挫折からの出発:私がシンガポール移住へのチャレンジができた理由
こんにちは、片岡 慎平(かたおか しんぺい)と申します。2023年、現在44歳の私は、妻と3人の子供たちと共に、現在シンガポールに移り住みました。家族と共にこの移住という経験ができて本当に幸せです。
私が経営する株式会社ライクバードは2024年に10周年を迎えます。ここまで、優秀なチームメンバーと共に成長してきました。私自身は現在、その日本のメンバーと共に、シンガポールから地理的な制約を超えて事業を展開することに挑戦しています。
家族を持ち、さらに会社経営をしている私の海外移住については、多くの人に「どうやって決心したのか」と尋ねられることが多くあります。興味を持っていただく機会が多くなり、このようにブログに残した方が良いだろうと考えました。
実は、私の移住計画は一度頓挫しています。しかし、その後の10年間近い期間で学び、2年をかけて少しずつ準備を進めてきた結果、2023年にもう一度海外移住への道を歩み始めました。
頓挫の原因はいくつかありますが、ひとつは収入の不安定性です。独立して間もなく、リモートワーク可能な状況ではあったものの、フリーランスとしての取引先が限られていました。2015〜2016年当時は、リモートワークが普及している現在とは違い、どのように収入を担保していくかが大きな問題でした。
もうひとつ、計画立案の難しさがありました。大きな目標設定はできても、どのように遂行していくかは難しい。マレーシアやシンガポールへの渡航経験はあったものの、その際に仕事の機会は作れませんでした。加えて、移住についての家族との十分な見通しや段取りが欠けていたのです。
この頓挫から、私は2つの重要なことを学びました。
一つは、事業を作ること。海外で生活するには、収入源を確保することが不可欠。これには、自分自身の事業を創出し、組織を通じて安定した収入を確保する必要があります。誰かに雇われるだけでは、事業を創出することは難しい。事業作りへの腹が決まった気づきでした。
もう一つは、計画と段取りの重要性です。組織を作ることで、自分に欠けていた見通しと段取りのスキルが向上しました。
その後、経営するライクバードはメンバーのおかげで徐々に形を成し、収益が上がるようになってきました。さらに、コロナ禍でリモートワークが一般化したことで、「日本にいなくとも仕事ができるのでは」と、海外移住の可能性が再び浮上しました。家族の成長や生活環境の変化もあり、妻の提案で「海外移住をするなら今が最後のチャンス」という結論になったのです。
準備には、さまざまなステップがありました。例を挙げれば、家族との目的・価値観の共有、移住全体像の理解、国の選定と準備(シンガポールを選択)、法人設立、ビザ申請、学校選定、住居検討など。また、渡航タイミングとフライト手配、日本での必要手続き、引っ越し業者との調整も重要なステップでした。
紆余曲折ありましたが、2023年11月、私たちはついに海外での新生活をスタートさせることができました。家族全員の協力がなければ、成し遂げられなかったことです。また、このような働き方でも共に働いてくれるライクバードのメンバーには、本当に感謝しています。
このブログでは、海外移住に興味はあるけれど「自分にできるかどうか」と悩んでいる方々に向けて、私目線の経験と準備過程を共有するものです。
私たち家族がどのような準備を行い、移住後の生活環境を整えるために何をしたのか。一般的なアドバイスではなく、私の経験と考えに基づき、詳細に述べていく予定です。また、余裕が出てきたら、経営についても書いていこうと思っています。ぜひ、お付き合いの程よろしくお願いいたします。
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