渋谷で開業する現役鍼灸師が警鐘!鍼灸学生向け。鍼灸師はやめとけ?私塾開設して半年間経過したリアル
私塾開設の目的
鍼灸セミナーとオンライン動画セミナーの乱立
私塾開設の目的は、優秀な鍼灸師の育成だ。
その名は「ふくもと東洋療法研究会」
FUKUMOTO Oriental Therapy Community
2010年の鍼灸学校入学から数えると今年で14年目を迎える。
鍼灸業界、師匠方をみてきて、どうやったら優秀な鍼灸師が育つのかをずっと考えてきた。
一流の先生は一体どのように育っていくのか。ずっとずっと思考してきた。「答えはあるようでない」「一人一人が唯一無二の存在」
でもなにかそこには道しるべがあると思う。
昔から鍼灸業界にあるのは、無数のセミナー、最近だとITを活用したオンライン勉強会。金額も数千円から数十万を越えるものまで様々だ。
学生、同業者に分かりやすく、すぐに使える技術。オンラインなら場所、時間帯も問わず便利だ。分かりやすく、即効性があり、学んだ感を出すようにしっかり制度設計されている。よくできている。
セミナーは、知識(学)から実技(術)まで多岐に渡る。どのように提供したら伝わるか、理解されるかをよく考えている。お金を支払うと学んだ気にもなる。身近な人もそれらに参加し、実際耳にする機会もあった。
でもどのくらいの確率でセミナーが参考になったのかを図ることはできない。あくまで参加した人の個人の感想でしか評価されない。
それを学んで鍼灸で食べていける人、行けない人様々である。それで良いのだろうか。誰も責任を取る必要がない。結局世の中全ては自己責任なのか。
無情すぎないか。
と私はずっと考えていたし、いつも考えている。この業界の歪を。
できなれば自己責任
教えたことができない=自己責任。確かに人生はすべて自己責任だ。誰も助けてはくれない。確かに圧倒的に努力しない限り技術習得はありない。(もちろんどの程度の技術を求めているかにもよるが)一日セミナーはある意味でその瞬間の満足、価値を提供している。
私は偏屈な人間なのか、一日でできるものに何の価値があるのかと思ってしまう。一日セミナーが存在するのはその場の高揚感、その場での技術的な向上なのかもしれない。
確かにそれをものにし活用できる人もいるから成立しているのも事実かもしれない。しかし、それは誰にでもできることに他ならず、誰にでもできることには価値がない。
一生かけて取り組むべき鍼灸の技術とは一体なのか。それは一日では何も取得できないかもしれないし、できることもある。毎日毎回できない自分と向き合うことになる。
先人が、師匠がそれを手から実際に教えてくれる。できないことが分かるだけでも相当なストレスがかかる。でも、実際はそういうものだ。
なにを、誰を信じていいのか。どんな治療法が自分にはしっくり来るのか、判断基準は結局、自分が受けて、実際見たりして本当に良いと思えるか。
その人が人間的に好きか、その人の周りにいる人が自分と合うのか。
根本的に大切にしていることが同じか。
とても大切なことだ。最後は感覚になる。
自分がいいと思える先生に出会えるのは奇跡
自分がいいなと思える先生に出会えるかは、これは行動と運だ。お見合いにも似ているかもしれない。
その時、その瞬間に出会い、感覚的にこの先生だ。
自分自身の感覚を信じるしか無い。私も1年生の時から動いて多く先生のもとに足を運んだ。
実際に施術を受けた。
素敵な先生から人格を疑うような先生まで様々だった。しかし、どれも良い経験だった。個人的な見解もある。
もちろん私も人格を疑われているかもしれない。それぞれ感性がある。
だからこそ自分に合うというところが大切だ。
鍼灸医学は伝統医学なのだから最初は誰かから学ばないとできないと私は思う。
そこ(環境)で伸びしろ、見えてくる世界が決まってくるのではないかと思う。
学生時代に抱いた違和感
私も実際にいくつかの勉強会に所属していた。(具体的な勉強会への言及はさけるが)学生時代は何の勉強会に参加しているのかを同じクラスの学生同士で情報交換したり、共有したりしたものだ。当時は焦りすら感じたことを覚えている。
