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その6 農業入門塾と新規就農者

労働力と新規就農希望者と農業入門塾

3K農業の時代は終焉。これからは知恵比べの時代。愉しみ比べの時代です!

就農することの愉しみと留意事項

・女性は、紫外線対策が一番かな?
 畑や田圃の紫外線は、海のそれと同様!
・農機具は危険が伴うから慣れた時に留意が必要。リスク排除の心構え!
 昔の農業と違い、体力勝負では無い!過半は農機具作業。
 強いてあげれば、収穫が最大の体力かな?
・予定は未定!すべて天候と農作物次第!
 ハウス作業は除き雨天に出来ることは稀。天候に逆らわないのが基本。
・愉しみいろいろ
 作業合間の一服(喫煙者に限る)とお茶!と稀に畑でおにぎり
 収穫したてを生で食せる。
 畑の夕陽
 作業後のビール!
 春の後半からは、朝日よりも早く畑に出向く!朝日を拝める!
 農業改善(これは無数にあろうかと)

活用すべき補助事業と女性活躍社会!

沖縄の農業会議所を訪ねたことがある。正確な人数は忘れたが、冷やかしも含め、新規就農相談で訪れるみなさんが数百人単位で居ると云う。まぁ沖縄は特殊事情が潜んでいるから、多くなろうとは思うが・・。
令和4年度から農水省の制度が変わる。新規就農者への資金手当てが増加する。150万円/年の助成金が三年間支給されるそうだ。
コロナ禍、GDP停滞もあり、都市に見切りをつける皆さんが増加している?
企業で駄目なら、自然と戯れる自給自足組はどうかと思うが・・・。
バリバリ企業の一線で働いた人物が10名もまとまれば、街に旋風を起こせると感じている。それも女性中心で。
政府は、男女共同参画社会担当大臣まで置いているしね。
昔から農業・農村社会は女性が支えてきた。
男共はさしたることはしていない! 精々が集まって酒盛りをする!くらいが子どもの頃に観た農村風景。竈で火を付け、炊飯し、味噌汁をつくり、洗濯板で洗濯をし、水田で草取りをする! すべて女性が役割を担ってきた時代があった。
ゆえに、卑弥呼の時代に戻せる好機かと^_^

機械化と企画と子育て!

善きにつけ、悪しきにつけ、改善できるのは昔から伝わるこの言葉。 若者、よそ者、バカモノ!これに、非農家、都市を捨てた女性を加えるとね。さしずめ、小生や、関わる皆さんは、バカモノ!の類であろうから、若者とよそ者は、都市部から連れてくる!
な~に、受け皿としての全国農業会議所が東京にある。
ここで宣伝してもらえば、いくらでも集まろうね!と期待している。
新聞社が一社でも記事にしてくれたら・・・と云うか、記事になるような企画にすれば良いだけ!
新しいことに挑戦をしている中間管理法人、それも一般社団法人が大々的に新規就農者を「農業塾」を開講し、公募している!
行政が後押ししてくれたら、もっと良いけどね!
北関東の「下妻物語」の舞台となった農業の街が地域農業を大変革しようとしている! それだけで記事になるわな。
役場に提案してみましょうね!
塾生としてだけでなく、労働力として考えた場合、有用な提言、提案をしている者には、作業手当とは別に報奨金を出してもいいやね!

師匠は、組合員が居る!新規就農塾と塾生

農業は総合産業! 一生涯学びが続きます! そう生命と対峙し、哲学する産業です!

農業がある種、つまらないのは、単独での作業が多いからだよね。
まぁ孤独が好きな皆さんも多かろうが。
新規就農を目指す皆さんは最初の農家を誤るとそれこそ悲惨!
選択肢は多々あろうが
・単独では無い!
・多様な農業を体験し、学べる
・基礎中の基礎である、土作りを学べる
・就農時の自分の形態を朧氣に想定できる
・多種多様な作業があることを学べる
・師匠が居る

仄聞に過ぎないが、SNSなどから流れてくる新規就農者から脱落した皆さんも多数居られる。
本人の落ち度もあろうが、受け入れサイドがただの作業者と見越している点もある。
幸いなことに、令和4年度から農水省は、新規就農者への手当を厚くしている。少なくても新規就農から三年間は、年間150万円程度の資金が出る。
生きていくには、なんとかなる数値であろうかと。
当然だが、受け入れ側も様々な用意をしておかないといけない!
・アパートや納屋2階に押し込めずに、四六時中、農業漬けになるように!
・孤独に苛まれることのないように!
・北海道の有名な農業系企業で問題になったようだが、生活経費は全額出す!とかスマホ料金も負担する!とかを考えておかないといけないよね!

