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8月15日 77回目の敗戦の日

世間では終戦記念日と呼んでいるようだが、明らかに敗戦の日。
2月に翻訳出版されている書籍。
三部作の最後のようだが、先日、図書館に水戸二連隊関連書籍を探しに行った折に借りてきた。10ポイント前後の小さな文字がびっしりと書き込まれた書籍。


サイパン、テニアンからのB29の無差別爆撃を正当化した報告書が挿入されている。東京も含め、地方都市が無差別爆撃で慄いている折に、サイパン・グアムでは、連日、連夜映画が上映され、大リーグやプロボクシングのエキジビションマッチが行われ、兵士により編成された野球やバスケの試合に熱中していた有様が詳細に書かれている。

サイパンのB29飛行場。米国の軍需産業の凄まじさが垣間見える

米国の従軍記者が書いたとされているサイパン~ペリリュウ~硫黄島~沖縄の書籍を探したが、見当たらなかった。
最近思うこと。狂氣のFルーズベルト⇒トルーマンの両大統領が目論んだイエローモンキー撃滅計画が大陸にあり、こちらも狂氣の1億玉砕竹槍を煽った大本営があった。狂氣と狂氣のせめぎあいは、物量と戦略に勝る米国の思惑どおりに進んだ。
米国人の書いた戦史を読むと、海兵隊、陸軍、海軍を問わず、降伏せず、玉砕を選択した日本人に対する恐怖が底流に流れている。戦略に長けている米国人の真骨頂が、GHQの遺した東京裁判であり、憲法であり、WGIPだったのかと感じる。米軍の海外駐留は25万人を超えると云う。自衛隊員は20万人前後ゆえ、自衛隊を凌ぐ軍人が海外に駐留していることになる。そのうち、日本には5万人の米軍が駐留し、海外最大とされている。
大東亜戦争時の怯えが二度と米国に立ち向かわないようにとの思惑が透けてみえる。真の独立は、核保有でなく、米軍が駐留を止めた時であろうが、永遠に無きやに感じる。そんなことを教えてくれる米国人の書いた日米戦記。

そんな77回目の敗戦の日を、71歳で迎えている。嗚呼!!かな?
4時35分。今朝も定時にヒグラシが鳴き始めている。


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