誰よりも卒業して早く活躍する道のりはとてつもなく険しいと思っていたからだ。(実際にそれが当たっていたのは言うまでもない)
鍼灸学生がしっかり地に足をつけて、手から手へ伝える勉強会は本当に数が少ないと感じた。
ツボの触れ方、見方、実際手とり足取り丁寧に教えてくれる勉強会はそう多くない。
さらに勉強会での技術習得進捗を評価し、何ができていないかを細かくトータルで教えてくれる勉強会はほとんどないのかもしれない。
新米鍼灸師たちの嘆き
母校を卒業してすぐの学生から連絡があり、話を聞くと、就職先で放置され、毎日なんとなく鍼灸をする日々。なにが正解でなにが不正解か分からず、自分で勉強会に参加してなんとかそれを実践していると語っていた。
院長、代表、経営者、そこの関係者、卒業生、辞めた人、実際に働いてる人の複数に話を聞いたのか?と聞くと否。
私は開いた口が塞がらなかった。彼女には申し訳ないが、完全にミスマッチが起きている。全て自分に返ってくる。鍼灸は甘い世界ではない。
そのような状況に私は居ても立っても居られなかったので、学校で講演する機会を頂いた。
それをまとめたのが以下のNoteの記事。
完成までに一ヶ月、3人の先生へのインタビューもした。
個人で動いたらこの金額では話を聞けないと思う。
先生に会いに行く交通費にもならないと思う。
ぜひ迷っている人は参考にしてほしい。
ちなみにこの講演の満足度は90%を超えた。
詳しくは実際の声も参考にしてほしい。ぜひ鍼灸学校に入学前、鍼灸学生に読んでほしい。
私には一体何ができるのであろうか。私は何がしたいのか。自問自答した先にたどり着いた私塾というカタチ
前置きが大変長くなった。
私は、優秀な鍼灸師が育つ環境を作って死にたいと考えた。
2044年東西医学センター建立だ。臨床、教育、研究。日本一喜ばれる医療機関を創設したい。ここで活躍するメンバーを今から本気で育成する。
以下に少し前のURLを掲載したが、最近の調査でも鍼灸の受療率は5%前後。結語には鍼灸医療の向上が不可欠だと述べていた。
鍼灸医療の向上=優秀な鍼灸師の育成。(技術+人間性の高い人材の輩出だ)教育機関と現場が手を取り合えばいいものが提供できると信じている。
鍼灸医学の長い歴史の中で私は点に過ぎない。たかだか、50年くらいなものだ。であれば、何ができるか。
「それは教えることによって、未来を作ること」
私塾、寺子屋、吉田松陰が主宰した松下村塾のような、想いのある、情熱のある仲間たちが集い、ともに学ぶ場を提供したい。
まずは私の15年間の学びを濃縮し、在学中に伝えたい。ともに学ぶ同志が集まり、ともに研鑽していく環境を作っていきたい。
人は一人では生きていけない。
仲間、家族のためにしか頑張れない。在学中から学ぶ環境を提供し、一人前に施術ができるようになっていてほしいと心から思っている。
そして今の塾生が近い将来輝くことを願ってやまない。
いずれは世界にも出ていけたら。まずはアメリカ!ニューヨーク。日本の技術を世界に。高校時代アメリカに留学し、世界に発信したいという想いもある。
https://ahaki.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/idou_h27_08.pdf
そもそも鍼灸師になるためには
詳しくは以下を参照してほしい。
日本において鍼灸師になるためには、
鍼灸専門学校3年間か鍼灸大学4年間で卒業する必要がある。
はり師、きゅう師の国家試験に合格で、はり師、きゅう師の国家資格が国から付与される。鍼灸師というのはあくまで呼称で正式名称ははり師、きゅう師。
鍼灸師資格働きながら学校に通えるのか
鍼灸学校に日中働きながら通っている人たちもいる。
鍼灸学校には夜間部が存在し、18時~21時くらいまでの授業時間。以下サイトもチェック!資格だけでいうと鍼灸師の資格は、働きながら取れる。
しかし、私個人の見解は、卒業後活躍する鍼灸師を目指すなら在学中は昼間部、もしくは夜間部に在籍し、鍼灸現場で見学、もしくは働くことを強く推奨する。