アパートを用意すると田舎の近在でも5~6万円!
これでは本人も、受け入れサイドも負担がおもすぎる。
いっそのこと、農場内に宿泊施設、生活施設を作ってしまえば!
工夫次第で廉価で快適な空間がつくれるようだ。

大工さんや事業者と相談している。一部屋12~4畳を想定している。

師匠は大地と組合員と近隣に知恵の宝庫のジジババがいる!

座学なんぞする必要はありません!

体験、実践こそ、知恵の蓄積になりますからね。
外国人労働者を否定するものでは無いが、日本の農業の担い手に!と考えた場合は、日本人の新規就農者が最善であろうね。
ちなみに、何度か書いてるが、わが町には、農地が4,000haもある!
水田を除くと、畑は、他市町村の農家と耕作放棄地が点在している。
農地はどうにでもなる!
むろん、組合の農地を使うことも可能になるからね。
なによりも、組合員と地域のジジババの活用です!
組合員の一人の奥方の画像です。
日本の製造業は、品質管理(QC)と工数管理(コスト低減)で世界を席巻してきた。小泉改革以降、外資が大量に入って以降、日本の製造業は、株主優先!との資本の論理に経営陣が追い詰められ、利益優先主義から固定コストの低減を目的に、国外に逃避し、一部を除いて、経営陣からパートさんに至るまで一体の改善活動は終焉した。
が、TOYOTAの改善はいろんなところに伝播したが、農の世界ではとりこめずに居る。
そんな、製造業のスキルをさりげなく、農の現場に持ち込んだ組合員の奥方の作業が、VTR(YOUTUBE)になっている。

塾生の年限は三年。以降の選択肢は四本!

①農場スタッフとして残留する
②農場の一部などを活用して、地域で就農する
③農場で学んだ加工、商品を元に商人になる
④外で探す!

なにゆえ、三年としたかと云えば、理由は二点あります。
その1,三年間は農水から補助金が出る。
ゆえに、組合から何某かの別途報酬が出て、住居費がかからなければなんとか生きていける!受けれ入れ側も楽だし、塾生としての農業への心構えをする余裕ができる。
その2,半年で概要は掴めて、農機具もそこそこになる。
一年も要しないで、農業との相性は認識出来ますし、四季を通じての作業も認識出来る! むろん、最初から即戦力として収穫やら植え付けはやってもらう。二年で基礎技術を身に付け、三年目は自己の就農計画を企画し、事業計画を作成し、新たな塾生の指導もおこなう。

耕すだけの農業の時代は終焉です!

戦後から昭和にかけての農業は、主食である米の増産!だけが目的のようだった。
戦中、戦後の食糧難の時代を官民あげて克服しなければならない時代であり、米は、全量政府が買い上げて、農協の倉庫に入り、即日資金化。
胃袋が満たされると、食の多様化が進んだのは、ご案内のとおり。
これからの農業は、耕す!は、まったく異質の言葉になります。
むろん、土を肥やす本来の意味の追求は当然、必須!プラス!
・土壌微生物が土を耕し肥やす、手伝いをすること!
・食べてくれることで大地を護ってくれる生活者のみなさんを農場に引き込
 むこと。
・生活者の皆さんとの農産物流通の橋渡しをしてくれる、小売や流通の皆さ
 んとの共通の土俵をつくること!
・戦前から続いた農業の概念から脱却すること!
なんぞが必須になります。

企業と都会暮らしで学んだスキルと思いを農場運営に投影してほしいと願っている。愉しい日々、ワクワクする日々を構築して欲しい!
そう・・・新風を吹き込んで欲しい。
それくらいの氣概が無いと塾生として受け入れられない!

むろん、先にも書いてるように、受け入れ側も意識改革をしておかないといけない! 彼ら、彼女らを労働力としてではなく、スキルを持参したパートナーとして育てないとね。
農業・農村に明るい未来像を描けるのは、既存農家と新規就農の諸君との協働作業になります。

パステルカラーの似合う農場がいいね!

次回は、農場全体を考察してみる!







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