親切はいくら?
基本的に人に助けを借りるのが苦手だ。
例えば、引っ越しを友達に手伝ってもらうこと。
どのくらいのお礼をするか考えるのがめんどくさい。
今度こいつが引っ越しする時とかに手伝ってあげればいいから無料でいいか。
いや、流石にお菓子くらいあげるか。
やっぱり、ちょっといいご飯を奢るくらいにするか。
でも、どれくらいの値段のご飯がいいだろうか。
安すぎて「こんなもんか」と思われたらどうしようか。
高すぎても、友達に頼むという最大のメリットをいかせていないし。。
手伝う側は引越しのお礼について、そんなにシリアスに考えないことはわかっている。
僕も特に見返りを求めず手伝うだろう。
しかし、自分が仮に手伝ったとして、ご飯を奢ってもらったとする。
そのとき、つい値段を見てしまうと思うのだ。
その値段を見て「まあ、妥当だな」などと、頭の片隅で考えてしまう。
それがどうしても嫌なのだ。
そんなこと考えたくもないし、ちょっとでも考えてほしくない。
しかし、人間である限りその発想からは逃れられない。
だから、僕は基本的に引越し業者に頼むのだ。
人の親切にお金が介在するとおかしなことになる。
親切のお返しはプライスレスな親切で返すのが一番。
引越しお手伝いのお返しは引越しお手伝いで返すのが、一番しっくりくる。
プレゼントも値段を見せなければ問題ないのだろう。
値段なんてすぐに調べられてしまう世の中だけど、
値段がどうしても気になってしまうのが人間なのだけれど、
それでもグッと堪えて、そのプレゼントをくれた人の想いに目を向けたい。