別の仕事しながら片手間で鍼灸で食べていけるほど甘い世界ではないと思う。(あくまで私個人の意見)
ただし、在学中の鍼灸学生を受け入れてくれる鍼灸院がどのくらいあるのか不明。
最近、鍼灸学校で実際の鍼灸院(現場)での現場での臨床実習を増やすための動きがある。各学校活躍する卒業生の鍼灸院で、臨床実習を始めた。
ちなみに私の母校は、3年生が優先でその後空きがあれば2年生が行けるようだ。
学校側は鍼灸院に配慮して教育した学生を送り、トラブルを避けたい思惑もあるのかもしれないが、
私は1年生こそが現場でのリアルを体験すべきだと思っている。
3年生では遅すぎる。スイッチが入るのが、1年なのか、3年なのかで、2年間も違う。
実際に3年生は国試合格に最注力しているので見学どころではない。うちに来ている学生もそう言っていた。もっと早くに動けばよかったと。
後悔は先に立たず。
誰よりも本気で取り組まないと鍼灸師として食べていくことは日本では相当困難を極める。
鍼灸師やめとけ?
鍼灸師辞めとけという言葉を耳にする。
確かに私も師匠に出会ったときに鍼灸師はやめておけと一番最初に言われたのを思い出した。
ボーナスも、有給休暇も保証もない。
ギャンブルみたいなもんだからと言われた。私はやるって決めてたから何を言われてもやりたかったのだ。
ちなみに私も自分の患者さんが鍼灸施術に感動し、鍼灸師に興味が湧いたと聞いたら辞めておいた方が良いという話をすることがある。
本当に好きまたは絶対やりたいなら別だが。。
鍼灸を受けるのと実際にやるのでは天と地ほど異なる。
諦めがつかない場合は一度見学させてもらうことを推奨したい。受け入れてくれる鍼灸院があるかは不明だが。
以下のサイトでも体力が必要と書いてあるが、本当にそう思う。
素直、笑顔、体力、気合、根性が大切。どの仕事でもそうかもしれないが、活躍している人はみな気力体力が充実しているように思う。
鍼灸師の年収とは?
鍼灸師の年収は400万前後と言われている。
3000億の市場があり、鍼灸師の数が10万人とも言われているので300万くらいと計算される。
開業鍼灸師も様々だが、肌感は0円から1億くらいまでは鍼灸治療を一人でしている先生ではいるかもしれない。このあたりはなんとも言えない。
ちなみに学費3年間でおおよそ400~550万くらいかかるので、大学より高額かもしれない。鍼灸大学は四年間で800万くらいかかるとも。
鍼灸学校はだいたい昼間部は朝から昼過ぎに終わる。
夜間は18時から21時で終わるのだ。鍼灸学校の学費の高さには改めて驚きを隠せない。学費を月で割ると10万を越える。
転職を考えていて今会社員のあなたが求人を見たときに給与を見たときに愕然とするかもしれない。
学費は、免許取得費用だが、実力がつく保証は無い。
少なくとも私は師匠がいなかったら私の今はない。
厚生労働省が発表しているはり師、きゅう師の人数。ざっくり今は約10万人くらいというデータ。
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000858705.pdf
鍼灸は金儲けの手段なのか?開業したときに利益が初めて出た時に感じた違和感。
よく鍼灸学生は金儲けのために鍼灸やってるの?って思う人もいるようだ。私の答えは、YESでもNOでもない。
ズルいかもしれないが、真実なのだ。しかし、鍼灸学生が想う崇高な気持ちはすごくよく分かる。
私も違和感を抱いた一人だ。私は内弟子で住み込み修行し、働けど、働けど定額で、鍼灸で稼ぐという感覚が住み込み修行の時には無くなっていた。
しかし、自分で独立開業し年数が経つと利益が出てその時不思議な違和感に襲われたのを強く覚えている。
あれっ金稼ぎのために鍼灸をやっているのか?と思ったことがある。
今は資本主義というシステムなので、感謝の気持ちが貨幣になったと認識し、感謝の表現だと一ヶ月くらいかけて理解した。
だから、まだなにものでもない鍼灸学生は一度は色々な先生の考えを自分に入れてよく考えるべき。実際鍼灸院をやるには多少の金がかかる。では私たちのような専門職を特徴づける態度とは?
専門職(プロフェッショナリズム)を特徴づける態度とは?
公益性
①仕事を単なる金儲けの手段と見なさない
②個人的な出世より仕事の質に大きな関心を抱く
③仕事を社会に対して有益な貢献をなすものと見なす
道徳性
④仕事に関する道徳的な責務を重視する
⑤一連の専門職的な美徳を陶冶(とうや)しようとする。陶冶は、知的・道徳的・美的・技術的諸能力を発展させることによって、よりよい人間を形成しようとすることである。
専門性
⑥高い専門的能力
⑦仕事をより良いものにする為の方法を常に模索する
田中朋広「職業倫理とプロフェッショナリズム‐哲学的、歴史的観点から‐」
はり師きゅう師を育成する私塾(ふくもと東洋療法研究会)を始めて想うこと
手を取り直接指導できる最大人数は一度にMAX8人か!?
一人で手を取りながら指導できる人数は最大8人くらいだと思っている。塾では即時フィードバック、手を取り、インプット、アウトプットを実際に徹底的に繰り返す。学校では20~30人で一人の先生。
学校関係者も痛感していると思うが、一人一人手とり足取り指導するのは現在の鍼灸学校教育体制では不可能なのだ。某学校の校長も私の考えに強く共感してくれた。今のところ私塾の1クラスは8名まで。
教えることは時間がものすごくかかる。
実は教えることをしていたのは、こじんまりと2019年から。
本格的にスタートしたのが2023年からだ。実際に教えることと向き合ってきて、多くの時間を割きながら教えることを自体を学んだ。
教えること、セミナーをやるのも本当に大変なんだと痛感。
カリキュラム等の策定、事前準備等本当に時間がかかる。
鍼灸院、鍼灸学校、渋谷区での講演等で教えることの準備には相当時間がかかることが分かった。
転機は突然やってきた。
2023年5月に厚生労働省の主催するあん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者講習会修了した。
前述した現場臨床実習のことだ。これは学校から推薦されたものが受講できる政府オフィシャルの指導者講習会。
丸2日間、実際に医学部における育成教育で取り入れられている内容。
ここから人を育てるためのヒントを多く学んだ。
私塾のために水曜日午後の診療をやめ、鍼灸師を育成することにした。
誰かが時間を投資しないといけない。鍼灸は伝統医学だ。育成すること、教えることには非常に時間を使う。
自分だけで良い人は当塾では受け入れていない。
塾のためにまず4時間✖︎4日間=16時間分診療をやめ、患者さんにも理解を頂き、教えることに向き合った。当院社長からは診療していた方がよっぽど稼げると言われた。笑。
現塾生も10年後この塾でペイ・フォワードのように次の人に循環する。
まずは私が率先して実践していく。率先垂範あるのみ。
どのように優秀な人材を育てるのか。
通常多くの鍼灸勉強会で、月に一回くらいで技術を最速で習得するのかと疑問が残る。
だから私は、月に4回は顔合わせするように私塾を制度設計している。月2回は実技練習、その他の月2回は現場研修だ。
現場をみて学び、自分が学んでいる学問がどのように現場で活用されているのかを学ぶ。これが本当に大切。座学では机上の空論だったことが現実世界で活用されている。このリアルを体験することが必須だ。成功と失敗を繰り返す。
在学中からスタートし、基本コース、臨床コース、応用と基本的には3年間のプログラムだ。というかそもそも3年間では難しいと思うので一生学ぶことになると思う。
何を隠そう私も師匠のもとで15年目になるが学び続けている。終わりはない。本当の意味での技術習得とは一生向上しようと模索することだ。だからこそ私にしかできないものを塾生には提供したい。
それはまるで子育てする親の感覚だ。今塾生は4人いる。私は4人の父親だ。時には厳しく、時には優しく愛情を持って指導することにしている。家には3人の子どもがいるので、大家族の親父だ。
塾生のヨイショ、彼らのその日の満足のためにやることはない。
臨床現場で患者さんと一対一で向き合った時にできるか、できないかの問題だ。
いい人ぶったり、出来ていないのに出来たことにしたり甘やかしたら本人が現場で泣くことになる。
「わからない」だから学ぶのだ。
塾生には何がわからないのか何ができないか、質問をきちんとするように伝えている。発言し、議論し、みんなで学ぶ環境が整備されている。
塾生の成長
現在(2024年1月)の塾生は7名で、2年生からの人がほとんど。鍼灸学生3年後期は国試が迫ってきてなかなか大変だ。
今いる4人を紹介し、成長を振り返る。
一人は、在学中の1年生から来ていて鍼灸師2年目
2年生から来ている鍼灸あん摩科3年生(2021年12月入会)
2年生から来ている鍼灸科2年生(2022年6月入会)
2年生から来ている鍼灸科2年生(2022年6月入会)
上記がメンバーだ。
それぞれの成長を紹介する
・2022年4月に鍼灸師になった。彼はずっとコツコツやる性格できっちりしていないと気が済まないタイプ。もうかれこれ5年の付き合いだ。基本的なことができるようになってきた。
塾として6月からスタートし、他にもメンバーがいることによって彼もまた経験値が格段と上がっている。自分が通った道だからよく相手のことが分かる。ペアを組むと優しくサポートしてくれている。
基本検査の大切さを何より理解していると思う。彼は昔の自分と比較しても塾生の成長のスピードに驚いている。
相手に教えることで自分もまた深まる。一人一人が成長する場になっている。環境でさらに成長がブーストされる。今後の彼の踏ん張りが楽しみだ。彼の飛躍を信じている。
・2021年から当院で見学。
彼女は数年前にやっていた学生向けの臨床体験会に参加していた方で、質問が良くて私から声を掛けさせてもらった。
あまり表情に出さないが、負けず嫌いの努力家。コツコツと静かに努力するタイプ。カメラ、デザインセンスも抜群。
飲み込みが早く、修正力も高い。手技は丁寧で優しい。学校で実技室開放の時に教官の先生からやり方を褒められたと嬉しく語ってくれた。
臨床実習で患者さんから褒められたコメントをみて誇らしく思った。
彼女の活躍が楽しみだ。先日の実技練習で彼女の基本検査を受けたがしっかりと問題を指摘していたので嬉しかった。精度が着実にあがってきている。当塾のムードメーカのような存在。
2022年6月から入会。彼はパーソナルトレーナーでナイスガイ。
某CMでも有名なジムでバリバリ活躍していたようだ。脱いだ時の胸筋には目を見張るものがある。
非常に思慮深いタイプ。ここに来る前に実は、鍼灸学校を辞めようか悩んでいたらしい。理由は東洋医学があまり理解できなかったとか。
しかし、当院にきてから彼は変わった。実際に臨床現場を見ることによって東洋医学の活用の仕方が分かったようだ。光が灯されたらしく、今では東洋医学の勉強も一生懸命に取り組んでいる。
目が輝くようになった。まだまだ検査の時に手にチカラが入ってしまうが、理解してきたようだ。彼も、無限の可能性を秘めているので、期待の星。努力の鬼だからきっと今日も奮闘しているだろう。彼のお陰で正式に塾開設を決心した。感謝している。
2022年6月から入会。
彼女は三重県から4時間近くかけて参加しているパワフルで負けず嫌いな凄まじい行動力のあるヨガインストラクター!!
冷静な分析力で優しく強い。妹さんが当院に通院していて、知り合った。三重県から受けにきて、実際施術を受けて感動し、見学を希望された。
彼女が学校の2年間より濃い学びだったと見学最終日に語ってくれて非常に喜んでくれた。
三重県だから塾の参加は見送ると思いきや二つ返事。彼女のやる気には脱帽している。伸びしろしかない彼女だが、手からは彼女の優しさを感じる。吸収が早いので、成長も著しい。
できないことをできない、分からないと言えるので素晴らしい。中部地区から変革を起こす一人として非常に楽しみにしている。以下は彼女が見学後に送ってくれた文章を紹介する。
今後の方向性
一人一人が爆速で成長し、入塾して卒業後鍼灸師として活躍できる場を作る。←具体的には働く場所。それと同時に当塾での学びも引き続き提供していく。
塾に気の合う仲間が集い、生涯学び、優秀な鍼灸師を輩出する塾にするためにも今後も継続してコツコツと実践していく。継続することでしか未来を切り拓くことはできない。
を掲げている
目標は、日本を代表する東西医学センターを作り、日本最高峰の東洋医学を提供する施設を設立したい。
当塾からはじまり、臨床、研究、育成する環境を残したい。ともに学んだ仲間が結集し、全員でこれに挑戦したい。
これまでに見たことのない景色をともに実現したい。
これにビビッときた感性の合う方は、一緒に挑戦しよう。
そして海外にも目を向けていきたい。特にアメリカでの開業に興味のある方も受け入れていきたい。
私自身もコツコツと着実に努力を継続していく。
どうやって入会するのか
まずは問い合わせフォームから必要事項を記入頂き、何度か面接しその後塾を無料で体験参加して頂きたい。
基本的に毎月第一第三水曜日15時から開催している。
合わない方が一人でもいると塾として非常に良くないので、今の学ぶ環境を守る意味でも一人一人としっかりと協議を重ねていく所存。
採用はしていないが、ここに入塾のフォームがある。
入塾方法
入塾お問い合わせフォームに下記を記入頂き送信して下さい。
鍼灸師を志した理由
鍼灸で何がしたいのか
理想の鍼灸師とは
どんな時に幸せを感じるか
なぜふくもと東洋療法研究会なのか
入塾お問い合わせフォームに記入頂き、一次審査を経て、オンライン面接にて二次審査を行います。
一次審査通過の方にはこちらから二次審査の案内を送ります。
こちらからの連絡をお待ち下さい。詳細は以下を御覧ください。
入会するための条件とは
「人間として良い人かどうか」を一番大切にしている。
別に宗教でもなんでもない。
人として真っ直ぐな人間か、約束を守れるか、嘘偽りがないか、義理人情があるか、礼儀作法があるか等、決して数値化できないところをみている。
頭がいくら良くでもサボる人、嘘をつく人、約束を守れない人、時間を守れない人と一緒に勉強するのは難しい。
そして鍼灸師として活躍する素養を持ち合わせているかどうか。
面接、その後可能であれば複数回お会いする間で判断させて頂きたく思う。
入塾すること=私にもあなたを育てる覚悟が必要。
それができるかどうかは相性や人間性の部分が大切になる。これから家族として受け入れるようなことだからだ。
今の塾生は7人いて兄弟、家族が増えるようなことだ。
長くなってしまったが、お読み頂きありがとうございます。いつか誰かの役に立てば幸いです。
あなたの勇気ある一歩を待っている。
ともにチャレンジしよう!
人生行動した人に運気がめぐってくる。
最後は私の大好きな詩を皆様に贈りたい。
道
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ 行けば分かるさ